概要
北陸交通は小松バス(旧尾小屋鉄道)子会社の観光バス事業者として2005年に新旧分離により発足した。
北陸鉄道陣営の一員として親会社の小松バスや北鉄航空と協力関係にあり、また本社と車庫は北陸鉄道子会社の北鉄金沢バスの野々市営業所と共用していた。
元々の会社の頃の1961年時点では北陸鉄道と対立関係にあり、経営の混乱をついて北陸鉄道の路線と並行する路線申請を行い乗合自動車事業に参入しようとしていた。その後1971年4月に(2005年までの法人に)改組しているが、その時点では名古屋鉄道(名鉄)が筆頭株主で北陸鉄道は2位の株主だった。
また、1990年代後半までタクシー事業にも参入していたが、同じ名鉄系の石川交通に統合してもらう格好で撤退した。
北陸鉄道の関連会社見直しに伴い、2021年6月30日をもって消滅した。
ネタ
組織変更前の旧会社時代は名鉄の関連会社らしく三菱ふそうのバスで固められていたが、同じ名鉄の関連会社でありながらふそうの導入にはあまり積極的とは言えなかったうえになぜか呉羽自動車を避けていた北陸鉄道とは対照的に、呉羽自動車が手掛けたものを積極的に購入していた(例えばスケルトン観光バスのサンシャインは北陸鉄道での採用実績なし)。