概要
福岡市交通局が運営する地下鉄。正式名称は「福岡市高速鉄道」、旅客案内上の呼称は「福岡市地下鉄」である。1984年に日本の地下鉄で初めてワンマン運転を開始した(ただし103系1500番台を除く)。
JR九州の車両が乗り入れることもあって車両内装がスマートなのが特徴。
路線
空港線 姪浜駅~福岡空港駅
福岡市の繁華街である天神・中洲や副都心である西新などと玄関口である博多駅・福岡空港を結んでおり、利用客が多い。姪浜駅からはJR九州筑肥線と相互直通運転。
→福岡市営地下鉄空港線参照
箱崎線 中洲川端駅~貝塚駅
空港線と西鉄貝塚線を結ぶ。沿線には福岡県庁、筥崎宮、九州大学馬出キャンパス(医学部・大学病院など)等が立地し各施設等の利用客がある。しかし、九州大学のメインキャンパスであった箱崎キャンパスは2018年に伊都地区(JR九州筑肥線沿線で福岡市西区と福岡県糸島市にまたがる地域)に移転をほぼ完成させたため、その後は大幅な利用客減が予想される。
七隈線 橋本駅~博多駅
「ななくません」と読む。ミニ地下鉄を採用。福岡市西南方の住宅街や福岡大学・中村学園大学などの大学と博多を天神経由で結ぶ。かつては空港線・箱崎線と直接接続する駅がなかったため、開業当時の終点であった天神南駅とその近傍にある空港線天神駅との間で連絡運輸設定がなされていた。
運賃
区数 | キロ数 | 運賃 |
---|---|---|
1区 | 1km – 3 km | 200円 |
2区 | 4km – 7 km | 260円 |
3区 | 8km – 11 km | 300円 |
4区 | 12km – 15 km | 330円 |
5区 | 16km – 19 km | 350円 |
6区 | 20kmを超える区間 | 370円 |
尚、1日乗車券は大人が620円、子供が310円となっている。
福岡市は市バスの運営を行っていないので事実上、地下鉄のみとなる。(市内のバスの多くは西鉄バスが運営している。)
尚、小学生(12歳未満)未満の家族がいる際に販売される『ファミちか切符』も販売されており、こちらは1000円と販売されている。
小学生未満の子供は複数いても問題ないが、中学生以上の大人は2名までと制限されている。
シンボルマーク
福岡市地下鉄では、地名や周辺の名所にちなんだシンボルマークを各駅ごとに定めている。地元のグラフィックデザイナー・西島伊三雄氏のデザインだが、七隈線にしては伊三雄氏が2001年に死去したため、息子の西島雅幸氏が後を継いで完成させた。
全駅のシンボルマークは公式ページで参照できる。2011年からは駅ナンバリングと併用されることになった。
関連タグ
はやかけん 地下鉄 OsakaMetro 名古屋市営地下鉄 東京メトロ 都営地下鉄 京都市営地下鉄 札幌市営地下鉄 横浜市営地下鉄