概要
全高:38.5m(PV版):25m(THE_ANIMATION)
重量:95t
『地の底より這い上がりし種族キトラルザス』のエージェントが操る『巨大怪物体』が在来線幅の規格しかない山形新幹線に出現するのを想定、対応する為に『新幹線超進化研究所山形支部(分室)』が所有するE3系1000番台新塗装車両をモデルとした『新幹線変形ロボ シンカリオン』の一体。外見が頭部に鉢金、手首や腹部、フロントアーマー、大腿部、膝等に鎖帷子や鎧戸のモールドが施された忍者タイプである。『シンカリオンE2』をベースに『シンカリオン E5はやぶさ』、『E7かがやき』らと同時期に制作され、『E6こまち』と同じく機動力で相手を翻弄して牽制するコンセプトを持つが、此方は火力支援ではなく中・近接攻撃と格闘を重視する。
更には掌から閃光と煙幕を発し撤退に使用。逆に言えば相手が重量級かつパワータイプでは一点特化した技が外れた途端に体術で攻めても致命の一撃が足りず危機に陥りやすく、周囲を警戒する感知系にも真っ先に狙われてしまう。
メイン武器は十字手裏剣『フミキリシュリケン』。持ち手部分からアンカーやワイヤートラップを射出し、白兵戦では分割、両腕に装着して苦無として使用、『シンカリオン運転士』である『シノブ』が本物の忍の末裔である為に残像を利用した分身、風を利用する木枯らしの術等の忍術を基本にする体術や、『月山流手裏剣術』を投法として駆使する。当然ながら『リンク合体』も可能。
様々な怪物体と戦い続けてきたが、クレアツルスのひとつホリッドブロッサムの強酸性粘液で右腕と苦内の片方を溶かされ中破。年内の間に修復、戦線に復帰出来なくなり、その代わりとして『E3つばさアイアンウイング』が勤める事になる。
だが、5th.ED及び66話以降で復帰しており、70話に於いて『セイリュウ』が乗車して共闘する意外な形で現れた。
玩具版
旧型(2016年)とDXS版(2018年)が発売。
ナンバリングは旧フレアが『05』旧アイアンが『06』DXSが『DXS04』。初めて旧とDXSで違うナンバリングとなった。
旧型はアイアンウイングとフレアウイングの2体が兄弟機設定。アイアンウイングは銀のボディカラーでフミキリシュリケンはギザ刃の緑、フレアウイングは紫と白のボディカラーでフミキリシュリケンは直剣の赤である。
アイアンとフレア、それぞれのフミキリシュリケンは分割しクナイモードに、二つを組み合わせ合体手裏剣『シュリケンソレイユ』にもなる。
DXS版ではフレアウイングのカラーのみ(名称はE3つばさと明記)が発売し各部のプロポーションが劇中に近くなっている、フミキリシュリケンにもラメが入り、リンク合体用のヘッドギアが新たに付属。同梱するShincaは別売りのシンカギアのスロットに挿入すれば変形BGMが聞ける。後にアイアンウイングも後発でDXS化する。
余談
変形BGMはヘビメタ忍者ロック調である。初変形シーン(10話)のみフミキリシュリケンが無い特殊なものとなっている。
基本設計の近いE926形East-i、同じくE3系の現美新幹線やとれいゆつばさがシンカリオン化を望む声もあった。しかし前者は商品展開の上で密接なプラレールのレギュラー品番から抜け落ち、観光列車の後者二つは機会を得られないまま引退を迎えた。