★本ソフト(記事)に個別記事はありません。
略称は「A9」。
概要
ゲーム概略
アートディンクが開発を行い、2010年2月11日に発売された鉄道経営シミュレーションゲームで、同社の看板タイトルである「A列車で行こう」シリーズのひとつ。日本の鉄道会社から許諾を受け、実在の列車を多数収録しているのが最大の特徴。
アートディンクが開発し、サイバーフロント(2013年12月に解散が決定)が販売を行なっていた。
サイバーフロント解散後はパッケージ版の購入が困難となったものの、後にアートディンク公式通販によるダウンロード販売が開始、そこで購入可能になった(パッケージ版の販売は「Version3.0プレミアム」発売後に再開)。年末年始にダウンロード版のみ値引き販売が行われる。
Steamでは海外版(日本語非対応)が発売されており、セールで安く買える機会あり。
PlayStation4用ソフトとして移植もなされ、「A列車で行こうExp.」、「A列車で行こうExp.+」という名称で発売している。
拡張版
Version1.0
2010年10月8日には最初の拡張パック「A列車で行こう9 建物キット」と、それにゲーム本体が一緒になった「A列車で行こう9 with 建物キット」が追加で発売された。
翌2011年12月23日、拡張パック第二弾「A列車で行こう9 建物キット2nd」と、ゲーム本体に建物キット2本がセットになった「A列車で行こう9 完全版」が発売された。同時に価格の変更がなされている。
Version2.0以降
2012年12月7日にはバージョンアップ版「A列車で行こう9 Version2.0 プロフェッショナル」が発売開始された。これはVersion1.0本体と建物キット2つが既にパソコン内にインストールされていると遊べる。
2014年6月27日に更なるバージョンアップ版「A列車で行こう9 version3.0 プレミアム」が発売される。Version2.0が既にインストールされている環境であれば利用可能。
2015年6月19日には更なる改良が加えられた「A列車で行こう9 Version4.0 マスターズ」が発売。version3.0が既にインストールされている環境で利用可能。
12月11日にはVersion4.0専用追加キット「A列車で行こう9 JR東海パック」が発売され、A列車で行こうシリーズでJR7社の代表的な車両が初めて揃った。
2018年9月6日にはシリーズ集大成となる「A列車で行こう9 Version5.0 ファイナル」が発売された。OSがWindows8.1以降であり、Version4.0が既にインストールされている環境で利用可能。ゲーム本体とこれまでのバージョンアップ版を同梱した「A列車で行こう9 Version5.0 ファイナル コンプリートパック」も合わせて発売。
2021年9月17日にはVersion5.0に新規車両とPlayStation4移植版で追加された車両を収録した拡張パック「A列車で行こう9 Version5.0 車両キット」がダウンロード専売で発売。同日に車両キットとゲーム本体が一つになった「A列車で行こう9 Version5.0 ファイナル コンプリートパックDX」がダウンロードで発売、パッケージ版はやや遅れて同年10月1日の発売となった。
2022年4月22日にさらなる新規車両を収録したダウンロード専売拡張パック「A列車で行こう9 Version5.0 車両キット 2nd」が発売された。
どのバージョンを買うか判断に迷ったら、「Version5.0 ファイナル」を選ぶと良いとアートディンク公式では案内している。
動作環境
公式ホームページ「PCゲーム初心者でも安心! よくある質問」、およびVersion1.0のパッケージを参照した。
- 推奨動作環境(Version 5.0)
- OS
- Version4.0まではwindows7、WindowsVista、WindowsXPにも対応していた。
- DirectX
- 「DirectX9.0c」以上
- 本ソフトウェアのDirectXバージョンは9。CPUのマルチコア・マルチスレッドに対応しているが、数字の小さいコアに処理が集中する不完全なもの。タスクマネージャーを開き、「関係の設定」ウィンドウで本ソフトの処理に割り当てるコア・スレッドを手動で設定すると、指定されたコアスレッドをおおむね均等に使用するようになる(出典;A列車で行こう9-WIKIWIKI)。成功すると、ゲーム画面のフレームレートがわずかに向上する。
- CPU
- AMDのRyzenシリーズでは「Ryzen7」が相当する。
- DRAM
- 3GB以上
- 公式サイトでは「メモリ」と記載されている。
- ストレージ(HDD、SSD)の空き容量
- 1.3GB以上
- ビデオカード
- GeForce GTS 250
- 2023年現在ではGeForce GTX1650、Radeon RX5500XTに相当。
- VRAM
- 1GB以上
- ディスプレイの解像度
- 1920×1080ピクセル以上
- サウンド
- Direct Soundに対応
- 音声の出力先は、ソフトを起動した瞬間の設定で固定される。スピーカーから音を出力する設定でゲームを起動して、ヘッドフォンに出力先を変更しても、本ソフトはスピーカーから音声が再生される状態のまま。
- 入力デバイス
- ゲームコントローラーには非対応。
- インターネット接続
- 必須
- ゲームを稼働する端末に認証コードを割り当てる「認証」を行うため。不正利用防止のためにインストール認証できる回数に上限を定めており、それに達して認証ができなくなったらアートディンクにつど対応してもらう必要がある。
- 動作保証外のパソコン
- 例えばASUSのゲーミングノートPC「ROG Strix G17 G713IH-R7G1650」(公式通販サイト)はソフト自体は普通に遊べるが、起動したままスリープ状態にすると復帰した際にソフトがしばしば強制終了してしまう。特に長時間スリープすると強制終了はほぼ確実。
関連書籍
- ログイン 『A列車で行こう9』発売記念 特別号
- パッケージ版に同梱。非売品
- A列車で行こう9 Version5.0 公式ファイナルガイドブック_20220512改訂版
- ダウンロード購入品に付属。pdf形式。非売品
当記事における略称の使用について
特別な事情がない限り、この記事では一部のコンテンツの名称を省略して記載する。
各種コンテンツ
コンテンツ名 | 略称 | 備考 |
---|---|---|
無印(Version1.0) | V1 | |
建物キット | 建物1 | |
建物キット2nd | 建物2 | |
Version2.0 | V2 | |
Version3.0 | V3 | |
Version4.0 | V4 | |
Version5.0 | V5 | |
車両キット | 車両1 | |
車両キット2nd | 車両2 | |
A列車で行こう9 ユーザーズマニュアル | V1マニュアル | 無印版の説明書 |
ログイン 『A列車で行こう9』発売記念 特別号 | ログイン特別号 | |
A列車で行こう9 Version5.0 公式ファイナルガイドブック_20220512改訂版 | ガイドブック2205 |
括弧内に世代だけが書かれていたらその世代から、世代の後ろに「パッチ」と書かれていたら、その世代のアップデートパッチで追加されたという意味。特に記載なければ、どの世代からか不詳か、V1から存在する。
ゲームシステム
基本概念
プレイヤーは鉄道会社の社長となり、会社の経営を行いつつ都市の開発を行う。展開している事業は列車とバス、トラックで乗客や貨物を運び、その代わりに賃金を受け取る『陸上運送業』である。陸運のほかに子会社やそれを利用した不動産経営と株式投資も扱っている。陸運業と都市開発および子会社経営を一体的に行い、町の発展と陸運業の需要増加を同時に促すという「小林一三」方式の経営戦略を採っている。
毎月の売り上げ額に対して「消費税」が行政に徴収される。課税対象は株式売却を除く売り上げ全般。毎月23時59分を過ぎた直後に確定し、翌々月1日0時0分に会社が支払う。
会社の決算日は毎年12月31日23時59分を過ぎた直後。この時点で会社が利益を上げていた(売り上げの合計が費用の合計を上回っていた)ら黒字決算、損失を出していた(売り上げ合計に対して費用の合計が高かった)ら赤字決算となる。黒字決算の場合、売り上げ合計から費用合計を差し引いた金額の10パーセントが「法人税」として課せられる。同時に会社が所有する固定資産(車両や建物、土地)に、投資している株式の株価合計を足した金額の5パーセントが「資産税」として課税される。法人税は翌年4月1日0時0分、資産税は翌年5月1日0時0分に納税となる。
会社の資金がなくなるとゲームオーバー。10兆円を達成するとエンディングになる(V1マニュアルもこれを目標に掲げている)。エンディング後も引き続きゲームを続行可能。
「都市を開発する」点ではシムシティと共通するが、シムシティは市長が都市開発を指揮するのに対し、今作は鉄道会社が都市開発を援助するという違いがある。
マップの難易度は「A難度」「B難度」「C難度」「D難度」「E難度」の全5段階。Aがもっとも易しく、Eが最も難しい。マップコンストラクションのデータに関してはプレイヤーが手動で設定している場合もあるため、掲示板などで配布されているデータだと実際の難易度と合致していない可能性もある。
ノルマやクリア条件はなく、どのような都市を造るかはプレイヤー次第。説明文をもとに開発に挑むもよし、独自に開発するもよし。
マップ
マップの広さは一辺10キロメートルの正方形。その外側は隣街となっている。
マップの高度は海抜240メートルから-80メートル(水面下)まで合計320メートル分あり、海抜0メートル以下は海になる。構造物は無印は20メートル刻み、1:1モードは10メートル刻みを基準にしている。
