CV:山寺宏一
概要
『新幹線超進化研究所総合指令室』総指令長で、重要事項の最終的な総合判断と決定権は彼に委ねられ、瞬時に背広姿から指令長服へ着替える(何処ぞの長官の様に…)。出水やホクトら、各支部の指令長達の上司にあたる。
若くして一鉄道員から異例の速さで昇進し、あれよと言う間に気が付いたら初代所長の八代イサブロウの代わりに総指令長の座を引き受けトップに立っていた。
年齢不詳とされ、53話では『ツラヌキ』から「兄ちゃん」と呼ばれているが、『おしえて!シャショット』では出水やホクトより年上である事が示唆されている。
52話終盤後ろ姿のみ現れ、翌53話にて初登場、劇中の鍵を握る重要人物になる。上層部の古参連中をはじめ、秘書の『ハルナ』にも表面上周囲には近寄り難く厳格な人物と思われているが、クールを装い時折無意味な威厳を発動しながら、素は大袈裟だが軽く話し掛けるなどフラットな性格で実際は出張や視察と称して部下の付添や車の送迎を避けて各路線でプチ遠出と言う名の通勤移動する等、ある意味興味津々な性格をそのままに成長した『ハヤト』とも摂れ、好きなものもチキン弁当を推し、苦手なものは長時間の会議。東京駅で『ツラヌキ』達にクイズを出題中、その様子を聞き耳を立てて見て初邂逅をして鉄道パワー全開(数倍増し)で意気投合。
※ある意味合っていますが、セイリュウに対してはここまでぞんざいに扱っておりません。
『アズサ』からは「見た感じは凄く仕事が出来そう 人生仕事一筋 友達や遊びなんてそっちのけ 出世の為に周りとの競争に勝ち続けてきたけれど 気付ば誰も居なかった」と当たらずとも遠からずの憶測を突いている。
『ブラックシンカリオン』と『セイリュウ』の処遇に付いては自身も最良策を練ってはいたが、何事も全力で行う『ハヤト』達の行動が現在の組織の方針に成り立っている事を悟った様子で色んな意味でリフレッシュさせてくれたのもあり『東日本指令室』到着後直ちに行動や責任も全て受け入れた。
それ以降は名古屋をはじめ行く先々で彼らと出会うが、曰く「釣りバカ日誌の浜ちゃんとスーさんの関係」の様に『総指令長』と『シンカリオン運転士』という上下関係に縛られず自由で対等な関係を壊したくない願望から有事の際の直接対面は極力避けている。彼らには動物の飼育員とだけ言及。東海支部での『N700Aのぞみ』後任選出案件では『ハヤト』の繋ぐ力を信じ安易に強権発動せずに暫くの間静観。
傍らにはマスコットと言うべき『Suicaのペンギン』が相棒として執務室内のロッカーにおり、本音を語る相手兼癒しとして内緒で飼っているが、60話で『ホクト』と『出水』を『イザ』の元へ向かわせる手段を話に『アキタ』達が総本部へ来た事を(蕎麦を食ってる中で)知り、上記の関係を崩さない策として何時もと逆に自身がロッカーに隠れペンギンを身代わりに首から変声レコーダーを下げた形で言葉を交わし、その許可を了承。62話終盤でも一瞬現れ、翌63話では『東日本指令室』が『東京駅中央迎撃システム』の承認を取り付ける報を『ハルナ』から介され、今回もペンギンとレコーダー(+撮影機材)を用いて駅周辺利用者の混乱と撤退リスクを言及しながらも、初電までの期限付きで認可し発動。『カイレン』との最終決戦を間近で観る事となる。全ての『シンカリオン』が集結していながら苦戦を強いた壮絶な戦いにより指導員達に退避を促されるも、約束ギリギリの最後まで見守り続けた。
73話で再登場し、『キリン』との交渉が決裂。『ブラックシンカリオンオーガ』の都庁破壊で内閣府から『シンカリオン』の活動停止を言い渡された報を『出水』に伝えるも、管理責任者としての苦渋であった事が窺える。それでも現場で独自に動く『大宮支部』の思惑には「全力で赴くように」のレコーダー無しで励ましとの採れる言葉を掛けた。
76話では『ルクスヴェテ』による最後の攻撃に必要な『光のレール』を生み出す為の策に総指令部もペンギンを含め参加。決戦後、保護した『キリン』の説得交渉を時間を掛けても続ける『出水』の行動を見守っている。と同時に『ハヤト』とは鉄道仲間の友人としてLINE交換した様である。
『劇場版』でも『ソウギョク』の策で分断された『チームシンカリオン』の隙を突き、東京駅上空に現れた『メトロポリタン・ヴァルハラン』から出撃する『ヴァルドル』の足止めと封じ込めをする為に『中央迎撃システム』を再び展開させ、状況を見守った。
PVからのTVシリーズ挿入歌のみと思われていたが、遂に御大登場と相成った。しかし登場のタイミングが遅かったのか「エヴァ」コラボ回には出演出来なかった(中の人は加持リョウジ役でもあり、十分ネタにはなりそうだが)。
続編では
描写はないが出水に役職を引き継がせた。彼を後任に選んだ後どうなったのかは現時点では不明。ただ、30話で、『速杉一家が』イギリスのヨークに転勤していることが判明し、彼も追随する形(もしくは逆パターン)をとっていると思われるが、一方で、彼の性格上「激務のプレッシャーから解放されたいから『出水を後釜に据えて』隠居した」と考察する視聴者もいる。
また挿入歌もその都合、ハナビvarが流れるのみ。テレビ東京に移管されてる上、演者が山ちゃんなのでひょっとしたら....!