天文台とは、天体観測を主な目的とする学術施設のことである。
概要
歴史
天体現象の観測は占星術や洋上航海、正確な暦の決定の必要性から、古くから行われていたが、このうち地上に何らかの構造物を築いて観測の補助・記録をおこなったのが天文台の始まりである。
具体的にどの程度古くからあったかは定かではないが、古代遺跡のストーンヘンジやピラミッドといったものが全部または一部で天文台としての役割を担っていたとも考えられている。以降数千年間、観測技術の発展に応じた天文台が世界中で建造されてきた。
現在
今日においても、距離の問題で宇宙の殆どの領域に手が届かない以上、天文学はその大部分を依然観測に依存しており、重要さは失われていない。
現代においては、大口径のレンズ式望遠鏡を備え可視光で観測する施設か、大型のパラボラアンテナにより電波観測を行う施設を指して使われる事が多い。
また広義において、ニュートリノの観測施設を含むことがある。