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シンカリオン

しんかりおん

シンカリオンは、『新幹線変形ロボ シンカリオン』に登場するロボットの名称。タイトルの略称としても使用される。
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概要編集

鉄道博物館の地下深くにある「新幹線超進化研究所」が未知の脅威に対抗する理由から新幹線をベースに次世代テクノロジーを結集させ開発した特殊車両ロボットの総称。


通常は新幹線形態である「モードシンカンセン」で現場に赴き、「超進化速度」と呼称する時速1225km/hまで到達させる事により戦闘形態「モードシンカリオン」へと変形が可能。

基本的な構造は略同一だが、特性の仕様変更によって内細部は異なっている。

東日本北海道の車両とN700A、新800系は先頭車両2両が先頭部を向い合せに連結し、500系以外の西日本の車両は1両で変形する。


2両連結変形型の場合は先頭車両は同じ車両での合体制約はなく、状況により上半身と下半身や付属品を交換するリンク合体で機体特性の変更が行える。

500系とN700Aアドバンスドモード、ドクターイエロー、ALFA-X エックスモード、N700S以外の中間車は変形に関係しないが、シンカリオンの掌から光子を発生させ取り出す仕組みである。


メディアミックスの共通のお約束として『シンカリオンが建物を破壊する』事がNGとなっている。これは監修側のJRが出したルールで、新幹線モチーフのロボットが建物に被害を出すとイメージダウンに繋がりかねないため、PVでは市街戦を避け、極力壊さないように埋立地や空中で戦闘し、THE ANIMATIONは後述する『捕縛フィールド』で戦う場所を確保するという配慮が成されているが、ブラックシンカリオンオーガは、この約束に反して東京都庁の一部を破壊した。


THE_ANIMATIONでの差違編集

基本的な経緯は上記と同様だが、開発当初は超進化速度の到達を目的に失敗続きながらも緩やか且つ順調に進められて行ったが、劇中十年前に発生した巨大怪物体ファーストエネミーの襲来により急遽、武装を伴った巨大ロボの開発に目的が変更され、それより二年後に起こった『超進化速度到達実験』中の事故により清洲チクマなど、黎明期の開発チーム数名を失い、制作期間が大幅に遅延しながらも後継機開発は続行、全国に配備された。


戦闘時には日本の衛星軌道上にある新幹線先頭車両型人工衛星から発射される「捕縛フィールド」と呼ばれる制限時間のあるバリアを発射して巨大怪物体を覆い、本線から分岐した超硬質金属製の光のレールを発生させながら超進化速度で走行し、その内部に侵入して戦う(モードシンカリオン状態での突入はオーバークロス合体以外不可能)。フィールド内部は円形の舞台と高低差が激しい外周レールが敷設され、光学迷彩機能や熱源調整、空気圧確保、監視カメラ、煙幕散布、絶縁体も備えられてもおり、外部からの情報も極力与えない。レールを実態武器で切断、破壊も可能だが、一度破られたフィールドを再展開するにはフルチャージの時間を要する(各支部へ指揮系統を移譲してのフィールド展開、保持力の増大減衰に、周囲を自在に拡大縮小、各方面への分散と各個展開は可能)。


しかし、エージェント達の視覚は鉱物に反応しやすく、遠方からの会話も聞こえる身体構造からそれらは全く通用せず、ルクスヴェテを劣化させた黒い粒子を使用しての撤退も思うがままでフィールド外から戦闘を常に観察。彼らが怪物体化すると、その衝撃が見えない外側からでも漏れ出す程である。制限時間数分前にはレッドシグナルが点滅し、天井にあるミラーボール状の球体はバラバラに分割して外部の状況をシンカリオンへ伝えるモニターへと変化する。水上、海上ではフィールド下方部が水に浸かる場合もある。


 シンカリオンの動作はマスコン・ブレーキやShincaのタッチのみで行っていたオリジナルと異なり、運転士が身に纏う戦闘服と連動しているが、現実のマスタースレイブ方式と同一で、外部で損傷、圧力が掛かれば負傷し、火傷や痛みも伴う(ゲーム感覚ではなく、本当に戦う事を認識させる意味合いもある)。運転士が気を失えばシンカリオンも機能停止する。スーツも同一機体に乗車しても体格に合わせて装飾装備が変更追加されるが、キトラルザス本拠地では降車してもそのまま維持される。


