アストラムライン

あすとらむらいん

広島県広島市にある、広島高速交通の新交通システム。

概要

広島市中心部と北西部の住宅地とを結ぶ足として、広島高速交通が1994年8月20日に開業した新交通システム(AGT)方式の鉄道路線である。正式な路線名は「広島新交通1号線」。

全列車各駅停車・ワンマン運転。かつては急行運転も行われていたが、速達性不十分で2004年に消滅している。

広域公園前からJR西広島駅方面への延伸を計画しており、当該区間7.1kmは2036年の開業を目指している。現在営業中の本通～広域公園前間18.4kmは複線となっているが、建設コスト削減のため新規開業区間は単線で建設される。

更に西広島駅～本通駅まで地下区間として開業させ環状運転をさせる構想なども存在する。

広島の地下鉄路線

路線のほとんどである県庁前～広域公園前間は「軌道法」に基づき建設されたが、本通～県庁前間の1区間0.3kmの建設は国土交通省の補助金制度「地下高速鉄道事業費整備補助」を活用、「鉄道事業法」が適用されこの区間のみ「地下鉄」として扱われている。

運営会社の広島高速交通は日本の地下鉄事業者が加入している社団法人「日本地下鉄協会」にも加入している。

駅一覧

駅名	乗り換え路線	備考
本通	広島電鉄宇品線(本通電停)
県庁前	広島電鉄本線・宇品線(紙屋町東電停・紙屋町西電停)
城北
新白島	山陽本線(JR西日本)
白島
牛田		副駅名は「ビッグウェーブ前」
不動院前		副駅名は「比治山大学前」
祇園新橋北
西原
中筋
古市
大町	可部線(JR西日本)
毘沙門台
安東		副駅名は「安田女子大学前」
上安		副駅名は「動物園前」
高取
長楽寺		副駅名は「交通科学館前」
伴		副駅名は「広陵学園前」
大原
伴中央
大塚		副駅名は「市立大学口」
広域公園前		副駅名は「修道大学前」

使用車両

• 6000系：6両編成23本。形式は製造年の「平成6年」から。電機子チョッパ制御。
• 1000系：6両編成1本。形式は製造年の「平成10年」から。VVVFインバータ制御。
• 7000系：1000系・6000系の代替用として2020年より順次投入される。

関連イラスト

アストラムラインbyむかいかわず

こんな車両なら、一緒に出勤したいものです【日刊桐沢】by桐沢十三無題byこげ焼

関連リンク

1.アストラムライン「西広島延伸」駅の基本設計へ 工事着手めざし手続き進む

関連項目

新交通システム　AGT　第三セクター　地下鉄　高額鉄道

ICOCA