マップ内に「日照」「風速」「潮汐」という自然現象の概念がある。それぞれソーラーパネル(発電所)、風力発電と風圧発電、潮力発電所の発電量に影響を与える。
しばしば上空に「鳥の群れ」「軽飛行機」「気球の集まり」「サンタクロースが乗り込んだそりを牽くトナカイ」などが登場する。
時間の標準進行速度は現実世界の450倍、現実の時間が1秒進むとゲーム内では7分30秒進む。ゲーム内の現在時刻はゲーム画面の下に時計とアラビア数字で表示される。時間の進行に合わせて太陽が動き、影もしっかり描写される。
V1パッチから、時間の進行速度を遅くした「時間拡張」モードが実装された。標準は「経営シミュレーションゲーム」性重視で、時間拡張モードは複雑な列車の運行にこだわりたい人向けの設定。時間拡張モードのマップには時間の倍率を示したアイコンがサムネイルに表示される。
- 時間拡張モード一覧
- 120倍
- 現実1秒=ゲーム2分
- 60倍
- 1秒=1分
- 30倍
- 1秒=30秒
- 12倍(V5)
- 1秒=12秒
- 6倍(V5)
- 1秒=6秒
- 3倍(V4)
- 1秒=3秒
鉄道や駅と列車、道路と自動車は他の建物より2倍大きく、遠くからでも車両が良く見えて扱いやすいゲーム性重視のサイズ。V2から追加された「1:1」モードのマップは鉄道一式や道路と建物のサイズが揃っている、リアルさ重視のサイズ。後者はサムネイルに赤地に黒の文字で「1:1」と書かれた小さなアイコンが付いている。
車両の最大保有数は「20」、「40」、「100」、「200(V4)」、「300(V5パッチ)」のいずれか。この制限内で車両を管理しなければならない。
列車は「乗客を載せて輸送する『旅客列車』」と「資材を輸送する『貨物列車』」に大別され、1編成あたり最長10両まで長くできる。乗客や資材を運べない情景部品専用の車両もある。
自動車は「バス」「トラック」の2種類で、鉄道路線の補助的な役割を果たしてくれる。のちに情景部品として「自家用車」も追加。一台固定で輸送力が小さくダイヤグラムの定時性も劣るが、損益分岐点(売上が費用をギリギリ上回って黒字になる境界)が低い分路線の黒字転換がしやすく、細々と利益を出し続ける。
隣街に線路をつなげば列車を、道路をつなげればバスやトラックをマップの外へ送れる。旅客便は乗客を乗り降りさせてマップ内へ帰ってくる。貨物便では荷台が空の場合、隣街から資材を購入し、荷台に満載してマップ内に帰ってくる。荷台に資材が積まれている場合は、隣街で資材を売却して荷台が空の状態でマップ内に帰ってくる。
十分な水深と、航路上の障害になる構造部がない場所に「コンテナ港」を建設すると、コンテナ船を利用した資材取引ができる。
災害や交通事故や、無賃乗車などといった事件は存在しない。通行人といったモブもマップ内に出現しない。
街の発展状況や人の流れに応じて建物が建設され始める。ただしごく一部を除いて、建物の建設には電力と白いコンテナの形をした「資材」が必要。資材工場から運び出して、資材置場に搬入すると建設に使われる状態になる。
産業の種類は「農業」「工業」「商業」「ビジネス」「レジャー」「文化」「住宅」の7種に大別される。産業ごとに街の発展に与える影響や交通施設への集客力が異なる。例えば住宅は主に7:00~9:00が多客期である。
マップコンストラクション
オリジナルのマップを作成できる。完成したマップは『創作ゲーム』に登録して、「ゲーム」メニューから遊べる。『作成中マップ』『創作ゲーム』のデータはインターネットなどで他のプレイヤーに配布し遊んでもらったり、二次創作の素材にしてもらうこともできる。
マップ作成のほか、資金繰りを気にせず街づくりがしたいときもこのモード。
- マップコンストラクション限定の機能
- 超特急カテゴリの車両が購入可能(V1は不可)。
- ただし、ゲームモードでは従来通り購入不可能。
- 超特急カテゴリの車両が購入可能(V1は不可)。
- 「Construction」系統のシステム変更。
- 建物建設時に資材供給が不要。
- ゲームマップで建設できない建物が配置可能。
- 一部の建物で範囲建設が可能。
- 「Construction」系統のシステム変更。
- 「Project」が実行できない(V2まで?)。
タイトル・ファイルのメニュー(V5)
- ゲーム
- 経営シミュレーションモード
- ニューゲーム
- 最初から付属しているマップを開く。無印版は11枚、V5は過去作含め59枚収録している。開始直後や「Report」メニューの「このマップの解説」で『ガイダンス』を開き、読むことができる。目標に迷ったらそれを参考に挑戦すればよい。
- 創作ゲーム
- マップコンストラクションで製作し、創作ゲームに登録したマップを開始する。暫定目標は「ゲーム名」のタイトルやその下の説明文をヒントにしよう。
- ニューゲームや創作ゲームの進行データを読み込み、再開する。
- セーブ(Fileメニュー内)
- ニューゲームや創作ゲームの進行データを保存する、「ゲーム」モードのメニュー。「新規保存」項目を選択し「ゲームを新規保存する」をクリックすれば、新しくデータが作成される。既存データを選択し「ゲームを上書き保存する」をクリックすると、〈上書き保存して後悔しない?〉という趣旨の警告が出るので、「はい」をクリックすれば上書き保存される。『削除』をクリックすると〈削除して後悔しない?〉と警告され、「はい」をクリックでデータが抹消される(適用前のデータは復元できないので要注意)。
- 終了
- タイトル画面ではアプリケーションを終了する。ゲーム画面では稼働しているマップを終了・消去し、オープニングに戻る。クリックすると警告が出る。セーブメニューに戻ってデータをしっかり保存したか今一度確かめておこう。
- 経営シミュレーションモード
- マップコンストラクション
- マップ製作モード
- 8つのテンプレート地形を選び、「テンプレートを読み込む」でマップコンストラクション開始。
- テンプレート 1:1
- 「テンプレート」と同じだが、鉄道や道路と建物の比率が揃っている1:1モード。
- 作成中マップ読込
- Fileメニューで、「作成中マップ保存」で保存したマップを再開する。
- 作成中マップ保存(Fileメニュー内)
- 「マップコンストラクション」モードのメニュー。未完成のマップや、自由気ままに作りたいマップはここで保存する。「セーブ」と基本は同じだが、「ゲーム名」と解説文、「都市名」「会社名」、開始年月日と開始時の資金、天気と難易度を事前に設定変更しておける。
- 創作ゲーム読込
- 創作ゲームに登録したマップデータを、マップコンストラクションのモードで読み込む。マップの再編集などに使う。
- 創作ゲーム登録
- 「マップコンストラクション」モードのメニュー。現在開いている作成中マップを、創作ゲームとして登録することができる。「ゲーム名」と解説文、「都市名」「会社名」を入力、開始年月日と開始時の資金、天気と難易度を設定し、誤りがないかプレイヤーが確認してから、「創作ゲームに新規登録する」をクリックで『創作ゲーム』として登録、ゲームモードで遊べるようになる。
- 終了
- ゲームに同じ
- 操作マニュアル
- (「操作マニュアル」のみ)
- Webブラウザが起動し、HTML形式の説明書が開く。JavaScriptをブロックしているか非対応だと正常に動作しない。
マップの構築物
交通施設
プレイヤーが建設、撤去を行う。「道路」を除いてNPCが交通施設を建設することはない。
Rail
- 線路
- 『線路』『高速線路』の敷設、撤去
- 『速度制限標識』『架線柱』の設置、撤去
- 鉄道路線の基本形。リニアも走れる。
- ゲームに登場する線路の一覧
- 線路/高架線路
- 列車の走行を案内するための軌道設備。砂利(高架は舗装)の上に2本の金属レールをコンクリート製枕木で並行に取り付ける方式。22.5°刻みで角度を変えられる。地上と高架のみ、マップ端へ直角に敷設すると隣街につなげられる(機関車牽引列車を隣街に出すと、推進運転でマップ内に帰ってくる)。線路内に情景部品として色灯式信号機(鉄道)と標識を設置できる。
- 線路を曲げて敷設し、列車の進行方向を変える。最小半径は50メートルまで小さくできる。通過する列車は速度が10パーセント下がる。
- 微調整線路(前後)
- 2つの線路のわずかな前後間隔ズレを補うための非常に短い線路。分岐ができない。よく見ると枕木の間隔が広く空いている。
- 微調整線路(左右)
- 2つの線路のわずかな左右間隔ズレを補うための短い線路。分岐ができない。通過する列車は速度が10パーセント下がる。高架線路は路盤に黄色い縞模様のマーキングがあるため識別しやすい。
- 分岐器
- 「ポイント」とも呼ばれる線路の分岐点。列車ごとに直進するか分岐するか決められる。上級者向けに特定の時間だけ分岐させる設定も可能。分岐する列車は速度が10パーセント下がる。
- 交差する線路。「22.5°」、「45°」、「67.5°」、「直角」に対応。分岐機能はもたない。
- 20メートル(1:1モードでは10メートル)刻みで線路の高度を変えられる。その高度差を補うための線路。カーブさせることはできない。通過する列車は速度が10パーセント下がる。ちなみに傾斜率95パーミルの急勾配。
- 鉄道橋
- 海を高架で越える線路を引くと線路の横と上に鉄筋を組んだ「トラス橋」が建設される。「橋の建設を陸上でも許可する」を有効にすれば陸地に鉄橋を敷設可能。船舶の邪魔になりやすいため、航路上に敷設するのはお勧めしない。V2から石レンガ造りの「アーチ橋」、鉄材を末広がりに組んだ橋脚を短い間隔で配置した「トレッスル橋」が追加された。トラス橋を押し縮めたような「ミニ鉄橋」ものちに実装。
- トンネル/地下鉄
