概要
『新幹線変形ロボ_シンカリオン_THE_ANIMATION』に登場する所謂今週の怪人、敵ロボット、怪獣枠。
劇中より10年前に突如として出現し日本を攻撃してきた正体不明の存在(日本以外にも出現したのかは不明)。以降は日本中に敷設された沿線を疾走する漆黒の新幹線や、影から操る『地の底より這い上がりし種族キトラルザス』の代理人達が撒き散らす劣化した黒い微粒子『ルクスヴェテ』を付着した無機物や有機生命体をベースに寄せ集まって誕生する。粒子自体が生物と無機物両方の特性を宿している上に残留思念をも素材にしてしまう為にこの方法が採られる。どう言う目的で行動させていたかは不明瞭であったが、ハヤトとビャッコとの会話から滅びゆく種族が更なる進化と延命を模索させる手段として用いられていた事が判明する。
容姿、出現パターンは毎回異なっているが、大別を付けるなら、
- 無器物タイプ:一番手っ取り早い。周囲の複数の物体を組み合わせる、ひとつの物に集中させるもの。
- 有機生命体タイプ:原生生物からある程度知能を有する哺乳類まで器物一点集中型に近い。
- 有機、無器物融合タイプ:その名の通り両者の長所を取り入れたもの。無機物同士でも有効。
巨体なだけにシンカリオンで無ければ対抗できない。新幹線超進化研究所巨大怪物体進化行動研究チームはルクスヴェテを黒い粒子やナノマシン、現れる度にコードネームで呼称するが、回数の頻度が増す毎に行動原理や攻撃も進化をし続けているのでは?と推測、危惧されている。
しかし、たとえ同型や強化改良型が出現しても、怪物体は1度既に完成された存在である為に、それ以上の成長と進化の概念が施されていない。彼らにとっては『実験体』と称する。
カイレンら帰還組が戻ってきた事、ビャッコとゲンブが相次いで種族間の掟や策謀で石化し、セイリュウがそれらを理由に漆黒の新幹線と離反した為、以降は古代生物の末裔であるクレアツルスが投入される。
カイレン一派が一掃された後、新たなに現れた謎の新幹線もルクスヴェテを使い同様の手口で発生させるも、此方は1度は出現した個体を発生させるスタイルに変えている。
後に接触する『ヴァルハラン』と『テオティ』も極めて似た存在を創生させるが、前者はクレアツルスに近い別物と考えてもよく、後者はクサビ石の破壊を目的に基本は本来あった生物の姿を歪ませる形で発生させる。その容姿は所謂妖怪や、悪霊、架空生物に酷似する。
バリエーション
- ファーストエネミー(メイン画像)
初遭遇体。10年前に複数出現した土偶に酷似した怪物体。PVに登場するバチガミと同一個体かは不明。キトラルザスの初期侵攻時メンバーが直接乗り込み動かすタイプと無人操縦型の2タイプに大別される。此れに関しては顛末はどうなったかは不明であったが、58話の回想に於いて宮城県某所で半径1km圏内を火の海にしたが、活動限界が1分しか持たず、地上環境の適応と脆弱性が露呈し撤退した詳細が明らかになる。33話で再びトラメを要し那須塩原方面に襲来。目からレーザーを発し、右腕は有線ロケットパンチ、左手はドリルを繰り出す。大小様々有り、トラメVer.は青み掛かっている。
- ?
