概要
名古屋市交通局が運営する地下鉄。1957年11月15日に東山線の名古屋~栄(当時は栄町)が開業したのが始まり。守山区をのぞく名古屋市15区と日進市に路線を持ち、いずれも公営の地下鉄としては都営地下鉄に次ぐ規模。
営業キロ数は93.3km、駅数は87駅。現在は6路線で営業中。
初乗り運賃は210円。また、非冷房車も2000年まで残っていたという歴史も持つ。運行時間帯は午前5時30分から翌日午前0時30分までと、新幹線の運行時間帯並みに決められている。東山線については終電を繰り下げて運転する日がある(現在は設定休止中)。
JR東海とは対照的に早い段階から多言語対応を進めている。路線ごとで進捗具合にバラつきがあるが日本語、英語に加え、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、ポルトガル語の案内を用意している。
路線
路線記号 | 路線名 | 区間 | 距離数 | 駅数 | ライン色 |
---|---|---|---|---|---|
H | 東山線 | 高畑~藤が丘間 | 20.6km | 22駅 | 黄色 |
M | 名城線 | 金山~栄〜大曽根~新瑞橋~金山間 | 26.4km | 28駅 | 紫色 |
E | 名港線 | 金山~名古屋港間 | 6.0km | 7駅 | 紫色の二重線 |
T | 鶴舞線 | 上小田井~赤池間 | 20.4km | 20駅 | 水色 |
S | 桜通線 | 太閤通~徳重間 | 19.1km | 21駅 | 赤 |
K | 上飯田線 | 平安通~上飯田間 | 0.8km | 2駅 | ピンク |
名城線は日本の地下鉄では唯一の完全な環状運転を行う路線である。
東山線、名城線、名港線は第3軌条集電方式(直流600V)、それ以外の路線は架線による集電(直流1500V)。
現在の保有車両
鶴舞線と上飯田線では名古屋鉄道各線との相互直通運転が行われており、鶴舞線には名鉄犬山線及び豊田線の100系・200系が、上飯田線には名鉄小牧線の300系が入線する。
運賃
区間 | 対キロ数 | 運賃 |
---|---|---|
1区 | 初乗り-3km | 210円 |
2区 | 3km-7km | 240円 |
3区 | 7km-11km | 270円 |
4区 | 11km-15km | 310円 |
5区 | 15kmを超える区間 | 340円 |
地下鉄全線24時間乗車券は地下鉄が日にち関係なく24時間乗り放題となる。
料金は大人740円、子供370円となる。
バス・地下鉄全線1日乗車券はバス・地下鉄が双方で1日乗り放題となる。
料金は大人870円、子供430円となる。
ただし、ドニチエコきっぷ(週末と祝日と8日限定)でもバス・地下鉄双方で1日乗り放題。
料金は大人620円、子供310円となる。
非定期利用で複数の駅を行き来する際には1日乗車券の方がお得。
関連項目
高松琴平電気鉄道 - 中古車両譲渡先のひとつ