- 地中を掘削して列車が通れる空間と設備を設けたもの。海抜0メートル以上は『トンネル』、0メートル以下は『地下鉄』と判定される。「トンネル入口」を作るには十分な起伏と急斜面、『地上から地中への入口』は長い平坦な土地が必要。情景部品は配置できない。
- 速度制限標識(V4)
- 標識に書かれている数字まで列車が減速する。時速10キロメートルから165キロメートルまで5キロメートル刻みで制御可能。速度制限解除の標識を設置すれば、列車最後尾が標識を過ぎたらその車両の最高速度まで加速する。
- 架線柱(V2)
- 電車、電気機関車、電源車に電力を供給するために、線路の直上に敷設する架線を支える柱を設置。列車や経営面には影響しない情景部品。
- 高速線路(JR東海パック)
- 新幹線で使われるような高規格の線路を建設する。桁の構造は複線高架型で固定されていて、カーブの半径が大きい。急カーブや勾配とトンネル、分岐と平面交差、踏切や駅の設置はできない。そのため、「線路」と繋いで対応する。色灯式信号機と標識、速度制限標識は設置できる。この線路で列車を隣町に出すと反対側の線路から帰ってくる(機関車牽引列車は牽引運転で送り出すと、隣街で方向転換して牽引運転のまま帰ってくる)ため、複線で隣町に繋ぐのに使える。
- ゲームに登場する線路の一覧
- 道路
- 『道路』の敷設、撤去
- 『立体交差』『可動橋』『鉄道道路併用橋』『トラスボックス橋』の建設や撤去
- バスや自家用車とトラックの運行と街の発展に欠かせない道路は、このメニューで扱える。
- 道路の一覧
- 道路/高架道路
- バスや自家用車、トラックが走行できる舗装路。片側一車線(対面通行)で、中央線は実線。縁石には街灯が建つ。カーブ、勾配は鉄道と同じ。微調整道路は前後調整がないこと以外同じ。
- 1つの道路ともう1つの道路が平面上で直角に交わると自動で十字路と丁字路が作られる。これは信号機によって常に交通整理が行われる。信号の周期や交差点の名称はプレイヤーが設定可能。もう一つの道路を鋭角(45°)で分岐させるとY字路ができる。こちらは信号機がなく、名称も設定できない。Y字路はプレイヤーのみ設置できる。
- 線路をまたぐための道路設備。線路に対して直角のみ対応で、最大4列の線路を跨げる。踏切を作るには「線路→道路」の順に敷設しなくてはならない(逆の順序は不可)。踏切警報機により交通整理がなされており、列車が接近すると警報音とともに遮断機が下がり、自動車の通行を遮断する(踏切内から出られていない自動車に列車がぶつかり踏切事故を誘発することはない)。
- 海を高架で越える道路を引くと橋桁が建設される。種類は鉄橋で固定で、線路と異なり地上には建設できない。港や他の橋同士とは400メートル以上離す必要がある。近すぎると船舶が通れない。
- 2つの道路が20メートル(1:1モードは10メートル)の高度差で直角に交わる道路。橋下は交差点で、橋上は分岐合流という構造。信号による交通整理はない。地上のみ設置可能。
- 可動橋(V3)
- 「跳開橋」という構造の、勝鬨橋に似た橋。高架橋として地上にも設置可能。船舶の航路を邪魔することなく、橋桁の高さを低くしたまま橋の敷設ができる。船舶が横断している間は自動車が通行できない。
- 鉄道・道路併用橋(V3)
- レインボーブリッジの左右幅を半分に圧縮したような意匠。上段が道路・下段が高架線路の構造をした長さ800メートルの橋で、機能そのものは現実で言う所の瀬戸大橋に近い。300メートル以上の鉄道橋と道路橋は別々に造るよりはこの橋を連続させる方が建設費用が安価。
- トラスボックス橋(V3)
- 東京ゲートブリッジに似ている。船舶の航路を阻害するのを防ぐため、2つのトラス橋脚の間隔が道路橋より広めに取られた鉄橋。
- 道路の一覧
Station
駅や停留所の建設・撤去を行う「駅工事」、それぞれの駅・停留所の旅客や貨物の取り扱い量をリストで調べられる「駅リスト(V1パッチ)」に大別される。
「駅」「配送所」メニューを開くとマップ上に緑の円が表示されるが、これはその駅や配送所が資材の積み降ろしできる範囲を示す。資材積み降ろしのできる資材工場や資材置場は青く表示される。
駅や停留所の種別は一度建設すると、ほかの種別に改築できない。ホームの長さや番線を増やす「増築」、減らす「減築」は可能。駅施設そのものに売り上げは発生しない。
駅や停留所の種類は街の発展に影響しない。純朴な経営シミュレーションゲームとして楽しみたいのであれば、鉄道駅は「地上駅(駅舎小)」「高架駅(駅舎小)」「地下鉄駅(駅舎小)」「操車場(※V2以降は駅舎なし)」、バス停は「バス停(始発)」「バス停(引込)」「バスターミナル」、配送所は「配送所(始発)」「配送所(引込)」「配送センター」を使いこなせれば十分遊べる。
- 駅
- ★概説★
- 鉄道車両が停車し、旅客の乗り降りと資材の積み降ろしを行う。ホームの長さに対して列車の編成(連結している場合は進行方向前側の列車)が長いと、その列車は強制的に駅を通過する。貨物列車の場合、貨車1両の資材積み降ろしに1分必要で、編成長に対して停車時間が短すぎると積み降ろし不十分なまま発車する。
- 地上駅
- ホームの横に駅舎(大中小の3種類から選択可)があるオーソドックスな駅。ホーム数7、ホーム長さは3両から10両まで。V5パッチ後は20両まで対応。ダイヤグラム面で機能的でありながら、建設・改築費用が低めなのが長所。
- 高架駅
- ホームが地上より高い位置にある駅。駅舎はホーム下にコンパクトに収められており、「駅舎小」「駅舎大」「屋根付き(V5~)」の3種類がある。ホーム長さ最大は地上駅と一緒。ホーム数は「駅舎小」「駅舎大」が7まで、「屋根付き」は2・4・6に対応。
- 始発駅
- 上級者向けの駅。列車の進入方向が一方向のみで、反対側は車止めと駅舎という頭端式の構造。ホーム長さ最大は地上駅と一緒。ホーム数は「駅舎小」「駅舎大」が2から7まで、「レトロ駅舎(V5~)」は3から7まで対応。機回しができない。
- 地下鉄駅
- 駅舎とホームが地下にある駅。ホーム数は「駅舎小」が1・2・4・6、「駅舎大」が2・4・6、「ドーム型(V3)」が2本固定。ホーム長さは4両から10両まで。V5パッチ後は20両まで対応。乗客数に応じて地下街が発展する。
- 資材の積み降ろし専用の駅。旅客列車も停車できるが、乗客は運賃収入なしで下車させられ、乗車はできない。ホームの規模が大きくなるほど同規模の地上駅より建設費用が割安になる。貨物専用の駅と最初から決まっているならば操車場を使おう。対応するホームの数や長さは地上駅に同じ。V5パッチで追加された「ホームなし」は地下や高架での設置が可能。
- 田舎駅
- 上級者向けの駅。「駅舎なし」「駅舎あり」はホーム数1のみ。同規模の地上駅より割安で建てられるが、通過列車待ち合わせのダイヤを組む場合、発車時間の設定が煩雑になる。「木造駅舎」はホーム7本まで対応するが、地上駅より建設費用が割高。いずれも対応するホームの数や長さは地上駅に同じ。
- 上級者向けの駅。路面電車の停留所。標識と安全地帯のみの「屋根なし」と、屋根やスロープと柵を完備した「屋根あり」の2種類。ホーム長さ2両、ホーム数1のみ対応。2両までの旅客列車と、広島電鉄の5000形、5100形に対応。
- 立体交差駅
- 上級者向けの駅。線路が階層違いで直角に交差した形状の駅。発車条件を列車待ち合わせにした場合、停車しているホームと同じ階層の別のホームに進入した列車に反応する(違う階層だと反応しない)。「駅舎小」は長さ8両分の2面2線ホームが地上と2階に設けられた形式。「駅舎大」はホーム長10で2階は1面2線のホームが2つ、3階に2面2線という構造。
- 上級者向けの駅。列車をしまうための大型倉庫。操車場と機能は同じ。「駅舎小」「木造車庫」はホーム長さ6、ホーム数2。「駅舎大」はホーム長さ10、ホーム数4。レンガ車庫はホーム長さ4、ホーム数3。
- 橋上駅(橋上駅舎)
- ホームの上に駅舎を設置した駅。建設費用が高額だが、駅舎が地上にない分、開発用地が広くなる。ホーム数は2・4・6に対応。対応ホーム長さは地上駅と同じ。
- 橋上駅(ターミナルビル)
- 上級者向けの駅。駅舎が商業ビルを兼ねているもの。「ターミナルビル1」は対応ホーム長さが地上駅と同じで、ホーム数は2から7まで対応。「ターミナルビル2」は2つのビルがホームを挟んだ構造をしており、対応ホーム長さが10固定で、ホーム数は2・4・6に対応。
- 進行方向が片方しか想定されていない機関車の向きを変えるための設備。1両編成の列車を回転台に停車させ、列車ごとに指定した方向の線路に方向転換する。機回し経路の一端をこれに指定すれば、機関車を反転させることができる。「扇形機関庫」は転車台に車庫が付属しており、蒸気機関車や1両の車両を格納できる。乗客は強制下車。
- バス停
- ★概説★
- バスと自家用車の乗客の乗り降りをするための設備。トラックは強制的に通過する。地上だと屋根付きの停留所、地下だと看板が立つ方式の意匠。
- 始発
- 道路の終端のみ設置可能。バスは道路終端でUターンしてから停留所に停車する。
- 側道
- 上級者向け。左右両方の道路わきに停留所を設置したタイプ。後続車が追い抜きできず、渋滞を発生させてしまうのが短所。一方で引込と違いコンパクトなこと、建設費用が安価なのが長所。
- 引込
- 道幅を拡張し、バスが収まる空間を左右両方とも確保した停留所。トラックや通過するバスが停車中のバスを追い抜くことができる。ただし後続のバスが停車設定だとやはり渋滞を誘発するのでダイヤ設定に要注意。
- 道路の片側に隣接した大型停留所。バスを最大4台まで停車できる(残りは道路にあふれ出る)上、バスが進入してきた方向に発車する「折り返し」が設定できる。建設費用だけでなく運営費用も高いので、無駄にターミナルを建てすぎて赤字にならないよう工夫しよう。地下に建設すると事務所らしき建物が庭に変わる。
- 片側/田舎