劇中1話より2ヶ月前に出現した怪物体。此方は詳細不明。
- レイルローダー
栃木県某所に出現した遮断機や給水タンクが寄せ集まって誕生した怪物体。体長は30m。防御能力が高く、E6、E7二体掛りで四肢を破壊、鹵確したが、東日本指令室格納庫内部での解析中に再起動。
E5はやぶさの初陣の相手であったが、カイサツソードの横一線により交戦時間はたった10秒という異例の早さで倒される。
以降はシンカリオン・シムによるシミュレーション訓練の標的にも使われるが、シャショットのAIを利用するスザクの策謀から同型のレイルローダー2を出現させている。
エイリアンのたまごでは通常型、共闘ことばRPGコトダマンでは2が登場する。
- マッドフェリス
福島県にある廃遊園地のアトラクションが寄せ集まって誕生した怪物体。体長は約50m。ゴンドラ部分から放つ閃光による全方位攻撃と下部の主砲による一撃を繰り出す。防御能力がレイルローダーよりも高くカイサツソードの斬撃を全く寄せ付けなかったが、グランクロスとのビーム同士の応酬で競り負け撃破される。これ以前の怪物体は深夜にしか出現しなかったが、以降は白昼堂々現れるようになる。
- フロストツリー
宮城県名取市、仙台-白石蔵王間のトンネル付近で発生した怪物体。捕縛フィールド内は既に猛吹雪の状態で、樹氷を瞬時に身代わりにしながら爪を遠方へ放つ。胸部に動力源らしき物体が指令室内のサーモグラフィーで確認されている。初の局地戦闘と特殊攻撃に翻弄されるハヤトだったが、E5内部にはアキタが乗り合わせていた為に彼の経験から動きを予測されグランクロスで倒される。
しかし、動力源を現地スタッフは徹底的に野捜ししたものの、根源である黒い粒子『ルクスヴェテ』を欠片ひとつ見付けられなかった。
- フロストツリーⅡ
ゲンブがフロストツリーをベースに強化した改良型。前回と同じ場所で発生させているものの、胸や膝にはプロテクターを纏い、両手に剣を握り、両肩に矢先状の弾を砲門から放つが、口から放つ冷気はE5すら凍結させる能力を持つ。また、体表は周囲を氷点下80℃以下も下げる。コア自体は胸部でなく頭部に移されていたが、アキタがE6で救援に駆け付けE5の氷塊を破壊。カイサツソードで動きを封じ、フミキリキャノンで急所を貫く連携攻撃で撃破される。
- アイアンスチーマー
石川県白山市内(※1)の公園に置かれていた蒸気機関車D51をベースにゲンブが漆黒の新幹線と怪物体化させた。体長推定40m。明らかに対E5、E6戦を想定しておりカイサツソードの斬撃やフミキリキャノンの砲撃を物ともしない防御能力と、光の改札機や捕縛フィールドを破壊可能な突進力を持ち合わせる。ツラヌキが乗車したE7の参戦があっても予備電源すら全て使いきらせるタフネスさがある。底部の主砲だけでなく炉心部を銃身にした隠し武器を持つものの、シャリンドリルで砲身に突入、撃破された。
だが、65話で謎の新幹線によって素体が無くとも発生させたが、突進力は健在であった。
- スターストリーム
東京湾付近に出現した怪物体。体長は30m。原生動物ヒトデの能力を再現し、切断されても瞬時に切られた部分から再生する。原子レベルまで破壊しなければならない難敵。遠距離に対して近くに取り付き、接近戦に挑む奴にはビームで対処するという嫌らしい攻撃方法を仕掛ける。
一体目のスターストリーム撃退後、セイリュウが行ったデータ収集のおかげで3体の別個体が誕生。3体のシンカリオンと同色になっており、無論3体のシンカリオンの弱点を突いた。だが、ハヤトの懸命な想いによって生み出された真の適合率の高さによる連携によってグランクロスで全てを撃破された。
- フュリアスフレイム
ゲンブが新潟県内の火祭りで使用した火の粉を漆黒の新幹線の黒い粒子で時間を掛けて集約させて怪物体化。シンカリオンと同サイズの25mクラスで、容姿が般若面の歌舞伎者である。粒子が火力の源である為に並みの消火でも消せない炎を纏っており物理攻撃が一切効かない。口から吐く高熱火炎と、掌から熱光球を放つ。戦闘前にシャショットと対立してしまいE5は本来の力が出せず機能停止してしまうも、ツラヌキの渇で互いの信頼を取り戻す。ハヤトは彼の一言から着想を得て理科の実験で習った事を実践、指令室に捕縛フィールドを縮小、真空に近い状態へ気圧を調整させ、火の威力を減衰させてE7とリンク合体。シンカリオン二体分のエネルギーを集めたグランクロスで撃破する。