 武器を取り出す、必殺技を繰り出す時にはガントレットに変形した超進化マスコン シンカギアを左腕に装着して操作する(E5はインターフェイスであるシャショットとイメージを共有させる)。但し、武器を取り出し、技を繰り出すには其なりの気力と体力、高い適合率が必要である。


動力については電力を使用しており、強力な突進力の怪物体との長期戦では少なく見積もっても予備電源を使えば稼働限界は2時間(ヒーターの熱電源では気温によって12時間)、補給、再起動にも種別によって最低20時間は掛かる。機能が停止した場合は瞬間的にその場から指定範囲内での電送撤退(上部からの侵入往来も)可能で、現地の研究所整備班が速やかに分離、変形を行い最寄りの車両基地や牽引車両で戻されるが、(各研究所支部や在来線車両基地、緊急事態に捕縛フィールド内へ運ぶ場合は自動運転ではなくテスト運転士達が随時乗車すると思われる)。シンカリオン運転士は専用列車で支部へ帰還。これには各地の在来線指令室との連携で特別ダイヤの発注も必須。緊急の場合は超進化電動貨物のウエポンコンテナに搭載された専用ケーブルをリアアーマーに接続して電力を供給する。


元々が新幹線をベースにしている為に1回の戦闘で内部のコンデンサーが焼き切れたり、金属疲労や磨耗でサスペンションや駆動部に使われるギアが削れ毎回の整備で大量のジャンクパーツが溢れてしまう。モードシンカリオンで戦いに赴いていても、表面は頑丈に見えて実際は変形部分や間接の駆動部分が繊細な構造によりダメージが蓄積され、やはり交換は必要不可欠である。遠方地での戦闘で現地回収されても他支部に専用の予備パーツが無く修復が受けられない状況もある。


開発者である八代イサブロウは事故で試験車シンカリオンE2と共に行方不明となり死亡と思われていたが、後天的なキトラルザスとしてドクター・イザと名乗り生存していることが判明、E2を改造したブラックシンカリオンをエージェント・セイリュウに与えているが、真の目的は運転士の適合率が100%を超えると、異なる種族が乗り込む同じ性能を持ったシンカリオンと共鳴しあい、対話を行う為の空間を発生させる触媒である一方、ブラックシンカリオンオーガは運転士であるキリンの『一体で大多数と戦える武力』と云うキトラルザスの生態を体現させた設計思想によって産まれた感が強い。


ヴァルハランとの決戦後は平穏な日々が続いていたが、万が一の事態を想定し、主任研究員(開設当初は研究員)でありヴァルハラン襲来の直後に失踪した碓氷トコナミが思念波で息子碓氷アブトに送った設計図を元に、シンカギアでのインストーラー機能を廃止し、『超進化モバイル Zギア』での操作へ移行。トコナミが日本各地の旧跡などに隠したZコードにより、在来線型支援機『ザイライナー』との変形・互換合体を行う『シンカリオンZ』が新たに配備された。



機種編集

E5はやぶさ

E6こまち

E7かがやき

H5はやぶさ

E3つばさ(フレアウイング)

E3つばさアイアンウイング

700のぞみ

700ひかりレールスター

N700みずほ

N700Aのぞみ

500こだま

500_TYPE_EVA

800つばめ

ドクターイエロー

ブラックシンカリオン()

E5はやぶさMkⅡ

923ドクターイエロー

ブラックシンカリオンオーガ

ALFA-X


ハローキティ

N700Sのぞみ


ブラックシンカリオンナンバーズはルクスヴェテによる模倣の為に除外。


その他編集

E2系…超進化速度研究に使用した試作車。変形シーンはなし。

八代とともに地底世界(内核世界)に飛ばされ、車両は消息不明となった。


登場した機体はいずれもアニメ放送当時現役の車両で、プラレールとしても発売されていた車両である。

E4系E926形は上記の条件に当てはまるがシンカリオン化しなかった。


超シンカバトル編集

2018年3月20日より稼働開始したアーケードゲーム。


外部リンク編集

公式サイト

おもちゃ公式サイト

公式ツイッター


関連タグ・単語編集

タカラトミー プラレール 新幹線 変形

同じプラレールから派生したまさに兄弟と言うべき鉄道変形ヒーローシリーズ、

スタイルは大きく異なるものの「スプリングによる瞬間変形」「武器庫となる変形に関与しない客車」「アニメ版の敵が巨大な存在を操る『ブラック』と名乗る新幹線」など、コンセプトや特徴を多く受け継いでおり正当な後継と考えて間違いないだろう。