- 上級者向け。停留所が片側にしかなく、停留所のない側を走るバスはそのまま通過する。「片側」は時刻表看板と一体化した上屋つきで、「田舎」は中央口と書かれた円形の標柱が立っているだけとなっている。両者とも建設費用は同じ。
- 配送所
- ★概説★
- トラックに資材積み下ろしを行う設備。作業灯と地球?の描かれた看板が立っている。バスは強制的に通過。片側設置タイプはない。
- 始発
- 道路の終端のみ設置可能。トラックは道路終端でUターンしてから駐車場に停車する。
- 側道
- 上級者向け。道路わきに駐車場を設置したタイプ。側道バス停とほぼ同じ特性。
- 引込
- トラックが収まるよう道幅を確保した駐車場。バスや通過するトラックが停車中のトラックを追い抜くことができる。後続のトラックが停車設定だとバス停同様、渋滞を誘発する。
- 配送センター
- 道路の片側に隣接した大型の貨物トラック用駐車場。トラックを最大4台まで停車でき(1台だけ駐車エリア外で待機でき、残りは道路にあふれ出る)、進入してきた方向に発車する「折り返し」が設定できる。バスターミナル同様費用面には気を配ること。
Train
列車、バス、自家用車、トラックを扱うメニュー。
車両ごとに「タイプ」「定員数と最大乗車率/資材の最大積載数」「巡航速度」「後退速度」「車両編成数(長さ)」「運賃」「運行費用」が決められており、用途と集客力に合わせて編成や車両を工夫しないと赤字になってしまう。車両編成数は最小1両から最大10両まであり、列車を購入決定すると後から変更できない。慎重に決めよう。登場年代が古いほど低速低価格な車種が多くなる。V3以降は乗客や資材の輸送ができない、情景部品として機能する事業用車と資材非対応の貨車も登場。
運賃は駅間の直線距離が長いほど多くなる「遠距離逓増制(えんきょりていぞうせい)」となっている。迂回などで線路が無駄に長いと運行費用が増えてその分利益率が下がる。
機関車が客車や貨車を牽くタイプの列車は、機関車が最後尾から編成を押す「推進運転」だと速度が制限される。V5から「先頭(最後尾)の機関車を編成から切り離し、別の線路で編成の反対側に回り込んで、機関車が先頭になるように連結する『機回し』」が実装された(事前に駅メニューで経路の設定が必要)ため、速度制限のネックはわずかながら抑制されている。
V5からは2つの編成を一体化して走らせる「連結」ができるようになった。乗客の多い区間だけ1編成の車両数を増やし輸送力を上げたり、貨物列車の最後尾同士を連結し「プッシュプル運転」にすることで後退速度のボトルネックを相殺する、といったことが可能。
「超特急」は、新幹線車両は新幹線開通まで、リニアはリニア路線が開通しないと新規に導入できない。V4?以降はゲーム開始時点ですでに保有している編成のみ最初から使用可能。
- 列車
- 旅客列車
- 通勤型
- 最大乗車率200%、つまり「定員数」の2倍の乗客を乗せられる、大量輸送型の列車。乗客の非常に多い路線に向いている。運賃が低く、閑散とした路線や時間帯に走らせると赤字に陥りやすい。基本運賃が最も高い列車は721系の400円。
- 高速通勤型
- 最大乗車率は180%。通勤型より定員数と最大乗車率が低いものの、速度がわずかに高め。長編成の列車が多い。基本運賃が最も高い列車は215系とE231-エメラルドグリーンの400円。
- 旅客列車
- 最大乗車率は160%。通勤型では輸送力過剰な郊外の路線に適する。編成長が短い車両が多く、地方のローカル線を演出する。
- 急行列車
- 最大乗車率は140%。旅客列車と特急列車の中間的な性能。長編成の列車が多い。
- 特急列車
- 最大乗車率は120%。運賃の高さゆえ損益分岐点が低く、閑散路線にも適する。長編成の列車が多い。
- 超特急
- 最大乗車率は110%。速度と運賃はトップクラスの高さ。長編成の列車のみ。
- 地下鉄
- 最大乗車率200%。定員数と最大乗車率は通勤型とほぼ同じ。車両価格が高い。
- 蒸気機関車
- 最大乗車率100%。通勤型より運賃が高いが、速度が遅く、8両以上でほぼ満員の状態にしないと赤字必至という、損益面で非常にデリケートな列車。上級者向け。「C57形180号機と12系客車」「C57形187号機と12系客車」「D51形と12系客車」があり、V3パッチ適用で「A-STEAM」、V5からは「C11形207号機と客車」が追加された。
- 旅客列車
- 資材を運ぶための列車。貨車1両につき資材を4個搭載できる。機関車1両の車種は貨車を最大9両まで、機関車2両のものは貨車8両までつなげられる。運行費用は資材を購入した価格も加算される。運賃は資材の数で決まり、短距離輸送ほど利益が見込める一方で長距離運行では赤字必至である。資材以外で建物を建設できる資源がないため、都市の発展促進手段と割り切るしかない。
- 自動車のタイプ
- バス・自家用車
- 通勤バス
- 最大乗車率は200%。輸送力重視。
- 観光バス
- 最大乗車率は120%。運賃が高く設定されている。
- 自家用車
- 最大乗車率は100%。
- トラック
- 小型貨物
- 資材を1個積める。
- 大型貨物
- 資材を2個積める。
- バス・自家用車
産業施設
Construction
それぞれ固有の産業と、他の産業への影響力を持った建物。特に記載なき限り、建設にあたって資材が必要になる。電力が不足すると建物の建設が阻害される。
V1からある建物は白色で名称が表示されている。建物キットや、拡張版のインストールで追加された建物はテキストカラーが異なり、「建物キット」はターコイズブルー、「建物キット2nd」は黄色、Version 5.0は橙色で表示される。
- 本社ビル
- ARビル系統
- 鉄道会社の本社が常駐するビルが「AR事務所」「ARビル」「ARタワー」「ARヒルズ」の4種類、および田舎駅の駅舎なしと組み合わせて使用する「鉄道舎(V5)」がある。テナント向けに賃貸を行っているため売上が発生する。他社に売却はできないため、赤字を防ぐために必要以上に建てすぎないこと。都市の景気が上昇する効果を持つ。産業区分は「ビジネス」。NPCが建設することはない。
- 駅関連施設(建物キット2nd)
- 「保線車両置場」「鉄道車庫(3種類)」「車両工場」「変電所(3種類)」「給水塔」「鉄道林」「乗務員詰所」「踏切詰所」「レール置場」「タクシープール」の全14種ある。タクシープールを除いて売上は発生せず、純朴な情景部品として機能する。わずかながら集客力を持つ。産業区分は「ビジネス」。NPCが建設することはない。
- 資材工場
- 工場
- 小、中、大の3種類。建設の際に資材は不要。大型になるほど広い土地と用地買収費用を要するが、建物費用と資材1つあたりの単価が割安になる。営業時間(資材生産時間)は平日の朝9:00から昼12:00と昼13:00から夕方18:00まで、土曜日日曜日と国民の祝日は休業である。資材の生産量はマップ内の時間に依存するため、時間拡張モードのマップでは資材の生産速度が相対的に遅くなる。産業区分は「工業」。NPCが建設することはない。
- 資材置場
- 工場や隣街から購入した資材を一時保管する場所。工場で作られ敷地内に保管されている資材をこれに運び込むことで、はじめて建物の建設に使えるようになる。産業区分は「工業」。NPCが建設することはない。
- 発電所
- 通常発電
- 「火力発電所」「原子力発電所」「核融合発電所」の3種類。電力供給量と安定性が非常に高く、電力の単価も安い。ただし撤去費用が火力発電所が建設費用の2倍、原子力発電所と核融合発電所は10倍に達する。産業区分は「工業」。NPCが建設することはない。
- エコ発電
- 現実世界でいう再生可能エネルギー。「風力発電所」「風圧発電所」「ソーラーパネル」「潮力発電所」「地熱発電所」の5種類。都市の景気を向上させる効果を持つ。風力発電と太陽光発電は利益率が高い一方で電力供給が不安定、潮力発電所と地熱発電所は建設費用が途轍もなく高額という短所がある。産業区分は「工業」。NPCが建設することはない。
- 住宅
- マンション/高層マンション
- V1からプレイヤーの手で建設可能な住宅建物。産業区分は「住宅」。
- 住宅
- NPCが建設する住宅建物。マップコンストラクションではプレイヤーの手で建設可能。一軒家だけが集まったもの、一軒家とアパートの混合、小型集合住宅のみの3系統に分類される。産業区分は「住宅」。
- 瓦葺家屋/土蔵付家屋/茅葺農家
- 「建物キット」で追加される。瓦葺、土蔵付、茅葺それぞれ2つの建物を収録。プレイヤーのみ建設でき、NPCによる出現はない。産業区分は「住宅」。
- 団地/追加マンション
- 「建物キット2nd」で追加される。小型と大型2種類の団地と、ピロティ式マンション、1階に店舗が入ったマンション、追加の高層マンション3つ(番号は続番)が建設できる。産業区分は「住宅」。
- 店舗
- Version 1.0
- コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、飲食店(ファミリーレストラン、バーガーショップ、レストラン、オープンカフェ)、スーパーマーケット、デパート、アウトレットモールが建設できる。産業区分は「商業」。
- 建物キット
- 下町商店街5種類、中華街、大衆食堂、弁当屋、牛丼店、ドラッグストア、土産物屋2種類、ブックストア、紳士服店、家電ショップ、ホームセンターが建設できる。ヨドバシカメラで予約購入したプレイヤーには特典として「ヨドバシ MM Akiba」「ヨドバシカメラ 新宿西口本店」が、ビックカメラおよびソフマップ系列で予約購入すると「ビックカメラ有楽町店本館」「ソフマップ 秋葉原本館」が追加される。産業区分は「商業」。
- 建物キット2nd