- マイティクラブ
ゲンブが岩手花巻方面に出現させた蟹の怪物体。体長35m。殻はシャリンドリルやカイサツソードすら通さない防御能力と怪力を誇るが、E6のフミキリガン・バーナーモードで焼き蟹にしたものの、完全に熱を通さなかった事で数時後には脱皮して復活。体長も一回りデカくなった上に防御能力も更に上回り、ハサミを瞬時に鎌や盾、五指へと変形させる。
負傷したツラヌキの何気ない一言からリンク合体したE5+E6の超カイサツソードで略全ての脚を切断、グランクロスで粉砕された。
- ワイルドボア
シンカリオンの移動能力を逆手にとってセイリュウが各個撃破を目論み山形県大沢に出現させた怪物体。体高40m。シノブでも仕留められなかった隻眼の猪をベースにする。
突進力はアイアンスチーマー以上で、腹部にバルカン砲を生成し劇中初めて捕縛フィールドを突破された。E3の存在を悟らせずE6に警笛で水沼ダムに誘き寄せられてワイヤートラップに嵌まりフミキリシュリケンの投擲で撃破される。主は元に戻り、森の奥深くへ帰っていった。
- プログレスクリーナー
セイリュウによって吸引力が高い掃除機をベースにした怪物体。全長30m。通常は無起動状態だが、一旦動き出すと、攻めた相手も含め全てゴミと認識して両掌のヘッドブラシからあらゆる物体を吸引する。その特性をいち早く見抜いたハヤトは先制攻撃したE6、E7を撤退させた上でキントキに助力を申し上げ、彼により吸われたシャリンドリルの残骸とグランクロスの微細粒子との異なる混合物による内部破壊を提案、途中E3も参戦し、フミキリシュリケンが加えた回転で増幅されたグランクロスのエネルギー波は許容量を超えており爆発四散した。
- PSYディーバ
スザクがお台場で公演中のアイドルグループ『スーパー・スパイス』のライブ会場に有った女神像を黒い粒子で怪物体化させたもの(PSYは「サイ」と呼ぶが、本家PSYと関係は恐らく無い)。女神像に近い見た目で、電脳の少女ロボに登場出来る可愛らしい容姿であるが、スザクの指示に加えて勘が鋭い。姑息な手をやる輩には手にした杖での遠距離攻撃を繰り出す。
スザクに人質を取られたため容易に手出しができないハヤト達を追い込んでいたが、リュウジのN700Aのぞみによって人質は助けられ、アドバンスドモードのドラゴンナックルで倒される。
- ロープスパイダー
ビャッコが北海道函館山付近で蜘蛛とロープウェイを融合させ怪物体化させた。全長25m。口からワイヤーロープを吐き出し蜘蛛の巣を作り捕縛フィールドを破壊しようとするもミクが駆るH5はやぶさと戦闘に突入。東日本指令室のシンカリオンも到着したものの、張り巡らせた巣のバランスの悪さに悪戦苦闘してしまう。その隙も有ってH5のカイサツソードで両断される。
- ロープスパイダーⅡ
遠方からハヤト達を出撃させる策に失敗したビャッコがシンカリオン全てを鹵獲する為に再び生み出した怪物体。前回と同じ様に見えるが、全長が推定45mと更に大型化し、冷凍保冷車も組み込まれてもおり腹部から凍結攻撃も可能。素早く移動もでき、口からワイヤーロープを吐き出すのも健在で、無数のワイヤーを一吐きで絡めとりシンカリオンすら拘束させるが、此には黒い粒子と併用しエネルギーを吸収する能力も付与される。
しかし、H5が巣の要部分を切り落とし体勢を崩された隙にE5に光の改札機で逆拘束された上でダブルカイサツソードの斬撃により撃破される。
- ビッグアイ
ビャッコが大阪道頓堀川上空にレンズとたこ焼きと云うあり得ないモチーフで融合させた怪物体。不気味な球状から中央が割れ眼球形態になる。楊枝に似た追尾型ビットで正確に急所を貫きE6とE7の駆動部を止めて動けなくさせ、内部は粘着性の強いゲル物質で構成しており、物理攻撃をも無効化させたが、零距離からのグランクロスで内部を硬くしたものの、エネルギーを全て使い果たし停止。再起動を果たして止めを刺される寸前に駆け付けたN700Aにエアロダブルスマッシュで中心核を直撃、撃退された。
