Windows8
うぃんどうずえいと
米マイクロソフト(Microsoft)社が製作・発売しているパソコン・タブレット向けのOS。
Windows7の後継に当たり、内部バージョンは6.2。
Windows7からユーザーインターフェイスが大幅に変更され、Windows95以来のスタートメニュー及びスタートボタンも廃止された。
タッチパネルによる操作への親和性を重視したバージョンであり、対応機器ではスマートフォン・タブレットさながらの操作性を体感できる。
Windows8ではエディションが整理され、Vista・7では6種類あったのに対し、8は4種類となっている。
Pro・Enterprise
上級ユーザーや、企業向けのエディション。
Proは2013年1月31日まで6090円(ダウンロード版は3300円)で購入することができた。
また、Enterpriseは90日間使用可能の体験版として、マイクロソフトから無料で配布されていた。
WindowsRT
タブレットなどにプレインストールされた形で配布されるエディション。
Windows8は、WindowsXP(SP3)・WindowsVista(SP2)・Windows7からアップグレードが可能である。
XPからは個人ファイルが、Vistaからは設定・個人ファイルが、7からは環境のほぼ全てが引き継げる。
Windows8からは、Windows8.1・Windows10へアップグレード出来る。同エディション・同bitなら無料で可能。
なお、かつて行われたGWXによるWindows10への無償アップグレードは対象外だった。
Windows11へは無料で可能だが、一旦10を経由するかクリーンインストールする必要がある。
今回からロゴマークが変更され、「窓」をモチーフにした水色の直線的なデザインとなった。このロゴはWindows10まで使われた。
前述の通り、8はユーザーインターフェイスが大幅に変更されているため、従来からのユーザーからは戸惑いの声が上がっていた。
懸念は当たり、7以前に比べて使いにくいとの声が多数上がった。このため7も併売され、約1年後にマイナーバージョンアップ版のWindows8.1が発売された。
本OSを導入したからと言ってハード的に非対応の機種がタッチパネル操作対応になるわけではない(一部報道にミスリードを誘うものがあった)ため、注意が必要である。
Windows8.1やWindows10への移行が進んだためか、2016年1月13日(日本時間)にWindows8の全エディションのサポートが終了した。
2016年時点では、7はおろか、Vistaもサポート中であり、2世代前のOSよりも先にサポート終了することとなってしまった。
結果として、8の販売期間は約1年と、WindowsNT3.51に次ぐ短さであった。
また、サポート期間は約3年半と、歴代最短となってしまった(サポート期間が5年未満なのは今のところ8のみ)。
引き続きサポートを受けるためにはWindows8.1へアップデートする必要がある。