- トランクルーム(貸し出し倉庫)、駐輪場、立体駐車場、和菓子店、そば屋、ペットショップ、カーディーラー、もんじゃストリート、卸売市場、ショッピングモールが建設できる。ヤマダ電機予約購入の場合「LABI 新宿東口館」「LABI1 日本総本店池袋」が、ビックカメラおよびソフマップ系列で予約購入すると「ビックカメラ 本店 パソコン館」「ソフマップ アミューズメント館」が、ヨドバシカメラ予約購入では「ヨドバシカメラ MM 京都」「ヨドバシカメラ MM 梅田」が特典として追加される。特典建物はプレイヤーのみ建設できる。産業区分は「商業」。
- Version 2.0
- 写真館、高級料亭、回転寿司、ラーメン屋、朝市が建設可能になる。ヨドバシカメラ予約購入では「ヨドバシカメラ MM 横浜」「ヨドバシカメラ MM 仙台」が、ビックカメラおよびソフマップ系列で予約購入の場合、「ビックロ ビックカメラ 新宿東口店」「アキバ☆ソフマップ1号店」が特典として追加される。特典建物はプレイヤーのみ建設できる。産業区分は「商業」。
- Version 3.0
- 「大型ビジョン付き建物」4種類が追加される。産業区分は「商業」。
- Version 4.0
- 「コンビニ(小)」「カフェ(小)」が追加される。それぞれ「コンビニ」「オープンカフェ」より建物の奥行が半分に小さくなっている。産業区分は「商業」。
- Version 5.0
- 「観覧車付きビル」が追加される。これは建物価格は145億円(用地買収費用含まず)で、110個の資材を消費する。建物高度は100メートルで、消費電力は毎時480キロワット、産業区分は「商業」。NPCによる建設は2023年8月現在、編集者の一人では確認できなかった(資材不足が原因?)。V5パッチをインストールすると特典建物が全て建設可能になる。
- ホテル
- Version 1.0
- ホテル4種類、ペンション6種類、ヴィラ(水上宿泊型リゾートホテル)、温泉宿が建設可能。産業区分は「商業」。
- 建物キット
- 民宿、モーテル、オーベルジュホテル、デザイナーズホテル、山小屋、キャンプ場が追加される。産業区分は「商業」。
- 建物キット2nd
- ドライブイン、シップホテルが追加される。シップホテルは十分な水深のある海岸のみ建設可能。産業区分は「商業」。
マップ
Version 1.0
特に記載なければ開始年月日は「2010 Jan 01」(2010年1月1日)。パッチで追加された「EX」マップでは時間進行が現実の60倍に遅くなり、保有できる車両の最大が100編成(台)になる。
ニューゲーム
- 大都市構想
- A難度
- 資金;1000億円
- 車両最大数;20
- 起伏が少ない地形に、発展した都市を特定産業に特化した3つの街(産業はそれぞれ商業・住宅・観光)が囲うように位置しているマップ。プレイヤー会社はこれらの連携を強めることで、大都市への発展を目指す。
- 広域都市計画
- A難度
- 資金;1000億円
- 車両最大数;40
- 広域開発計画の一環として開放された地域を舞台としたマップ。広大な平坦地の中央に住宅地としての開発が進む小さな街が築かれており、更なる開発のために工場建設による資材確保が提案されている。
- 古都再興
- A難度
- 資金;800億円
- 車両最大数;40
- 城(天守閣)を中心とした城下町の風情を残す古都に加えて、商業化した街とそれを受け皿とした住宅街が存在するマップ。街の発展に伴い古都の人口も増加しているが、その代償として電力不足に陥っているため、街の発展への悪影響を避けるべく発電所建設が提案されている。
- 水面に映ゆる鉄道
- B難度
- 資金;600億円
- 車両最大数;40
- 浅瀬(とは言え最大水深80m)に浮かぶ3つの島を2本の鉄道路線が結ぶマップ。陸地が狭いことから線路下を有効活用できるよう、鉄道路線の「高架化」を提案されている。
- 観光都市からの飛躍
- 湖を囲うように立地する2つの街と、それを結ぶ鉄道路線が存在しているマップ。湖を観光資源として集客に成功してきたが、近年の旅行需要低迷のため客足が減少している。遅れていた交通インフラの整備と、娯楽施設拡充が提案されている。
- 島の繁栄
- C難度
- 資金;600億円
- 車両最大数;20
- 小さな漁村だけあった島を縦断する形で巨大な道路橋が設けられているマップ。この橋の完成により近隣との往来がしやすくなり、より開発しやすくなった。島の東に位置する台地の開発に加え、南西部の島への空港建設が提案されている。
- 新幹線とリニア
- B難度
- 資金;700億円
- 車両最大数;20
- 山岳地帯にあるA・Bの2つの街と、台地に立地する村Cが存在するマップ。海が存在しない。マップ内に新幹線とリニアを開通させることを目的とする。
- バスのある風景
- D難度
- 資金;600億
- 車両最大数;40
- 山裾に位置する街と、山間に点在する村が存在するマップ。地形が非常に入り組んでおり、バス・トラックを主軸とした都市開発が要求される。鉄道路線は地下を利用し、地上の発展を妨げないよう工夫が必要。
- 工業地帯のエネルギー転換
- D難度
- 資金;300億円
- 車両最大数;40
- 工業地帯を中心とした街が位置するマップ。環境問題への対処から、街の電力を賄っている原子力発電所(通常発電)をエコ発電に置き換えることが提案されている。ただし原子力発電所の撤去費用は非常に高額のため、状況が整ってから行うことが必要。
- 混迷する交通都市
- E難度
- 資金;500億円
- 車両最大数;40
- バランスの取れた都市として発展してきたものの、無計画な開発によって交通網が機能不全に陥った街が舞台のマップ。著しく錯綜している交通網の是正と、道路撤去による区画整理が提案されている。
- 鉄道博物館
- E難度
- 資金;2000億円
- 車両最大数;100
- パズル要素の強いマップ。中央に大きな台地があるだけで水辺のない地形で、鉄道線路と駅、列車しかマップ内に建造物がない。鉄道開業150周年にあたる2022年に向け、鉄道博物館建設と展示車両を224種類集めることを目標としている。
マップコンストラクション
- プレビューサンプル
- パッチで追加。ニューゲーム開始時に流れる「プレビュー」機能をプレイヤーに体験してもらうためのマップ。「Preview」メニューを開き、「再生」を選択するとプレビューが再生される。時間の進行速度が最大にセットされた状態となっているが、プレビュー再生すると自動で1倍に戻る。
Viewer
動作確認・観賞用ソフトに付属しているマップ。攻略することを前提には作られていない。
- 列車が結ぶ都市
- B難度
- 資金;500億円
- 車両最大数;20
- 普通鉄道の環状線がマップ北部の大都市内をぐるっと回る。高速鉄道の環状線がマップ北部の大都市を中心に、マップ中心やや北東と西側にある小都市を結んでいる。開発できる場所が狭いため、鉄道網を新設しにくい立地。
- 洋上の研究施設
- D難度
- 資金;500億円
- 車両最大数;100
- 海上に設営されたインフラの研究施設。都市として開発することが完全に不可能な地形。
Version 2.0
- シーサイドリゾートの発展
- 開始年月日;1983年3月16日
- A難度
- 資金;1500億円
- 車両最大数;40
- マップ内にて開設した西洋風テーマパークにより、近隣の住民たちから地域活性化が期待されているマップ。一方で交通インフラが整備途上のため集客効果が上がらず、周辺地域共々衰退が始まりつつある。それを防ぐため、交通網の整備を推進し、隣街や山に隔てられた都市との提携強化が提案されている。
- 日の落ちない街ダウンタウン
- 開始年月日;2025年12月25日
- B難度
- 資金;900億円
- 急速な都市発展とそれに伴う人口集中の結果、周辺地域の過疎化に加えて慢性的な電力不足に陥っているマップ。地域振興のために街をライトアップすることになったが、エコロジー計画地域に指定されているため、発電所をエコ発電に転換しつつも電力不足の解消を行うことが提案されている。
- 世界競技大会開催
- 工業中心の都市から脱却を目指し、新たな産業の参入を試みている地域が舞台のマップ。「世界競技大会」の開催予定地としてアピールするために、地域の再開発と交通網整備、運動施設の充実や、国際空港の建設による海外からの集客が提案されている。
- 恐竜の眠る山岳地帯
- 鉱業を中心に発展してきた山岳地帯が舞台のマップ。鉱山村の隣で恐竜の化石が発掘され、恐竜博物館の建設を含めた観光事業化の話が持ち上がった。恐竜博物館の建設と、都市との交通インフラの拡充が提案されている。
- 地形の特性を利用して巨大な恐竜の化石や足跡を表現している。
- 海の守り神と山の守り神
- 開始年月日;1989年1月1日
- D難度
- 資金;300億円
- 車両最大数;40
- 神社(山)の島と神社(海)の島が隣接しているマップ。過疎化により人口が減り続けており、これを打開するために交通インフラを整備、観光客の増加を見込んだ開発が提案されている。
- 星のみえる丘
- 開始年月日;2031年1月2日
- C難度
- 資金;400億円
- 山岳地帯の切り立った崖の下に都市があるマップ。崖の上は天文ファンに穴場スポットとして人気の場所だったが、新たに天文台が建設されたことで観光スポットとして注目が集まっている。これを観光資源とした丘の開発と、天文台へのアクセス手段確保を目的とした交通インフラの整備が提案されている。
- 湯煙の似合う都市
- 山裾に温泉があることが判明し、近隣で温泉ブームが起き始めた。温泉地の観光開発による地域の活性化に期待が集まる。
- ランドマークタワー博覧会
- 「Geo」メニューを主題にしたマップ。デルタ地帯に位置する街は急速に発展し、それゆえ土地不足が深刻になった。中州の干拓による区画整理とタワー施設の建設をはじめとした、新都市の建設が動き出す。
- 村の架け橋鉄道
- 開始年月日;1960年6月12日
- E難度
- 資金;200億円
