概要
1993年の博多〜福岡空港の延伸に伴い、前年の1992年より導入された車両。福岡市営地下鉄空港線および箱崎線で運用されている。JR筑肥線への直通運転にも使用される。
車体
先代の1000系に準じた設計ではあるが、1000系がセミステンレス構造(枠組みは普通鋼、外板はステンレス)だったのに対し、本形式はオールステンレス構造(枠組み、外板ともにステンレス)となっており、車両の耐久性が向上している。先頭車は1000系に比べ、やや丸みを帯びた形状になっており、灯具類は長方形に変更された。また、地下を走るために緊急脱出用の非常用扉が先頭車両に設置されている。他にも、1000系とは違い、前面は窓や貫通扉が目立たないように黒い塗装がされているのも特徴。さらに、ステンレス車両にしては珍しく先頭部もステンレスで製作されている(通常、先頭部のみ普通鋼やFRP製である事が多い)。乗務員室の横には福岡市交通局のマークと「SERIES 2000」の文字が貼り付けられている。
更新工事
製造されてから20年以上が経過したため、2015年から2023年にかけて更新工事が行われた。VVVFインバーターの更新や、車内のLCD取り付けなど、機器や内装ともに大幅に手を加えられて、形式名も2000N系に改められ、運用を開始した。