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CV:浪川大輔

概要編集

 64話ラストにシルエットで登場した地の底より這い上がりし種族キトラルザスのひとり。キトラルザスのメンバーとしては作中一番最後に登場した。普段はセイリュウスザクと同様に金髪碧眼の青年姿をした人間態で、本来の姿は黒曜石がほうれい線の如く顔面に付き、首から下もゲンブ同様に侵食され普段から手袋を着用する。丸の内付近にあるビルの1室に潜伏。身長は出水よりも高身長の190〜200cm。イザ以上に地上慣れしているのか、オンザロックをも嗜む。


 シンカリオン運転士カイレンとの最終決戦を遠巻きながら傍観。ブラックシンカリオンとは全く異なる狭軌区間も走行可能な「謎の新幹線」ことブラックシンカリオンオーガを保有しながらも、自ら乗車しブラックシンカギアを携え戦地へ赴く場合もある。

ただし、両肩にトゲのようなものがあるパイロットスーツとおぼしきものは、パイロットスーツではなくキトラルザス態。


新幹線超進化研究所の存在を知りながらエージェントたちとは別に様々なアプローチを掛け続け、量産型のブラックシンカリオンナンバーズ黒いシャショットを投入。70話でカイレンやイザと同様の方法でハヤトたちと邂逅する。


 その正体は、十数年以上前に地上への移住をカイレンに提唱したキトラルザスのひとり。一族がことごとく人類の環境汚染で汚れた地上で生きるのは困難だと拒否したため、先遣隊としてたった一人地上へ上がったまま情報を与え続けていたが、収集と結論を待たずにカイレンたちがファーストエネミー事件を起こして以降は音信不通で行方知れずになり、地上の環境に適応できずに死んだと思い込んでいたことをスザクが述べている。


 カイレンと同様に地上を汚したヒトを許さない姿勢ではあるものの、彼とは異なり対話の道も残してあると2代目監督の弁である(『アニメディア』2019年6月号参照)。


 イザが人間だった頃、紛れもなく地上の人類の一員で超進化研究所の創立者であり初代所長の八代イサブロウを八代と呼んで度々研究所職員でも知られていない場所で接触し情報を共有し模索していた。


唯一想定外だったのは、一見して兵器にしか見えないシンカリオンを人類とキトラルザス双方に与え、運転士たちにすべてを託した八代が適合率という不安定で不明確なものをシステムに組み込んだことだった。それは第1期終了時にセイリュウも考え込んでいたが、第2期完結を経ても謎のままだった。


 潜伏中はどう云う経緯か不明だが倉敷イズモの下に滞在し、利害関係を築いていた。


 ハヤトを同志として迎え入れようと誘うが、力で支配することを見抜かれ交渉は決裂。オーガやナンバーズを引き連れ都庁を攻撃するも、ブラックシンカリオンに本拠地で決着をつけに九州まで戻されるが、再戦するためにクラシキ重工の隠し通路で追撃してきたE5MKⅡ、923ドクターイエローとも対峙し、東海支部地下から地方上空での総力戦の末に敗れ、超進化研究所の保護下に置かれたが、刑事訴追されたのか、あるいは脱走したのかは「劇場版」で語られることはなかったが、続編の第2期にて保護観察中であるのが判明。


 だが、トコナミの超進化研究所に所属していた頃を調べさせ、キトラルザスと接点があったことを知ったアストレアと裁判所にて邂逅し「ヒトとキトラルザスは共存し得ない」ことを語るが、「再び力を取り戻せばあなたはもう一度人類と戦う」と見込まれて枷を取り払う名目で強制的に巨大怪物体へ変化させられ不本意な形とはいえシンカリオンZと対決。Z合体したシンカリオンZ3機を相手に分離戦法により互角以上に戦いを繰り広げ、シンカリンオンとの戦い方を知り尽くしているのもあって圧倒し「やはりザガンの設計思想は間違っていたな」「人とテオティが共に開発したシンカリオンZを異種族のことを理解しようとしないお前たちに使いこなすことなどできない」とトコナミ自身が聞いているとも知らずにトコナミ(ザガン)の設計思想を一蹴する。


シンカリオンZの開発に関わりがあるとしかわからないザガンという名に困惑したシンたちだったが、実はザガンという人物がアブトの父・トコナミだとセツラに教えられ「勝手に決めるな!」「分かろうとし続ければ必ずどこかで線路は交わるはずだ」とシンたちが奮起したことにより形勢が逆転した。トドメのZグランクロスの閃光を浴びる刹那、かつて超進化研究所がシンカリオンの研究開発に舵を切った頃に八代の介添えでトコナミと邂逅していたが、武力による地上制圧を聞かされても人類・キトラルザス・テオティの共存を信じるトコナミや選ぶのはシンカリオンに搭乗する子供たちだという八代の言葉を思い出し、ヒトの真の力を身をもって知り次世代のチーム・シンカリオンにも敗れた。ゲンブと共に黒服に連れられ「ヒトにもテオティにも与さず、この星の行く末を見届けさせてもらう」と告げて去って行った。



外部出演編集

「シンカリオン」は現在の所スーパーロボット大戦の一部に客演しているが、キトラルザスはセイリュウを始めとした一部が出演するにとどまっているため、キリンも未登場。

しかし「X-Ω」では、何らかの目的のために『勇者特急マイトガイン』のブラック・ノワールを蘇らせていたことが示唆されている。


関連タグ編集

新幹線変形ロボ_シンカリオン_THE_ANIMATION


シャア・アズナブル…イメージソース。外見上のモデル。


麒麟がくる:キリンが本編に登場してからほぼ1年後に放送されたNHKの大河ドラマ。まさか本当に麒麟(キリン)がくるとは...(ついでに言うと主演の長谷川博己氏も端正な顔立ちがどことなくキリンに似てるような似てないような...)

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