- 急峻な地形に隔たれた5つの村と、湖畔の神社。鉄道会社はこの地域に発電所と鉄道網の新設を行うかたちで、村同士の連携強化と地域の活性化を目指す。
- 鉄道博物館Ⅱ
- パズル要素のマップ。車両基地が集中するこの町は鉄道ファンに聖地と呼ばれるほど強い人気を持つ。地域振興のため、鉄道博物館建設と展示車両を224種類集めることを提案された。
- 夕日町計画
- C難度
- 資金;1000億円
- 1:1モード
- 車両最大数;100
- 旧タワー中心に発展していた都市が、新タワー建設と都市機能移転により過疎化し始めている。旧タワー周辺の現存する昭和時代の街並みを観光地とする形で、商店街の拡大や路面電車の拡張整備、新規路線の建設による都市の連携強化を積極的に行うことで、旧タワー周辺の復興が提案されている。
- 水面に揺れる工場の灯
Version 3.0
全て1:1モードのマップ。1つの地形データに変化を持たせることで、2通りのゲームを演出している。タイトル名のリズムもほぼ同じ。
- 宵明けの大都
- 湾を跨ぐようにして発展してきた大都市が舞台のマップ。大規模な埋立事業と交通網の整備によって政経中枢都市として大きな発展を遂げてきたが、開発できる余地がなくなりつつある。そのため、地下鉄の整備と郊外の開発が提案されている。
- 夕染めの水都と同じマップ地形。ただし、こちらの方が埋立が進行している他、都市の規模も大きい。
- 夕染めの水都
- 昔からの水路や運河が残る街が舞台のマップ。自然や景観を守りつつ開発が進められてきた一方、景観保護を優先する余り交通網の整備が遅れたと指摘されており、なるべく景観保護の方針を維持しつつ経済発展の推進が求められている。工場建設による資材確保に加え、環境に配慮して自然エネルギーの活用が求められている。なお、マップ中央の大河は運河でもあり、鉄道橋の建設の際は航路を阻害しないよう注意が必要になる。
- おどる広告都市
- 多くのネオンやデジタルサイネージが煌めく歓楽街として発展してきた街が舞台のマップ。歓楽街として賑わう一方で住民の定着率が低いことが問題となっており、公共施設を整備して住民にとって過ごしやすい街することが提案されている。
- ねむる空洞都市と同じマップ地形。
- ねむる空洞都市
- 以前繁華街として賑わっていたものの、都心部への人口流出によって過疎化が進み衰退の一途を辿っているマップ。これといった中心となる都市が無いため、拠点場所を定めた上で資材輸送や子会社経営・交通網整備なども含めた総合的な開発を提案されている。
- おどる広告都市と同じマップ地形。
- 文明開化の薫る街
- 歴史あるレンガ建築といった文化財を守りながら街の開発を推し進める。
- 異国情緒の漂う街
- 文明開化の薫る街と同じマップ地形。西洋風建築の集まる地域の鉄道経営を行っているが、子会社が不調で借金が膨らんでいる。プレイヤーは経営の立て直しを図る。
- 山間の秘湯へ
- 地方の温泉地に新幹線の開通が予定されている。が、経路上に山があるため線路が建設できず、開通工事が中断している状況。地域からの経営収入を捻出して線路用地の確保を行い、新幹線開通にこぎつける。
- 田園の彼方へ
- 山間の秘湯へと同じマップ地形。住民の高齢化により鉄道利用客の減少が続く中、経営と街の経済を立て直そうと奔走する。
- 空港連絡線は続くよ
- 空港の利便性向上のため、鉄道網の形成が始まる…。
- 鉄道博物館は続くよ
- 空港連絡線は続くよと同じマップ地形。鉄道そのものを町おこしの起爆剤に、鉄道博物館を中心としたテーマパークを作ろうという内容。
Version 4.0
全て1:1モードのマップ。
ソフト付属
- ひしめきあう街
- B難度
- 資金;2000億円
- 狭い大都市の中に多数の列車、バスやトラックが走り回っている。渋滞が起きるほど。輸送力過剰で交通機関は慢性的な赤字。
- 川沿いにある街
- B難度
- 資金;2000億円
- 速度制限のシステムを強調したマップ
- 砂浜とウォーターフロント
- A難度
- 資金;2000億円
- 大規模な臨海都市の散策を楽しめるマップ。経営も極めて安定して利益率も高く、資金がどんどん増えていく。ただしその分、支払い税が鰻登りのため、新規開発の際は税金に注意が必要。
JR東海パック~
Version 5.0
全て1:1モードのマップ。
ノーマル
- 渓流を望む汽車
- A難度
- 資金;2000億円
- 車両最大数;200
- マップ南南東にある2都市と、北北西にある村を結ぶローカル線が観光鉄道となり、導入されたC11形蒸気機関車が鉄道ファンや子供らに人気を博している。一方で一般の乗客の利用が乏しいため経営は厳しい状況。南の2都市の中間に新駅を建設しそれらの活性化と、北にある広大な台地へ路線を延伸し、新たな街の開発が提案されている。
- ジオラマの映える島
- ジオラマモードをテーマにしたマップ。見栄えの良い地点が最初から登録されており、「ビューポイント」「ジオラマ」メニューから呼び出せる。Dioramaメニューで「ジオラマ」にチェックを入れるとジオラマセットにマップを収めた姿になる。マップ中心部の島は南側が未開発であり、工夫を凝らして開発を進めようと提案されている。
- 海上都市計画
- 山と湾に挟まれるように位置している都市は過密化が進み、発展が停滞し始めている。中断している鉄道の延伸計画を再開し都市を拡張する計画と、人工島を利用した住宅や商業施設などの総合的な機能をもつ臨海都市の開発、国際空港の誘致による経済規模の拡大が提案されている。
- 風光明媚なローカル線
- 峡谷の北には農村、南には水稲農地が隣接する雑居ビル街があり、峡谷を横切るように建設された風光明媚なローカル線がそれぞれの町を結ぶ貴重な移動手段となっている。しかし、今回提案された新幹線の誘致計画を実現するためには峡谷を走る既存のローカル線の経路を変更しなければならないが、一方でローカル線を廃線すると農村の移動手段が失われてしまう。ローカル線存続と新幹線開通の両立が要求されている。
- ガイドブック2205の164頁では、『マップ端に新幹線を開通させて新幹線車両を購入可能にし、プレイヤーが線路を手動で敷いて疑似新幹線を建設する』という「ズル技」も紹介している。
- 城下町の復興
- 悲願の新幹線が開通した都市。しかしその結果都市部へ人が流出してしまい、人口減少と経済停滞に陥っている。新幹線の経路上という強みを利用して周辺地域の再開発と近隣都市との提携強化を行い、城下町の復興を果たすこととなった。
- はじめから新幹線車両を2編成所有しているという稀有なマップ。
A列車紀行
「A列車紀行」とは本ソフトで実在の街を再現する、乗りものニュースの企画。記事として連載に取り上げられたマップが収録された。
上級者向けのマップであり、蓄えたゲームテクニックを総動員して開発に挑もう。時間拡張がないためダイヤグラムにこだわるのは困難である。
- 江ノ島鎌倉観光路線;都市名「鎌倉(A列車紀行)」
- 神奈川県鎌倉市と江ノ島を再現。江ノ島電鉄、東海道本線、横須賀線、小田急電鉄江ノ島線、湘南モノレール(モノレール未収録のため高架線路と813系で代用)が配置されている。
- JR九州のA列車で行こう;都市名「熊本(A列車紀行)」
- 熊本県熊本市を再現。熊本電鉄と熊本市交通局を全区間収めている。マップ南端以外開発されておらず、都市の将来はプレイヤーが握っている。
- 参詣鉄道を復活せよ;都市名「出雲(A列車紀行)」
- 島根県出雲市の出雲大社付近を再現。説明文曰く、「一畑電車に加え、旧国鉄大社線を復活させたい」とのこと。
- 梅田から伊丹へ;都市名「梅田(A列車紀行)」
- 大阪府大阪市梅田から兵庫県伊丹市の伊丹空港までを再現。伊丹空港への新線を建設し、未来の大阪を先取りする。
- 函館の女;都市名「函館(A列車紀行)」
- 北海道函館市の函館山から見える景色を再現。函館山はマップ南の中央にある。テレビ番組でよく見る函館の視点はメニューで事前に登録していないようだ。マップ名は「A列車で行こう」シリーズの曲『街角の女』のパロディだと思われる。
- 金沢市LRT計画;都市名「金沢(A列車紀行)」
- 石川県金沢市の金沢駅周辺を再現。北陸新幹線、石川線北陸鉄道が収められている。
収録車両(作成途中)
説明書でも注意書きされている通り、本ソフトに収録されている鉄道車両のデザインや性能はゲームの仕様上、実物と若干異なる。例えば、現実世界では11両固定編成の東海道線E217系基本編成や山手線・京浜東北線仕様のE233系やE235系がゲーム内では10両までが上限だったり、DD51の運転台の扉・窓の配置が左右対称になっている、新幹線や一部の特急車両で連結器のカバーを開けたり外さず連結器だけ前に突き出て連結する、連結器の形状が全て自動連結器、など。
なお台湾で発売された中国語(繁体字)版は、権利上の都合でアートディンクのオリジナル車両しか収録していない。
※車両の数が多いため小分けで投稿しています。
公式ガイドブック196ページから220ページの内容を移植。オリジナル車両は別見出しに記す。
JR北海道
出典;公式ガイドブック196から197ページ、日本語版Wikipedia
形式名 | タイプ | 編成 | 最高速度(後退速度) | 基本運賃 | 世代 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
H5系 | 超特急 | 8、9、10 | 320 | 2300 | V5 | |
789系 | 特急列車 | 6、8 | 130 | 1200 | V1 | |
785系 | 特急列車 | 4、5、6、7 | 120 | 1000 | V1 | |
| 特急列車 | 4、5、6、7、8、9、10 | 125 | N/A | 車両2 |
|
| 特急列車 | 5 | 125 | 1200 | 車両1 | |
