誰が師匠でも誰が弟子でもない みんなで教え合って助け合うのがシンカリオンの運転士だ!
概要
『新幹線超進化研究所』が所有する特殊任務ロボット『シンカリオン』を操縦する運転士(パイロット)を指す言葉。単に「運転士」とも言っているが、現実での定義では手で動かすのが運転手である為に『未知なる驚異から路線と乗客、国土を守る使命を持った戦士』の意味合いとも採れる。運転士達全員を纏めて『チームシンカリオン』と呼ばれる事もある。
戦闘中の仲間や、各支部の指令室に常駐するオペレーター指導員達と相互会話する為のインカム付きイヤホンに、乗り手の力や多少のダメージでも破れない厚みを有する専用のプラスチックショルダーアーマー付きゴム製スーツ(プロップデザインの方曰く「ちっとやそっとじゃ破れるスーツではありません(笑)」自身及びシンカリオンTwitter参照)を身に付け、身体の動きを直接伝えるマスタースレイブ方式で『シンカリオン』に伝達させる。後期開発されたスーツにはジャケットを羽織るタイプもあるが、基本的には脱げず、先頭車両の操縦席へ入室すると同時に眼鏡等の服飾品が無くなり自動的に装着されるが、降車すれば元の服装に戻るも、『キトラルザス本拠地』ではそのまま行動可能な例外がある(本来はウエットスーツを基本に様々な付属品や小道具を付けて改良を重ね決定稿にしようとしていた様だが、初期案で通過採用される。此を逆手に次作ではインカムとショルダーアーマーの一部を統一撤廃。装飾を追加付属)。同じ機体でも体格に合わせ装飾が追加される場合もある(N700Aとアイアンウイングが相当)。
シミュレーションゲーム『シンカリオン・シム』で最高得点を叩き出した者が『シンカリオン』を操縦する高い適合率を有すると云われ、現にハヤトが最高成績を挙げた事で誰も動かせなかった『シンカリオン E5はやぶさ』を初起動させ、初陣を飾る。彼が乗り込んだ後も怪物体『マッドフェリス』戦までは大人の運転士達が対処していたが(一応は設定もあったらしい)、『フロストツリーⅡ』、及び『アイアンスチーマー』戦以降は正運転士の座を『アキタ』と『ツラヌキ』両名に譲っている。2回の出撃から大人よりも子供の方が適合率が高いと判明後は全国導入版を筐体版も含め各地へ配布、随時ハイスコアラーが現れると各支部の指令長や整備長自らが現地確認、交渉と行動が移されるが、当人の意向が最優先される。何かしらの拘りと一芸に優れている傾向も強い。研究員の『ヒビキ』が彼らの要素を数値として検出した結果、個人差は有れど共通の波形パターンである事も解明され、後にハヤトの鉄道好きに肖って『鉄分』と命名。兄弟間でも潜在資質は極めて高く、五ツ橋兄弟と清洲兄弟が該当する(女子や姉妹間に関してはハルカやカガリ、ミユや霧島姉妹らが当てはまるも、ミクや、後輩に当たるメーテル以外にデータが無い為に未だ不明瞭)。後々になってアズサが計測器も無しに擬音混じりに適合率を割り出す特技が判明、高いモチベーションを有し、維持する人物が該当との結論に至る(只、後々になってシンの実姉アユも含め、多数の市民が鉄分の少なさから罠に掛かり石化される事態に陥る)。
研究所からは認識票も兼ねた『Shinca』と携帯専用の通称『シンカアプリ』も支給されているが、個々の私的目的優先から任務での情報を内外含め極力制限される場合もある。
だが、有人ロケットと同様に毎回『超進化速度』の凄まじい加速力から瞬間的にも身体が耐えられるのを前提で視力低下以外の持病や怪我も含めて虫歯一本有っても『運転士』には成れないらしい。即ち、ハヤト達は全員健康優良児である。ミクの場合は乗り物酔いが発覚したものの、酔い止めの薬で補い、後に長時間乗車や戦闘を克服する。彼ら以外にも『運転士』は地域の比率はあれど(プロ棋士や、サッカー選手等の候補者が想像している以上に)続々と発掘されており、『ホクト』や蓄積したノウハウを学んだ指導員の下で着実に力を身に付けてはいるが、神出鬼没に現れる『地の底より這い上がりし種族キトラルザス』から繰り出される虚を突かれたアプローチや次々現れる実力者の登場から『ハヤト』達もハイランク保持者として出動訓練や『シム』を定期的にプレイしている。
