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WindowsVista

うぃんどうずびすた

Microsoftが開発・発表したWindowsシリーズのOS。XPの後継にあたる。
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概要

2006年11月9日にリリースされたWindowsOS
一般発売は2007年1月30日
開発時のコードネームはLonghorn。
Vistaとはイタリア語眺望を意味する。
マイクロソフト曰く「混乱を解消し、あふれる情報を整理し、未来を垣間見せる」とのことである。

2001年の開発開始から実に5年の歳月が費やされており、その開発費用は6億ドルに上ると言われる。
しかしこの開発期間についてはコンピューターウイルスの大流行への対策など、セキュリティ対策のための開発中止期間および開発のリセット等があったためでもある。

内部バージョンが刷新され、6.0となった。

インターフェースには、Windows Aeroと呼ばれる3Dグラフィックが採用された。

その後2009年10月22日にVistaの改良版であるWindows7が発売された。

当初、Business・Enterprise以外のエディションは延長サポートの対象外とされ、期限は2012年4月10日までで、2014年までのWindowsXPとのサポート期限の逆転が起きていたが、2012年2月に急遽Microsoftから「Vista『Home Basic』『Home Premium』『Ultimate』のサポートを2017年4月11日まで延長する」との方針が発表された(http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20120218/1041442/)。

2017年4月、予定通り延長サポートが終了した。

エディション

Vistaのエディションは、以下の通り。

Starter(スターター)
発展途上国を対象に発売した最下位エディション。機能限定版であり、32ビットのみ対応。日本やアメリカでは発売されていない。

Home Basic(ホーム ベーシック)・Home Premium(ホーム プレミアム)
家庭向けのエディションで、『Windows9x』や『WindowsXP HomeEdition』に相当する。

Business(ビジネス)・Enterprise(エンタープライズ)
ビジネス向けのエディションで、『Windows2000 Professional』や『WindowsXP Professional』に相当する。
なお、Enterpriseはボリュームライセンス契約者のみ提供なので、パッケージ版が存在しない。

Ultimate(アルティメット)
全ての機能を搭載した最上位エディション。ヘビーユーザーを対象としている。
また、Vistaのパッケージでは唯一32ビット版と64ビット版が同梱されている。

旧OSからのアップグレード

WindowsVistaのアップグレード対象は、Windows2000 ProfessionalWindowsXP(全エディション)・WindowsVista(全エディション)である。
しかし、旧OSの上位エディションからVistaの下位エディションへアップグレードすることは出来ないので注意(例:WindowsXP Professional→WindowsVista Home Premium)。
また、Windows2000からは直接アップグレードすることは出来ないので、新規インストールかXPを経由する必要がある。
2000以前のOS(Windows98など)からはセットアッププログラムを起動させることすら出来ないので、インストールDVDから起動して新規インストールする必要がある。

新OSへのアップグレード

WindowsVistaからは、Windows7Windows8にアップグレードすることが出来る。
7へアップグレードする場合、環境のほぼ全てを引き継ぐことが出来る。8へアップグレードする場合、アプリ以外を引き継ぐことが出来る。
なお、どちらにアップグレードしてもアンインストールしてVistaに戻すことは出来ないので注意。
Windows8.1Windows10は対象外なので、インストールメディアから起動して新規インストールする必要がある。

余談

Vista以降のウィンドウシステムであるAeroは、画面上のオブジェクトをすべて3DCGとして描画する構成になっており、このためPCにはある程度の性能を有したGPU(具体的には、Direct3D 10対応の製品)が搭載されていることが大前提である。この構成を満たしたPCを「Premium Ready」として認定する制度もあった。
しかし、Vistaが登場するまではゲーム用途でもない限りGPUの性能はほとんど注目されておらず、このことをきちんと理解していないユーザーやメーカーが低性能なGPUしか搭載されていないようなPCに無理やりVistaをインストールしたことで「重い」という印象がついてしまった。さらにCPUもシングルコア、メモリも1GB以下のものがまだまだ多く、システム要件を満たしていないPCが多かった点も誤解に繋がった。
しかし、その後Vistaのリリースを受けてその後オンボードGPUの性能が大きく向上し、ほとんどのPCがPremium Ready要件を満たすようになったことや、CPUもデュアルコア以上、メモリも2GB以上が当たり前になるなど、PCの性能が向上した。また、OS自体もサービスパックの適用により、動作が軽くなったため、「重い」という問題は2008年頃にはほぼ解決している。
2009年になると、改良型であるWindows7が誕生した。しかし、XP時代のPCに7をインストールしたら当然重くなるので、XPを使い続けた人も多かった。

あまり知られていないが、Vistaは起動時、使用頻度の高いアプリケーションをメモリに一括キャッシュすることで、起動中の性能の向上を図る。従ってメモリを増設すると、それに従ってシャットダウン状態からの起動に時間がかかるようになり、これもまた「Vistaは重い」という誤解につながっている。電源ボタンの基本操作がシャットダウンではなくスリープ(ハイブリッドスリープ)に設定されているのはこの仕様のためである。
そもそもVistaは頻繁にシャットダウンすることを前提に設計されていない

前述の通り、Vistaは2017年にサポートが終了したが、WindowsServer2008は2020年までサポートが続いたため、Server2008のパッチをそのままVistaに適用する取り組みも行なわれていた。

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