概要
上信電鉄が老朽化著しい150形(元西武401系・801系・701系)を置き換えるべくJR東日本で廃車となった107系100番台のうちR7・8・13・14・15・16の6編成を購入し、自社線運用に適した改造を施したもの。
改造内容は
- 運転台にワンマン運転用ドアスイッチの取り付け
- 客室へ自動両替機能付運賃箱、整理券発行機、LCD式車内案内表示器の設置
- バリアフリー対応スペースの新設
- 座席・化粧板の更新
- 汚物処理装置・水タンクの撤去
- 先頭部の貫通幌、渡り板、自動解結装置の撤去
- 連結器を密着自連へ交換
- スカート開口部の閉鎖
- 転落防止幌の追加
- 上信電鉄仕様の無線アンテナの設置
- 方向幕をフルカラーLEDへ交換(704・705編成のみ)
- 屋根上のベンチレーター撤去(701・702編成は対象外)
など。
2020年現在は701~705の5編成が運用入りしており、それぞれ塗装が異なる。
- 701編成(R7):アイボリーとグリーンのツートンカラー→玩具メーカー・桃源堂のラッピング広告
- 702編成(R13):アイボリー一色の車体に下仁田ジオパークのラッピング広告
- 703編成(R15):ホワイトタイガーをイメージした群馬サファリパークの全面広告
- 704編成(R16):JR時代の塗装ほぼそのまま
- 705編成(R14):コーラルレッド一色の車体に濃紺色の帯を巻く旧上信電鉄色
なお元R8編成は改造を受けず、部品取り車として高崎駅構内の車両基地に留置されている。