※京都府京都市下京区観喜寺町にある「京都鉄道博物館」とは異なります。
概要
埼玉県さいたま市大宮区大成町にある、鉄道車両の展示を主目的にした博物館。公益財団法人東日本鉄道文化財団(JR東日本の外郭団体)が運営している。「鉄博」(てっぱく)とも呼ばれる。
2007年10月14日に開業。それまで万世橋(秋葉原)にあった交通博物館が老朽化、手狭になったことから、大宮総合車両センターの一部を利用している。交通博物館にあった鉄道関係の展示物のほとんどを引き継いでおり、開館にあたっては、それまで主にJR東日本や東日本管内で活躍してきた車両を集め展示しているが、東日本以外からもJR西日本から0系新幹線や、JR貨物からEF66・コキ50000・レムフ10000を譲り受けている。
2018年夏には南館が開業。400系新幹線とE5系新幹線(モックアップ)が追加された。
主な展示車両
蒸気機関車
150形 日本の鉄道創業時に使われた通称「1号機関車」、※鉄道記念物指定・国の重要文化財指定。
1292形(善光号)※鉄道記念物指定
7100形(弁慶号)※鉄道記念物指定
9850形 現存する唯一のマレー式機関車
C57135号機 交通博物館で展示されていた、日本最後の定期旅客列車を牽引した蒸気機関車。
C51 5号機 青梅鉄道公園より移転
電気機関車
ED40※準鉄道記念物指定・国の重要文化財指定。 EF55※準鉄道記念物指定 EF58 ED75 EF66
ディーゼル機関車
DD13 EF55と入れ替わりで2015年4月12日から2017年3月17日まで展示を中止していた。2017年3月18日より屋外で展示再開。
客車
20系 開拓使号 ※鉄道記念物指定 ハニフ1号(元・デ963形【初の国電】)
1号御料車 2号御料車 7号御料車 9号御料車 10号御料車 12号御料車
※展示の御料車は全て鉄道記念物指定で、ガラスケース内に展示されている。
電車
101系 485系 181系 455系 クモハ40 ナデ6141※鉄道記念物指定
気動車
キハ41000 キハ11
新幹線車両
貨車
コキ50000・レムフ10000
屋外展示で183系と455系が展示されている(飲食・休憩用)
主なエリア
ここでは、車両展示
北館
キッズライブラリー
鉄道に関する児童書を置いた図書室。
てっぱくホール
映像を上映するスペース。通常時は鉄道博物館収蔵の映像を上映している。
本館
1階
- 車両ステーション
歴代の鉄道車両が展示されている。上記の主な展示車両のほとんどはこのエリアで見られる。
- キッズプラザ
ここで展示されている103系は独自ラッピングで、水玉模様は新製投入当時の5色である。
- D51シミュレーター D51型蒸気機関車の運転体験ができる。
2階
- 鉄道車両年表
鉄道車両を中心に、日本の鉄道史を学べる年表。ガラスケースの中には関係するものが入っている。
- 模型鉄道ジオラマ
- 鉄道文化ギャラリー
- ライブラリー
- てっぱくシアター
- トレインレストラン日本食堂
- 科学ステーション
- てっぱくひろば
3階
- 新幹線ラウンジ
間近で新幹線やニューシャトルを見ることのできる休憩スペース。
屋上
- パノラマデッキ
大宮周辺の各線路を見渡せる展望台。新幹線の到着時刻表などもあるため、実際の車両がはしるシーンを楽しむにはおすすめ。
南館
2018年に開設された。
1階
- 仕事ステーション
鉄道の仕事に関する展示物を設置している。踏切や改札機などがあったり、仕事に関係するクイズを解くブースもある。
209系のモックアップを使用した車掌シミュレータも設置されている。要事前抽選。
2階
- 運転体験教室
- 未来ステーション
3階
- 歴史ステーション
鉄道の時代を6つに区分し、歴史と鉄道史を学べるエリア。
4階・屋上
- ビューレストラン
新幹線を見られるレストラン。
- トレインテラス
屋外
ミニ運転列車
実際の保安装置に似せた閉塞運転を体験可能。整理券制で、本博物館の人気ブースとなっている。
てっぱくライン
ミニ列車と同サイズのE2系を模した列車に乗ることができる。
関連タグ
博物館 鉄道
碓氷峠鉄道文化むら リニア・鉄道館 九州鉄道記念館
梅小路蒸気機関車館・交通科学博物館→京都鉄道博物館
新幹線超進化研究所:アニメ『新幹線変形ロボ_シンカリオン_THE_ANIMATION』シリーズに登場する特務機関。鉄道博物館の地下に東日本司令室が存在している。