だが、66話では謎の新幹線によって狭軌区間の川越線にて再出現。攻撃力は上昇するもフミキリライフルとオオマガリグランクロスの連撃で撃退される。
- スカイハイ・ギガ・ブースター
ビャッコが九州のNEOスペースワールドに展示してあったロケットを怪物体化させたもの。捕縛フィールドから放たれる光を交わせる音速を超える速度を持っており、頭部モノアイから直線と拡散状のビームを放つ。空を飛べずフィールド外から嬲る様にE5らを遠方攻撃するが、飛行能力を備えた800つばめと空中砲撃戦を展開。パンタグラフアローの一矢により撃破される。
が、65話で新たに出現した謎の新幹線によって発生したアイアンスチーマーを撃退後に其れを素に形態を変え、再び空中戦を繰り広げるも、E5MkⅡオーバークロスブラックシンカリオン紅の武装で左腕を切り落とされ、オーバーグランクロスで撃退された。
- マントル・イーター
ビャッコが間髪入れずにシンカリオンを連戦させる為に桜島の溶岩を怪物体化させたもの。劇中で初めて推定全高100mを誇る巨体。体内は超高温で捕縛フィールドの耐久温度をも超えており、頭部から溶岩弾、両腕がロケットパンチで、おまけに翼も無いのに飛行する非常識さ。E7のキャタピラを融解、E6をフィールドの壁に押し付け行動不能にさせ、フィールド消失で地面に激突しても頑丈。E5との決着を付けるべく火口へ潜伏。皿倉山に再出現するも、リンク合体したE5+800の超カイサツソードで腕を切り落とされ、噴火弾を放つが、グランクロスに競り負け撃退される。35話では数十体の同型が出現しているが、これはキトラルザスの本拠地の入口を守護する番人的な役割を持たせている為だと『おしえて!シャショット』で発言されている。こちらの過半数はシンカリオン トリニティーのトリニティストライクで撃破された。
- ノブナガスイグン
ビャッコが空だけでなく海にも着想を経て三重県伊勢志摩沖に水没していた九鬼水軍の鉄甲船を基にした怪物体。全長推定100m。先端部の主砲と側面からの砲撃に加え、翼を広げての飛行と展開部からビームの乱射をする。防御能力も多分にあるだけでなく、水中に適応出来ていないシンカリオンから逃れる為にフィールドを破壊して逃走する知能を持ち合わせる。大阪湾付近へと逃れ、500こだまを手玉に取るが、破壊寸前で追撃して来たN700Aに借りを返すドラゴンナックルとミサイルシールドの雨あられの集中砲火を浴び撃退される。
- デヴィリッシュ・セルラー
スザクが敗北し続ける理由をブラックシンカリオンでカタを付けようとするセイリュウに対して再びアズサを利用せんと彼女のスマホに黒い粒子を付着させて誕生させた怪物体。
しかし、その全高は20cmと小さくシノブ曰く『極小怪物体』と呼ばれる。超進化研究所に侵入しシンカリオンのデータを盗み出そうとするが、本庄に見つかりハヤトやナガト達も含め捕獲に乗り出す。
だが、軽量故に動きが素早くスマホのアプリ機能も使える為に捕まえるのは困難だったが、おちょくられたハヤトは基が携帯なのを逆手に取ってスタッフ総出で着信機能を連続で使用し続け、動きが鈍くなるのを見計らい捉える事に成功した。
その後、研究素材として起動し続けていたが、キリンとの最終決戦に必要なルクスヴェテによる光のレール精製に必要な鍵となった。
が、どうこう見繕っても十年前に現れた実写携帯ロボにしか見えない。
- インベイジョンプラント
スザクの連携させる提案に乗じたビャッコとゲンブが、日本の工業力が集中している中京工業地域一帯を怪物体化させたレイルローダーの亜種。全高推定40m。電光ランプを光らせる大将機が持つプライヤーはカイサツトライデントの切先(カイサツソードの刀身)をへし折り、カーベータを右腕にした機体は中距離攻撃、ドリルとフック付きは相手を自分の射程に引き寄せ、仲間を相手に向かって投げ飛ばす。出水は意思疎通能力が特化していると判断し、撤退の振りをして一直線に並んだ一瞬を突いて超グランクロスを指示し目標全てを撃破した。45、66話に於いてシミュレーター内ではあるがカーベータ仕様が、46話では同じくドクターイエロー、800、トリニティー組の合同訓練で全種再登場を果たしている。
- マリーンハンター
