概要
JR東日本の交通系ICカード『Suica』に描かれているマスコット。南極生まれだが、何時の間にか都会に出てきたという設定。モデルはアデリーペンギンで好物は魚肉ソーセージ。
JR西日本におけるICOCAのマスコットであるカモノハシのイコちゃんとは異なり、オリジナルキャラクターではなく既存のさかざきちはる(坂崎千春)氏の絵本に登場するペンギンを起用したものである(1998年発行の『ペンギンゴコロ』が初出で、坂崎氏はこれ以外にも『ペンギンジャンプ』などペンギンにまつわる絵本を出している)。
このこともあり、このペンギンの著作権表記の筆頭はJR東日本ではなく坂崎氏の名義となっている。
「それぞれの生活者が所有するICカードの分身」という観点から固有の名前はあえて設定していない。
そのため、JR東日本の商品展開では「Suicaのペンギン」の呼称が使用されており、Pixivのタグでもこの表記の使用が一般的となっている。
なお、よく似たペンギンにスイッピーがいるが、作者が同じだけであくまで別キャラクターである。
シンカリオンにおけるSuicaのペンギン
CV:金魚わかな(60話でのボイスレコーダーの声。速杉ハルカと兼任)、山寺宏一(63話でのレコーダーの声。東スバルと兼任)
アニメ「新幹線変形ロボ_シンカリオン_THE_ANIMATION」でも53話より初登場(作品の都合上、JR東日本を筆頭にしたJRグループが全面協力しているため「パロディの類」で登場している訳ではない)し、新幹線超進化研究所総合指令部総指令長東スバルの話し相手兼癒しとして総指令長室ロッカー内で秘書のハルナにも内緒で飼われている…が、63話でフタバ達との相互映像会話の最中に知った様である。
無表情と思われがちだが、嫌々な時は口元がへの時に曲がり、嬉しい時は口角が微妙に上がる。60話ではホクトと出水を伴い桜島の地底世界へ赴く為の直訴をしに総指令本部へ来たハヤトを除くアキタ達の前に現れ(当然全員が真っ白けに)、首から変声機内蔵スピーカーを下げて彼の身代わりを務める。東京駅中央迎撃システムの起動許可を求められた際はシンカリオン運転士達に姿を見られるかもしれない危険性から再び身代わりに立てられた。
キリンとの最終決戦で、名古屋から東京にルクスヴェテを用いた光のレール精製をアズサからの動画配信によって協力を求められ、総合指令部もこの作戦に参加。スバルも率先して、ペンギンを人目もはばからず連れてきて粒子の増産に務めた(手を繋ぐだけだが…)。
『続編』でも健在だが、何故かスバルは不在で、出水がひとり室内でメーテルやソウヤと通話していたが、後に「総指令長の職は東スバルから出水シンペイへと移譲されていた」事が、第29話にて判明した。