名古屋市交通局が東山線で運用していた5000形の老朽取替を目的に2008年より営業運転に投入した車両。
5050形以来16年ぶりの東山線向け電車である。
性能
6両編成で両先頭車が付随車の4M2T構成。三菱電機製のIGBT-VVVFインバータで1機の出力75kwのかご形三相交流誘導電動機を駆動する。
車体はステンレス製で、組み立ては日車式ブロック工法を採用。製造コスト削減のためか直線を多用したデザインとなっている。
変遷
第1編成は2007年11月に交通局へ納車され、試運転を経て2008年3月より運行開始。
その後2010年度までは1年度に1編成ずつのペースで納車され、2015年度中に開始予定のATO導入とホームドア設置に間に合わせるため2012年度には6編成が、2013・14年度は5編成が、2015年度に1編成が納車されて全編成の投入を終了。
N1000形の投入完了により5000形は全車退役した。