大人でも乗車出来るようにと試験的に開発された『シンカリオン 500こだま』を『ホクト』が京都へ長期出張後も不測の事態に備え訓練を積み重ね研鑽していたものの、矢張り総合数値に於いての適合率は低く、機体が諸刃の剣とも成りかねず『シンカリオン』各機との連携による短期決戦や『クロス合体』に主眼を置いている。
彼らとは別に『超進化電動貨物』や、『モードシンカンセン』状態の『シンカリオン』を各地方の支部、在来線車両基地、緊急時に捕縛フィールド内へ入線させる場合は『テスト運転士』なる人物達が代行運転して走らせている。
『キトラルザス』の頂点に立つ『カイレン』との最終決戦を制し、一応の決着を終わらせた為に必要以上の戦力を集中させない事等もあり、本来の生活に戻るべく帰郷する運転士も多く居た…が、案の定先遣隊の『キリン』が暗躍し始め再招集されたが、比較的短期で終結、『劇場版』までの約半年の間は一戦を離れ平穏無事に過ごしていた。
しかし、それも空しく外宇宙より『ヴァルハラン』が襲来。その不確定要素の脅威から数年後、もしもの備えから後継機と支援車両、後任の運転士育成は万全であったが、地球衛星軌道上から新たな勢力『テオティ』と『怪物体』が出現。唐突な事態だった為に機体は整えていたが、肝心の『運転士』は進級、進学、留学などで不在。時期を同じく一部のメンバーが空白期間中に適合率が低下してしまい、後進への指導、支援へ回った(続編ノベライズで、顕著に示された)。
が、オカルト好きの少年と、設計開発主任を親に持つ整備士少年との些細な出会いと経緯が、結果的に『次世代の運転士』達を召集する呼び水となる。新世代の活躍は先任者側でも『超進化研究所』の伝手で伝えられている。
運転士としてシンカリオンを動かせる者
E3つばさアイアンウイング - 月山シノブ、セイリュウ※
ドクターイエロー - 清洲リュウジ
※白長ラン及び白短ランは本編では出ないものとして月刊アニメディア2018年5月号のW表紙用に描かれたが、48話でリュウジ以外は公式設定され、新たにフタバ用と白い鉢巻が追加で作られている。
923ドクターイエロー-速杉ホクト(臨時でリュウジ)
E5はやぶさMKⅡ-速杉ハヤト
ブラックシンカリオンオーガ-キリン→(後にソウギョク→ビャッコ)
ALFA-X-少年ホクト
シンカリオン ハローキティ新幹線-キティ・ホワイト(?!)※5
N700Sのぞみ-?????
次世代の運転士
シンカリオンZ_N700Sのぞみ/N700Sヒダ-安城ナガラ・安城シマカゼ
シンカリオンZ_500こだま/シンカリオンZ_500オオサカカンジョウ-嵐山ギンガ
シンカリオンZ_ドクターイエロー:安城シマカゼ
シンカリオンZ_H5はやぶさ/H5ホクト:月野メーテル
シンカリオンZ 500 TYPE EVA/500ミュースカイTAPE EVA-碇シンジ
シンカリオンZ_500_TAPE_EVA-02-惣流・アスカ・ラングレー※6
ダークシンカリオン/ダークシンカリオンアブソリュート-碓氷アブト
シンカリオンZ_N700Sかもめ/N700Sソニックニチリン-中洲ヤマカサ
シンカリオンZ_E5はやぶさ改善型/シンカリオンZ_パーフェクトE5ヤマノテ-碓氷アブト
シンカリオンZ_E6こまち改善型/シンカリオンZ_パーフェクトE6ネックス-大曲ハナビ
※1.本編では所謂番外扱いだが、あの二人もE5やハヤトの存在を既に知っていた為に運転士と推測。後、1人が公式続編で判明。
※2.3人はOP後期追加映像及び2ndEDに於いて上述3体を操縦する。
※3.ハヤト達大宮組以外の誕生日は不明瞭だったが、オレンジページ発注の『日本を学ぼう!鉄道と旅カレンダー シンカリオンVer.』にミク、ホクト、タツミ、シンジ、セイリュウ以外の運転士の誕生日に印が付けられているが、後にミクとシンジはクラウドファンディング企画の超全集で、22年10月Twitterにてタツミ、ホクトと相次いで判明。
この日付は基の新幹線がマスコミに初めてお披露目された日や、入線した日らしいと鉄道知識の有るファンがシンカリオンTwitterで述べている。
※4.70話で鹵獲されたブラックシンカリオン紅の代換え機。
※5.劇場版以降に制作された短編PVや設定、続編16話より。
※6.パッケージイラストより。