概要
- 全高:27.5m
- 重量:125.0t
『超進化研究所が送る!冬のシンカリオン感謝祭』及び『てれびくん』19年3月号で予告されたE5はやぶさの後継機。当然E5系に偽装した長距離移動力を兼ね備え、クロス合体をも超えたオーバークロス合体も機能する。
その姿は前機体を踏集させつつ新規製造されており、頭部の装飾や二の腕、フロントアーマー等所々が金色掛かっている。腕の付け根や大腿部、脹ら脛、足首にE3と同じ鎧戸状のスリットが散見され、熱廃棄量を更に向上させたと推測させるが、稼働箇所の防御力強化でE7よりも基本重量が若干重くなっており、変形も先頭車両の胴体、2両目が両腕と支援機、最後尾の下半身で構成される。
装備もカイサツソードからビームを帯び、刀身が線路を模した日本刀『カイサツブレード』へと変更。常に刃を最適な状態に保たせる自動改札機型の鞘『ブレードケース』を携行させているが、従来の光の改札機で対象を確保する機能は此方に継承されるも、納刀状態から起動する。同時にオーバークロス合体用の手持ち銃や、槍等の延長用柄の役割も果たす。必殺技のグランクロスも2連装のデュアルグランクロスへと換わった。
また、中間車両の1部が鳥型サポートメカ『上空探査機ハヤブサ』に変形、偵察や支援機として援護する。武装は鳥の口内にビーム砲を1門備える。尾羽のフォルムから当初はN700Aのアドバンスドモードと同様に能力を強化するものと思われたが、母体や翼も含めて全部がオーバークロス合体用の部品である。
二番目とはいえ、その後のE5が経年劣化と金属疲労でお役御免となったか、巨大カイレンとの最終決戦でダメージを受けすぎてキントキ達の手で機体を大幅改修されのだろうとも推測された。
しかし、61話終盤、キトラルザスの本拠地にあるブラックシンカリオンが嘗て停車してあった格納庫に鎮座しており、63話でその地に辿り着いたハヤトにカイレンとの決戦場である東京駅へ赴く唯一の方法と打開策としてイザが切り札として本来なら後々授ける手筈であった(乗っていたE5は決戦後も『劇場版』までの数ヶ月、本拠地に放置状態にあった)。この為にキトラルザスの技術も取り入れられた未知の領域に到達するシンカリオンと言える。
地底世界から地上経由で超進化速度を用いて迅速にたどり着き、最終決戦で巨大カイレンが放つ収束ビームの競り合いに押される寸前のドクターイエローの元に間に合い対峙。
その動きは以前のE5は疎か他のシンカリオン達をも凌駕し、黒曜石の楔からの連続攻撃すらブレードの斬撃のみで弾き返し、収束攻撃でも無傷で、刀と拳の一発だけで様々な攻撃を繰り出しても楔の防御陣形でダメージを負わせられなかった巨大カイレンⅡから確実に与え、必殺の一撃だけで本来の形態へと1度は戻しながらも、感情と他者を拒み、拒絶する彼の最大級攻撃をブラックシンカリオン紅とのダブルグランクロスによって終止符を打った。
が、謎の新幹線が現れたのを境に、キリンからの影の介入でシャショットにオーバークロスモードの機能が追加され、再び黒い粒子で発生したアイアンスチーマーを倒し、スカイハイ・ギガ・ブースターに再生後はブラックシンカリオン紅とオーバークロス合体し、800が不在でも空中戦を展開し撃退する。
狭軌区間へ急行するなど、状況によって他のシンカリオンと合体し、撃退する法則が確立しつつある。
シンカリオンE5の直系後継であったE5MKⅡがキトラルザス本拠地に有った理由はクラシキ重工とソウギョクに繋がりを持っていた為に超進化研究所が蓄積していたシンカリオンの情報も筒抜けだったからでは?と出水は推測する。
玩具
ロボットアニメでは非常に珍しい『主人公の後継機でありながら2号ロボに近いギミックを持ったロボット』。
101ナンバーで表記されており6000円と500こだまクラスのお高値価格でラインナップされている。
玩具版の特徴だがあまりにも本編に忠実に再現しすぎておもちゃの枠を逸脱している。
変形方法に手間がかかるが、本編CGに近い形で再現されており、プロポーションと可動域が大きく進化している。
今まで買ってきた旧式のDX3両シンカリオンとのオーバークロス合体にも対応しており合体プロセスもほぼ完全再現。場合によっては旧E5はやぶさとのオーバークロス合体も実現できる。
変形合体はやや難解になるが、値段通りもしくはそれ以上のギミックが再現されている。ドクターイエローと並ぶ合体シンカリオンの真骨頂ともいえる。