キハ283系 | 特急列車 | 3、4、5、6、7、8、9、10 | 125 | 1200 | V1 | |
キハ183系 | 特急列車 | 3 | 120 | N/A | 車両2 | |
キハ183系(ノースレインボー) | 特急列車 | 3、5 | 120 | 1000 | V1 | |
| 特急列車 | 5、6、7、8、9、10 | 120 | 800 | V1 | |
ED79形+50系 | 急行列車 | 4、5、6、7、8、9、10 | 90(60) | 400 | V1 | |
H100形 | 旅客列車 | 1、2、3、4 | 90 | 400 | 車両1 | |
キハ150形 | 旅客列車 | 1、2、3、4、5 | 70 | 400 | V1 | |
キハ40系(北海道色) | 旅客列車 | 1、2、3、4、5、6 | 55 | 300 | V1 | |
キハ54形(北海道仕様) | 旅客列車 | 1、2、3、4、5、6 | 65 | 300 | V1 | |
721系 | 通勤型 | 3、6、9 | 110 | 400 | V1 | |
731系 | 通勤型 | 3、6 | 110 | 400 | V1 | |
キハ201系 | 通勤型 | 3、6 | 110 | 300 | V1 | |
733系1000番台 | 通勤型 | 3、6 | 110 | N/A | 車両2 | |
C11型蒸気機関車 | 蒸気機関車 | 5、6、7、8、9、10 | 55 | 700 | V5 |
JR四国
形式名 | タイプ | 編成 | 最高速度(後退速度) | 基本運賃 | 世代 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
2000系 | 特急列車 | 3、4、5、6、7、8 | 120 | 900 | V1 | |
2700系 | 特急列車 | 2、3、4、5、6、7 | 130 | N/A | 車両2 | |
8000系 | 特急列車 | 3、5、6、8 | 120 | 1000 | V1 | |
8600系 | 特急列車 | 2、3、4、5、6、7、8 | 130 | N/A | 車両2 | |
キハ185系0番台 | 特急列車 | 2、3、4 | 100 | 700 | V1 | |
キハ185系3000番台 | 旅客列車 | 2、3、4 | 100 | 400 | V1 | |
5000系 | 急行列車 | 3、5、6、7、9 | 115 | 600 | V1 | |
1000型 | 旅客列車 | 1、2、3、4、5、6 | 85 | 300 | V1 | |
1500型 | 旅客列車 | 1、2、3、4、5、6 | 85 | 400 | V1 | |
7000系 | 旅客列車 | 1、2、3、4、5、6 | 85 | 300 | V1 | |
キハ32形 | 旅客列車 | 1、2、3、4 | 65 | 300 | V1 | |
キハ54形(四国仕様) | 旅客列車 | 1、2、3、4、5、6 | 65 | 300 | V1 |
JR貨物
出典;公式ガイドブック219から220ページ
形式名 | タイプ | 編成 | 最高速度(後退速度) | 基本運賃 | 世代 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
DD51 | 貨物列車 | 2、3、4、5、6、7、8、9、10 | 65(50) | N/A | V1 | |
DF200 | 貨物列車 | 2、3、4、5、6、7、8、9、10 | 80(60) | N/A | V1 | |
EF210 | 貨物列車 | 3、4、5、6、7、8、9、10 | 95(60) | N/A | V1 | |
| 貨物列車 | 2、3、4、5、6、7、8、9、10 | 70(55) | N/A | V1 | +
|
EH200型 | 貨物列車 | 4、5、6、7、8、9、10 | 90(60) | N/A | V1 | 機関車は1両判定 |
EH500型 | 急行貨物列車 | 4、5、6、7、8、9、10 | 100(60) | N/A | V1 | 901号機? 機関車は1両判定 |
Mc250系 | 急行貨物列車 | 6、7、8、9、10 | 115 | N/A | V1 |
阪急電鉄
出典;公式ガイドブック217ページ、日本語版Wikipedia
形式名 | タイプ | 編成 | 最高速度(後退速度) | 基本運賃 | 世代 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1000系 | 通勤型 | 8 | 90 | 300 | V5 | 定員1028人、最大乗車人数2056人 |
1300系 | 通勤型 | 8 | 90 | 300 | V5 | 定員1044人、最大乗車人数2088人 |
3000系 | 通勤型 | 4、6、8 | 75 | 200 | V5 | |
3300系 | 通勤型 | 7、8 | 75 | 200 | V5 |
※通過標識灯は点灯しない。
本作オリジナル車両
列車
アートディンク公式のガイドブックでは、実在車両にこだわりがなければ、下記のオリジナル車両の使用を勧めている。最低2両以上と長編成になりやすい、価格が高いというデメリットはあるが、全体的に性能が安定しており利益を出しやすいとしている。
AR7、ARX、AR8、AR9は購入価格が100億円を超えるほど高騰するため、購入して運行利益で元を取るのに大変長い年月を要する。慎重に扱おう。
旅客列車
- AR3
- 高速通勤型(最大乗車率180%)
- 最高速度;105km/h
- 最短2両/初期3両/最長10両
- 基礎運賃単価;200
- A列車で行こうⅢの発売された1990年に登場。閑散路線向けの短編成から近距離短時間の大量輸送、中距離路線向けの長編成まで、長距離列車や優等列車を除けばオールマイティな車両。扉と扉の間の客室天井に枕木方向に長い採光窓を設置しており、夜間も本車両の走行がよく映える。「大型の片開き2ドアを採用」と説明文に書いてあるが、実車の扉を見ると他のARシリーズより小さく横幅も狭い。前面は名古屋鉄道の1000系の前頭部に似た意匠。「運転」モード時の警笛はタイフォン。
- AR4
- 急行列車(最大乗車率140%)
- 最高速度;110km/h
- 最短4両/初期4両/最長10両
- 基礎運賃単価;400
- A列車で行こうIVの発売された1993年ごろ、AR3を改良して開発された。AR3より定員数こそ多いが、最大乗車人数は少ない。利用客の急激な増加を受け、収容力を確保するため2階建て車両として設計、結果的に急行列車カテゴリ内で最多の乗車人数を誇る列車となった。採光窓は眺望を良くするため窓枠は細いものに変更されている他、先頭車については運転台直後の客用扉付近も乗務員室ギリギリまで採光窓を拡張している。「運転」モード時の警笛はタイフォン。
- AR5
- 特急列車(最大乗車率120%)
- 最高速度;135km/h
- 最短4両/初期5両/最長10両
- 1996年に登場。E1系に似た車体デザインをしている。客室は2階建てとなっているため、特急形電車でありながら最大1000人を超える乗客を運べる。スカートが左右に分割した形状で、連結器のスペースが開けられており、AR5同士の迅速な連結に対応可能なようだ。「運転」モード時の警笛はタイフォン。
- AR7
- 特急列車(最大乗車率120%)
- 最高速度;150km/h
- 最短5両/初期7両/最長10両
- 2005年に登場。681系より最高速度がわずかに遅く購入価格も4倍近く高いが、乗客の輸送力や運行費用の安さと編成の柔軟さで勝る。AR5の2階建て車体から脱却、平屋の車体に回帰した。イギリス国鉄370形電車に車体が似ている。
- ARX
- 特急列車(最大乗車率120%)
- 最高速度;180km/h
- 最短8両/初期・最長10両
- AR7の上位互換。超特急シリーズを除けばこの列車が最も速く、新幹線が開通する前はこの列車が高速列車として重宝される。
- AR8
- 特急列車(最大乗車率120%)
- 最高速度;160km/h
- 最短6両/初期8両/最長10両
- A列車で行こう8が発売された2008年に登場。ARXの上位互換。
- AR9(com)
- 通勤型(最大乗車率200%)
- 最高速度;85km/h
- 最短8両/初期9両/最長10両
- 本作発売年の2010年に登場。一両あたりの定員数と最大乗車人数ともに本作トップクラスで、10両編成で最大4352人も乗せられる。ただし価格が非常に高いため序盤の投入は敷居が高い。車体も両開き4ドアと、ARシリーズで最も通勤形らしい見た目となっているが、説明文によると収容人数の増加と乗降の円滑化を狙って車内からはシートが全廃され、代わりに腰掛け用のポールが設置されているというなかなかぶっ飛んだ車両である。屋根にはソーラーパネルを搭載している模様。「運転」モード」時の警笛はミュージックホーン。
- AR9(exp)
- 特急列車(最大乗車率120%)
- 最高速度;160km/h
- 最短8両/初期9両/最長10両
- 本作発売年の2010年に登場。AR8より定員数と運賃が向上し、輸送力と高い収益性を併せ持つ。その代わり車両価格は200億円を超え、投資を取り返すのに極めて長い年月を要する。前頭部は旅客機のコックピット部分によく似ている。「運転」モード時の警笛はミュージックホーン。
- AR9(super)
- 超特急(最大乗車率110%)
- 最高速度;240km/h
- 最短8両/初期9両/最長10両
- 本作発売年の2010年に登場。新幹線が開通すると購入可能になる。186Exp.の上位互換。定員数と最高速度や編成の柔軟さで劣り、収益性と俊敏性で勝る。車両価格が300億円を超える車両。「運転」モード時の警笛はミュージックホーン。
- 186Exp.
