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概要編集

鉄道事業のほか、旅客自動車運送事業(高崎市内を中心とする路線バスの運行)、貨物自動車運送事業(群馬県内及び埼玉県内の郵便物の輸送)、広告宣伝業、不動産業も行う。

1895年に上野鉄道(こうずけてつどう)として設立され、1897年に開業し同年中に高崎~下仁田間が全通した。現存する日本の地方民鉄(大手以外の民鉄)路線のなかでは、伊予鉄道についで二番目に早く開業している。

古くは高崎の地元資本に加え、三井財閥の資本も設立に関わった。

さらに下仁田から余地峠を越えて佐久鉄道(現:JR小海線)の羽黒下まで延伸する計画を立て、社名を上信電気鉄道に改称した。当該区間の工事と路線営業のための免許を取得したが、世界恐慌により頓挫。中込方面へのバス路線を開設しただけで(後に廃止)、鉄道の延伸は実現せずに終わった。


駅一覧編集

高崎~下仁田間、33.7kmの上信線を営業。現在はワンマン運転・2両編成の普通列車のみの運行だが、かつては準急・急行などの優等列車の運行のほか、単行・3両編成での運用があった。


現在の車両一覧編集

車両は西武鉄道JR東日本からの中古車のほか、自社発注車両が現役である。

中古車編集

  • 500形:西武101系(西武新101系)から改造・移籍。
  • 700形:JR東日本107系を購入・改造。5編成が在籍し、それぞれ桃源堂ラッピング、下仁田ジオパークラッピング、ホワイトタイガー塗装(群馬サファリパークラッピング)、107系100番台塗装、コーラルレッド+青帯となっている。

自社発注編集

  • 200形300形:一部非冷房。200形は700形投入前の時点で2次車のデハ204号とデハ205号が在籍していたが、700形の投入により現在は休車。クハ303号は冷房化改造された車両で250形(主にデハ251号)と編成を組んでいたが、こちらも現在は休車となっている。200形2次車2両は東武3000系の廃車発生品を用いて両運転台化改造されている。
  • 250形:200形の増結としてデザインを変更して登場。それまで残っていた旧型車を一掃した。デハ251号は2020年に新製時の塗装に変更された。デハ252号は1000系クハ1301号と編成を組み、一時は中間となる高崎側のワイパーや幕が撤去されていたこともあったが、2022年に単行での使用に備えて再び設置された。
  • 1000系:第17回ローレル賞受賞車。3両編成で登場したが、改造により2両編成化され、残るクハ1301号は250形デハ252号と編成を組ませた。クモハ1001-クモハ1201の編成は2021年の踏切事故で現在は休車。翌年には同車がまとっていた桃源堂ラッピングが700形701編成に施されており、今後が危ぶまれている。
  • 6000系クロスシートで登場したが、2005年に通路幅の確保と優先席設置のためロングシートへ改造された。
  • 7000形:2013年登場の最新鋭。VVVF制御で、現在の車両では唯一のセミクロスシート。

関連項目編集

鉄道 群馬県 中小私鉄 新潟トランシス マンナンライフ 下仁田ネギ 富岡 富岡しるく 富岡製糸場


中曽根康弘:元首相である中曽根松五郎が昭和30年代はじめに社長を務めた。


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