エージェントの協力体制第二弾。静岡・熱海沖に出現したシャチをベースにする怪物体で、全高推定30m。エコーロケーション能力を引き継いでいる。同型が2体現れ、背部からのビームキャノン砲と口内からの主砲による水中からの一撃離脱攻撃を得意とする。受信電波の特定をする為の陽動作戦を研究所陣営は敷いていたが、口から吐く音波でシンカリオン側の音声を内と外から無くす迎撃により苦戦を強いられるも、アキタが母モミジの読唇術から判断して後方から攻撃の後に超グランクロスによって撃退される。
その容姿から視聴者からは水中型ゾイドやらカイオーガ等と呼ばれた。
- マオウ・ノブナガ
スザクが本能寺跡から織田信長の残留思念と遺品の焼け兜を融合させた怪物体。その情念は凄まじく、収集にも時間が掛かり彼女すら苦悶させる。敏捷性は今までの怪物体よりも早く、刀による斬撃と物理攻撃を素通りさせるアストラルボディを持つ。一瞬の隙を突いて白羽取りを仕掛け零距離からの超グランクロスの直撃で撃退される。
だが、38話ではビャッコがトラメ達の性質を理由にヒトの観察を最後として3体の色違い同型を繰り出す(違いは黄色の鎧が弓矢、青が三又の槍)。しかし、E5抜きでありながらもアキタ達も成長している事を侮り、E7パワードモードのシャリンドリルと、E6+E3の超フミキリシュリケン、超フミキリキャノンで撃破された。
続編でも登場。ソウギョクの介入で関ヶ原で大量発生。大将格を本体に分身足軽型が多数現れ、物量戦術で追い詰める。数十体やられても、本体が無事な分だけ大量に現れるが、シンカリオンZ N700ヒダの無双により陣取っていた大将が倒されると同時に連鎖的に消滅。
ハヤトの夢の中の第3新東京市、又は静岡県熱海駅付近に出現した巨大怪物体。詳細は個別記事を参照。
- ガイストパンツァー
ビャッコがマリーンハンターの砲撃戦やマオウ・ノブナガのアストラル能力を戦車に組み込み長野県豊野駅付近に出現させた怪物体。全長推定80m。主砲と側面の多搭砲が武器。ステルス能力で視覚しか使わないハヤト達を翻弄させたが、射撃時は熱源を感知されやすく、捕縛フィールドの煙幕機能で目くらましで撹乱させた上で、超進化電動貨物に搭載されたウェポンコンテナから変形した3基の超進化タイタンパーを用い連続で幾度も装甲を貫かれ続けて撃退される。
- ギガントブリッジ
ゲンブがトラメ達の帰還に伴い審判の日が近いと悟った上でエージェント3人の共闘に加え、持てる力を出し尽くさんと新幹線用の線路、ましてや鉄道用の線路すらない大鳴門橋に漆黒の新幹線を通過させ怪物体化した。全高350(公式HPや、おしえて!シャショットでは340)mと過去最大規模である。頭部は小さく、手持ちの巨大なハルバードで攻撃。E5すら巨像と小人のサイズでしかない。しかし、後から参戦した小柄な700シリーズが外側が頑丈でも内側は脆い例えの通りにE5が囮になった隙に内部へ侵入して得意の必殺技を次々とぶち込み撃退を果たしている。
67話で再登場し、パワーが更に増しており、連携攻撃を受けても頑強さは衰えていない。E5MkⅡオーバークロスE7のシャリンドリルMkⅡによるドライバーモードへの解体攻撃で腕の付け根のネジを次々と取り外されイイヤマグランクロスを浴びて撃退される。
ヴァルハランの怪物体
劇場版より登場。黒い粒子を用いて生物を強化したのではなく、対極に位置する光の粒子で別次元から召喚された存在。姿が姿だけに本庄が苦しみ抜いて命名。全長が118.5mと正確に測定されている。H5のカイサツソードや923のレールガンでも傷付けられない頑丈な皮膚と、口から吐く光の粒子で攻撃する。
テオティの怪物体
もっぱら十河サイジョウ、たまにシンによって名付けられる···のだが前作同様モチーフを見据え横文字も入れたかっこいいネーミングセンスの後者に対し、前者はまんますぎる、最早壊滅的なネーミングセンス。それに加えシンが名付けたとしても、何故かサイジョウが「~やっぱり」「~絶対」「~です」といった部分まで取り入れてしまう。
- ネギダルマ
数年ぶりに出現した巨大怪物体。『テオティ』に属するワダツミが発生させる。山を削る威力の三連装ビームショットガンを装備。その砲身の形状からネギを連想して命名された。シンカリオンZ_E5はやぶさが繰り出したドロップキックで怯んだ隙にエキスカリバーで両断された。