また「高い飛行能力と強力なビームが武器の東北のエース」「足にタイヤを装備した秋田新幹線」「忍者のように素早い山形新幹線」「熱血漢の格闘家な東海道イエロー」「普段の淡い水色の姿では重量級ハンマーを駆使し特殊任務時にクローラーとドリルを装備するパワー戦士」「刺々しい二刀流を基本としつつ、敵の武器・技をコピーして使え、味方にも黒いオーラを纏った敵にもなった動物型の相棒と合体する紅の戦士」等、各機体の設計にも多くの特徴を強く引き継いでいる。

因みにこちらの劇中でもシンカリオン本来の劇中設定年である2015年に大きな動きがある設定だった。

TBS・タカラトミークロスオーバーアニメの先輩。

ドライブヘッドは大本が姉妹品であることもあり映画版にE5がゲスト出演している。

局は異なるが、ドライブヘッドの後継といえるトミカロボヒーロー

上記の通りロボカバトルにてトランスフォーマーと共に共演している。

タカラトミーがシンカリオン・トミカシリーズと並行して展開している変形ロボットシリーズ、

度々トミカハイパーシリーズも含めたコラボキャンペーンや、上記の通りロボカバトルなどでの共演を行っている他、開発者が玩具開発の協力をしている。

また「弓とパンタグラフに変形する相棒と、背面の巨大なウイングを持つ800系」「刺々しい大きな二刀流を武器とし、合体用装備を装着することでドラゴンへと変形する赤い架空のアローライン車」と、こちらも機体のモチーフになったと考えられるキャラクターが居る。

いずれも鉄道車輛を巨大ロボット化したアニメの大先輩的存在。名古屋テレビ制作。

こちらは前述のトランスフォーマーから派生したタカラの流れをくんだ物であり、トミー系列のプラレールとの直接の関連は無いが、

一部は「デザインの際にヒカリアンの玩具を『新幹線の模型』として参考にした」という話や、現在TFに携わっている当時の開発者がトリニティなどの玩具開発に協力したとの情報もある。

本作の宣伝を行っていた。その縁でテーマソング及びTHE ANIMATION版の総司令長のCVに初代MCの山寺宏一が起用された。

また、続編では、同じ放送局に帰ってきたこともあり定期コーナーが置かれることとなった。

嘗てテレビ東京系で放送されていた子供向け番組

末期に新幹線のコーナーがあり、そのコーナーのみ視聴率が大きかったことからシンカリオンの展開につながったとのこと

上記超特急ヒカリアンをコーナーアニメとして放送していた「のりもの王国ブーブーカンカン」の後継番組であり、初期の正式タイトルもずばり「のりものスタジオ」とれっきとした乗り物番組であった

しかし途中で方向転換を行い乗り物要素が次第に減り、最末期には唯一残っていた上記の新幹線コーナーすら無くなってしまっていた。

  • projectE5

ジェイアール東日本企画が東京おもちゃショー2014にて発表したE5系新幹線変形ロボット、姿は全く異なるもののシンカリオンの源流であると明言されている他、「THE ANIMATION」劇中に登場した適合率を測定するゲーム筐体の名称として使用されていた。当時PVと立像が作成されている。

ある意味でもライバル会社であるバンダイのブランドのひとつ。こちらの派生とも言える超合金魂でシンカリオンのリリース準備中であることが、2024年5月10日の魂ネイションズの公式ポストで明らかになった。過去に超合金魂では同社他作品ライガーゼロがリリースされているため、ある意味でもタカラトミーコラボ続編とも言えるかもしれない。

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