- 超特急(最大乗車率110%)
- 最高速度;300km/h
- 最短3両/初期5両/最長10両
- 新幹線が開通すると購入可能になる。先頭の電気機関車の間に客車を挟んだプッシュプル方式など、ICE(ヨーロッパの高速列車)に似た意匠。新幹線車両の中で最も柔軟に編成を行える。在来線を全てAR系列の車両で揃えると雰囲気もよく合う。「運転」モード時の警笛は電子音。
- U-Shape
- 地下鉄(最大乗車率200%)
- 最高速度;80km/h
- 最短4両/初期5両/最長7両
- AR3、AR9(com)の下位互換。地下鉄車両に分類されているが、もちろん地上を走る通勤形電車としても十分使える。AR9(com)だと過剰性能な路線に投入しよう。ちなみに地下鉄車両の中でも安価な部類で買い求めやすく、またARシリーズの旅客列車の中では最も導入の敷居が低い。扉は外吊りタイプで、先頭車は片側2扉、中間車は片側3扉という車体構造をしている。
- A-STEAM
- 最短3両/初期4両/最長10両
- V3パッチで追加。説明文から、初代「A列車で行こう」のセルフパロディだと推測される。小型の蒸気機関車が客車を牽くタイプの列車。列車全体のサイズが小さく、例えば4両までの列車を収めるレンガ造りの車庫に当車両は7両まで入れられる。一方で他の蒸気機関車系列と同様、収益面では非常にデリケートで、7両までの編成や少しでも迂回があると赤字にあっさりと転落してしまう。
- リニア
- 超特急(最大乗車率110%)
- 最高速度;360km/h
- 最短5両/初期7両/最長10両
- リニア新幹線が開通すると購入可能になる。リニアモーターカーだが、線路の上も走行できる。本作の中で最速の車両。
貨物列車
機関車は1両。
- DC4
- 最短3両/初期5両/最長10両
- 名称の由来は「Diesel」「Cargo」「4軸駆動」。フード・ユニットでセンターキャブ方式のディーゼル機関車。速度が遅いため、貨物専用線で運行するか、こまめに途中駅で速度の速い列車をやり過ごす必要がある。「運転」モード時の警笛はホイッスル。
- EC6
- 最短3両/初期5両/最長10両
- 名称の由来は「Electric」「Cargo」「6軸駆動」。高速鉄道の線路を借りた資材輸送で重宝するが、運行費用の高さや後退運転における速度制限が辛い。ゲーム内の説明文とガイドブックから電気式ディーゼル機関車か蓄電池機関車だと思われる。カウル・ユニットないしキャブ・ユニットで運転台が片側にしかないので、機回しの際に転車台などで方向転換しないと逆機(運転台のない側が先頭)になってしまう。逆機での牽引運転でもライトなしで最高速度130km/hと、現実であれば安全性に疑問符が付くような走行をする。「運転」モード時の警笛はホイッスル。
自動車
実在車両の収録はない。踏切内に位置しており列車が接近すると、遮断桿を突き抜け踏切を完全に抜け出すまで全速力で進む。
バス
- コミュニティバス
- 定員;34人
- 最大乗車人数68人(200%)
- 定員;34人
- 最高速度;35km/h
- 価格;1800万円
- トヨタ自動車の「コースター」に似ている。定員数がと速度が低い代わりに運行費用が安く、閑散路線に向いている。低速のため、他の自動車とは路線を分けないと渋滞を起こしやすい(長距離路線の場合)。
- 近距離用ノンステップバス
- 定員;56人
- 最大乗車人数112人(200%)
- 定員;56人
- 最高速度;40km/h
- 価格;2800万円
- 輸送力がバスの中で最大級。
- 中長距離用ハイデッカーバス
- 定員;38人
- 最大乗車人数45人(120%)
- 定員;38人
- 最高速度;55km/h
- 価格;6400万円
- 速度、運賃、運行費用がバス最大級。
自家用車
Version4.0から追加された模様。バス停にしか止まらないタクシー。ナンバープレートに「AR-AR9」と書かれている。
- 自家用車1/自家用車2/自家用車3
- 定員;6人(最大乗車率100%)
- 最高速度;60km/h
- 価格;500万円
- トヨタ自動車の「ランドクルーザー」に似ている。
- 自家用車4/自家用車5(V5パッチ)
- 定員;4人(最大乗車率100%)
- 最高速度;60km/h
- 価格;350万円
- 自家用車6(V5パッチ)
- 定員;4人(最大乗車率100%)
- 最高速度;60km/h
- 価格;400万円
- 車体頂上に社名表示灯があり、タクシーだと思われる。
- 自家用車7/自家用車8/自家用車9(V5パッチ)
- 定員;4人(最大乗車率100%)
- 最高速度;60km/h
- 価格;600万円
- 日産自動車の「フーガ」に似ている。
トラック
セミトレーラートラックは、トラクターとトレーラーをまとめて1台としている。
- コンテナ用トラック
- 最大積載数;1(小型貨物)
- 最高速度;40km/h
- 価格;1200万円
- 短距離、少量の資材輸送に最適。
- ボンネット型トレーラー
- 最大積載数;2(大型貨物)
- 最高速度;35km/h
- 価格;1500万円
- 中長距離用トレーラーより速度が遅いが、その分購入や運行にかかる費用が安価(ガイドブックでは「運行費用の差が少ないから、実質プレイヤーの好みの問題」としている)。コミュニティバス同様、長距離の場合他の自動車と路線を分けると良い。
- 中長距離用トレーラー
- 最大積載数;2(大型貨物)
- 最高速度;40km/h
- 価格;2600万円
- ボンネット型トレーラーの上位互換。
散策車両
プレイヤーが操縦し、マップ内の決まった場所を散策(運転)可能。運行費用"だけ"が発生するのでむやみやたら走り回らないように。
- 道路散策車両(シルバー)/道路散策車両(ワインレッド)/道路散策車両(ネイビー)
- 定員;N/A
- 最高速度;80km/h
- 価格;N/A
- トヨタ自動車の「ランドクルーザー」に似ている。バス停や配送所、交差点内には配置できない。隣街へ出ることはできず、マップ端直前で強制的に転回する。運転で発生した費用は「バス利益」に計上される。
- 水上散策クルーザー(スカイブルー)/水上散策クルーザー(ゴールド)
- 定員;N/A
- 最高速度;80km/h
- 価格;N/A
- 海上のみ航行可能なクルーザー。船体が小さいため高度10メートル以上の橋の下を通り抜けられる。船舶の航路上にいると船舶が緊急停止してしまう。運転で発生した費用は「子会社利益」に計上される。
「画像取り込みモード」の特性
概説
V5のソフトウェアバージョンを「Version 5.00 Build 4914」へアップデートすると、マップコンストラクションの「地形編集」メニュー内に『画像取り込み』という項目が追加される。パソコン本体やそれと接続している外部メモリに保存されている画像ファイルを読み取り、マップの高度として出力する機能を持つ。
対応する画像フォーマットはJPEG、PNG(APNG非対応)、GIF、BMPの4種類。正方形の画像ファイルはそのままにマップ地形が仮生成され、縦横比が異なる画像は比率の低い側を引き伸ばし、正方形に変換されてから仮生成となる。マップ高度は画像の明度のみで決まり、色と彩度は無視される。
なお、フルスクリーンモードで起動している際は画像取り込みは不可能。ゲーム起動前に環境設定で「フルスクリーンモードで起動」のチェックをあらかじめ外しておく。
地形データを作成するにあたって高度なペイントツールは必要なく、理論上はMSペイントの機能で十分である。ただしマウス絵が苦手なプレイヤーは、タッチパネルとタッチペンのセットやペンタブレットを用いないと、やや繊細な地形を描きにくいと感じるかもしれない。
公式ガイドブックでは、「画像では大まかな地形の仮決めに使い、地形編集モードで細部の微調整をする」という使用方法を推奨している。
高度早見表
※初期設定「最大高度240m」「最低高度-80m」「基準高度0m」の場合
高度(単位;メートル) | RGB(赤緑青共通) | カラーコード |
---|---|---|
240 | 255 | #FFFFFF |
220 | 240 | #F0F0F0 |
200 | 224 | #E0E0E0 |
180 | 208 | #D0D0D0 |
160 | 192 | #C0C0C0 |
140 | 176 | #B0B0B0 |
120 | 160 | #A0A0A0 |
100 | 144 | #909090 |
80 | 128 | #808080 |
60 | 112 | #707070 |
40 | 96 | #606060 |
20 | 80 | #505050 |
0 | 64 | #404040 |
-20 | 48 | #303030 |
-40 | 32 | #202020 |
-60 | 16 | #101010 |
-80 | 0 | #000000 |
RGB値59、カラーコード#3B3B3Bで着色すると砂浜が作れる。
その他
BGM
特定の店舗で「A列車で行こうExp.」を予約購入、早期購入したユーザーに対し、特典としてゲーム内のオープニング曲および月ごとに流れる曲を収録したCDが付属していた。
- 全楽曲一覧
- A列車で行こうExp. オープニング
- ゲーム本体から直接音楽ファイルとして聴けない。
- Riong out the Old Year
- ゲーム本体では「A9_01」というタイトル名。毎年元日の深夜0時に流れる。プレイヤーの会社の決算日でもある。
- Flor De La Nieve
- ゲーム本体では「A9_02」というタイトル名。毎年2月1日の深夜0時に流れる。
- Porphyra Krokos
- ゲーム本体では「A9_03」というタイトル名。毎年3月1日の深夜0時に流れる。
- Trem Noturno
- ゲーム本体では「A9_04」というタイトル名。毎年4月1日の深夜0時に流れる。
- CIMOLO
- ゲーム本体では「A9_05」というタイトル名。毎年5月1日の深夜0時に流れる。
- Snail Walking
- ゲーム本体では「A9_06」というタイトル名。毎年6月1日の深夜0時に流れる。
- 木影の光
- ゲーム本体では「A9_07」というタイトル名。毎年7月1日の深夜0時に流れる。
- 遠くへ行こう
- ゲーム本体では「A9_08」というタイトル名。毎年8月1日の深夜0時に流れる。
- My Foolish Things
- ゲーム本体では「A9_09」というタイトル名。毎年9月1日の深夜0時に流れる。
- Melancoly in the Long Nights
- ゲーム本体では「A9_10」というタイトル名。毎年10月1日の深夜0時に流れる。
- Winter in the air
- ゲーム本体では「A9_11」というタイトル名。毎年11月1日の深夜0時に流れる。
- 聖夜の足音
- ゲーム本体では「A9_12」というタイトル名。毎年12月24日の18時に再生される。ゲーム内の日時が24日18時を過ぎた状態でゲームを開始したり、運転モードでクルーザーを運転開始した場合、12月31日までの間、次の18時に再び再生される。
なお、ゲーム本体のファイルに格納されている「bgm」フォルダー内に月間BGM12曲がwavフォーマットで収録されている。WindowsMediaPlayerで直接開いて曲を聴くことが可能。
- 出典(YouTube動画)
- オープニング曲を最後まで、各楽曲を20秒ほど試聴可能。
豆知識
- 公式ガイドブックでは、215系や721系は定員、乗車率、速度、運賃の面から序盤の使用に勧めている。
- ゲーム中に登場する「資材」は白いコンテナの形。プレイヤーの間で「豆腐」という通称で呼ばれている。貨物列車やトラックの荷台に積載されると色柄物に変化する。
- 色柄の情報は保持されないため、車両から資材置場に下ろされ、再び車両に積まれると別の絵柄になっていることがよくある。
pixivにおけるA列車で行こう9
pixivではマイナーなコンテンツとなっている。イラストやマンガ、小説の題材にしづらいためか、投稿された作品も非常に少ないのが現状(2023年8月31日時点)。
推奨されないが、地形や2つ以上のインフラや構築物を組み合わせて「作品」とし、スクリーンショットをpixivに投稿しているユーザーも存在する。
関連タグ
A列車で行こう8:前作
A列車で行こう はじまる観光計画;次作。NintendoSwitchとSteamで発売された。