- ネギマシダルマ
ワダツミが再構成、戦闘能力を向上させた強化体。ビームショットガンが二挺になり、砲身も四連装に。その正体は狸。ぶっつけ本番でZ合体したE5ヤマノテが繰り出したZグランクロスで貫かれ撃退されるが、素体は健在で、人の姿へ変化する能力が付与され、シンから『刑部(ぎょうぶ)』の名を貰う。
- ブラックドッグ
ヴァルトムが発生。その名前はイギリスの伝承に登場する、シャーロック・ホームズの一遍『バスカビル家の魔犬』のモデルにもなった不幸を呼ぶという黒い犬からシンが名付けた。
スピードもさることながら周辺に巨大な岩を召喚し、それと合わせた戦法が得意。
- ヤッパリゴルゴン
ヴァルトムが発生。その容姿から当初は『クイーンスネーク』と命名されていたが、後述する能力を見てひらめいたサイジョウに勝手に改名された。頭部の髪が無数の蛇と化し、捕縛フィールドの表面を石化させ破壊、逃走。『クサビ石』の破壊を成功に導くも、E6ネックスの『ネックスVVVFブラスター』に撃退される。
- オニメタル
ワダツミが発生。ブラックドックの岩石隆起能力も取り入れており、かすっただけでシンカリオンZの制御部を損傷させるが、『Z・E7』の『コウデンアツアックス』と『E5ヤマノテ』の『ヤマノテエキスカリバー』で全ての岩柱が裂かれた上で撃退される。
- ゼッタイウンガイキョウ
ワダツミが発生。木曽山中の『クサビ石』破壊を任務にする。尻尾の先端が刃に成っており、脚部で対象にしがみつき仕留める。だが、『E7アズサ』の『アズサコウデンアツアックス』のエネルギー刃に裂かれて撃退される。
- オンボノヤスカモ
ワダツミが発生。頭部のみで、体外から霧を発生させて相手の視界を奪う。
- ?
ヴァルトムが関東圏の襲撃を囮に九州大宰府で発生させた獣型。『Z 800』の『パンタグラフクナイ』で胴体を切り裂かれ撃退される。
- ヤタガラス
ワダツミがクサビ石破壊を目的に九州大宰府で発生させた。胸部の穴からエネルギーを吸収し、翼から炎の羽を放つ。その火力はキトラルザスが送り込んだフュリアス・フレイムと同等かそれ以上。
しかし、ヤマカサは「許容範囲を超えれば制御出来ない」と考え、『Z 800ソニック』の高火力を信じ『パンタグラフボウガン』を吸収口の胸に撃ち込み自滅へ導いた。
- チリヅカカイオー
ワダツミが発生。全身をスクラップの外装で被われており、本体が無事ならワダツミの超能力で捕縛フィールド外からパーツを補充して何度でも被う。その容姿は昆虫に近い。右腕のチェーンハンマーに両肩から追尾式ビットを放ち、突進力はシンカリオンZ3体を吹き飛ばす。だが、外殻を吹き飛ばされ『Z 500オオサカカンジョウ』に拘束された上、『オオサカカンジョウ シンゴウトウ』で一刀両断される。
ヴァルトムが戦死したワダツミに代わり京都太秦映画村で鎮座したエヴァンゲリオン初号機像を基に発生させたが、原点以上に凶暴化して一旦消失。後日再出現を果たす。
A.T.フィールドを展開する能力はキングシトエルと変わらないが、エキスカリバーで切り裂いても無傷かつ頑強とタフネスさは原点以上に健在で、『ザ・ビースト』形態で更に暴走する。詳細は個別記事を参照。
- オオボケジジイ
ヴァルトムが四国で発生させた子泣き爺に酷似する怪物体。超音波は捕縛フィールドをも破損させる破壊力。更には鯉型サポート物体を合わせ音量を増大させる。その情景は正に深紅の戦闘機…
しかし、アツタがハナビ仕様に開発したエレキギターによる音量返しで撃破される。
- カッパワ・カッパデス
ソウギョクがヴァルトムから与えられたコードを岩手・遠野のカッパ淵に発生させた河童型怪物体。水中戦だけでなく、弱点と思われた頭頂部の皿を円盤にして放つ。接近しよう思うも、怪力で締め上げられる。
だが、メーテルからのZギア越しでのアドバイスにより電流を水中に流されて動きを止められ、コウデンアツアックスでV字に切り裂かれた。
※1 TVシリーズ5話では某所明記されていたが、ピクシブ絵師からの指摘などにより掲示。
関連タグ
似たようなもの
ガイスターロボ:無生物を素体にしたロボ
ゾンダー:生物を素体に無機物を取り込んでゾンダーロボとなる