意味
2つ以上の物を、後から(容易に)取り外せるように工夫した上で、繋ぎ合わせること。また、そのさま。
鉄道車両の連結
例外もわずかながらあるが、鉄道車両は他の車両と連結できる機構「連結器」を備えている。車体を組み合わせる器具と、電気や空気の回路を接続する器具に大別される。いずれもカーブや勾配などで生じる車両の動きや衝撃を吸収するため、連結器は上下左右に回転できる構造で造られている。
短い車体を連結器でいくつも組み合わせることで、収容力を上げた長い列車への拡張性を持たせながら、カーブする線路をまるで百足のようにしなやかに走行することを可能としている。
今日のJR系列の車両では、気動車、機関車や貨車、客車の先頭部は耐久性に優れる「自動連結器」を、旅客を運ぶことを前提とした電車や一部の気動車では連結の取り回しがしやすく連結器に起因する衝動が少ない「密着連結器」、整備や脱線などの事故などやむを得ない事情を除いて連結を外さない前提の「永久連結器」が使われている。