概要
1981年の地下鉄1号線(現:空港線)開業より、運用されている(箱崎線でも使用)。国鉄(現:JR九州)筑肥線への直通運転にも使用されるため、設計は国鉄が関わり、主要機器や内装などの仕様はは国鉄201系をベースにしている。また、日本の地下鉄車両では始めたワンマン運転に対応した車両である。
車体
国鉄筑肥線に乗り入れることから国鉄の電車と同じ20m級車体。上記の通り、201系をベースに作られているが、海岸近くを走る筑肥線と直通するため、201系とは違いセミステンレス車体(枠組みが普通鋼、外板がステンレス)となっており、車体側面はビードプレス加工がされている。車体には、玄界灘をイメージした白と青のラインを巻いている。
先頭車両には非常用扉があり、扉の窓は当初縦長だったが、ワンマン運転への対応工事の際、小型の窓に交換された。(なお、更新工事⦅後述⦆で窓の長さは元に戻っている)
更新工事
1997年より、製造から15年経ったため、更新工事が行われた。主要機器を電子機チョッパ制御から2000系第24編成で初採用されたIGBT素子のVVVFインバータ制御に交換。また、内装も車いすスペースを設けるなど大規模な改装がされ、1000N系に形式が変更された。
廃車
第11編成は1985年8月7日、乗り入れ先である筑肥線姪浜〜今宿(当時下山門駅は未開業)間で踏切事故に遭遇し1522号車が大破、車体が「く」の字に折れ曲がって修理不能とされ廃車となり、1年後に同一車号で代替新造が行われている。
その後老朽化に伴い、2024年より新型車両4000系の導入によって同年12月の第16編成を皮切りに廃車が開始された。