概要
現美新幹線とは、上越新幹線で運行されていた新幹線車両・ジョイフルトレイン。
新潟地区の活性化及び観光の拡大の一環としてJR東日本新潟支社管内に導入され、新幹線車両を使った2番目の観光列車である。外観及び車内のアート、カフェ、景色など様々な魅力を持つ。外観は写真家、映画監督の蜷川実花氏による6パターンの花火が特徴。
車両は「とれいゆ」同様、E6系導入により秋田新幹線から撤退したE3系R19編成1本(6両編成)を5億円かけて改造。改造は船での輸送のうえ兵庫県にある川崎重工業にて行われた。700番台に改番。
2016年4月29日より臨時「とき」として、上越新幹線の越後湯沢~新潟間を各駅停車で土曜日・休日を中心に1日3往復のダイヤで運行を開始。
使用車両の寿命のため、2020年12月19日に定期運用を終了し、翌20日の旅行商品専用列車(団体専用列車)をもって営業運転を終了した。車両は2021年3月に新潟新幹線車両センターにて廃車・解体されている。
解体後、一部の部品(指定席の座席やドアなど)が新潟 - 越後湯沢間の各駅で展示されているほか、車内のソファーが新潟駅の新幹線コンコースで待合用として再利用されている。
設定されていたダイヤ
- とき451号(越後湯沢8:24発)→(新潟9:14着)
- とき452号(新潟11:26発)→(越後湯沢12:20着)
- とき453号(越後湯沢12:44発)→(新潟13:38着)
- とき454号(新潟14:02発)→(越後湯沢14:50着)
- とき455号(越後湯沢15:20発)→(新潟16:14着)
- とき456号(新潟18:18発)→(越後湯沢19:08着)
関連イラスト
その他
- 2016年、大手ニュースサイトにて当列車の登場を紹介する際、ネットでの反響として「不幸にも黒塗りの新幹線に遭遇してしまう」と掲載してしまい、ネット民が騒然となった。
- テレビアニメ「新幹線変形ロボ_シンカリオン」にて、敵組織のロボとして「漆黒の新幹線」が登場し、現美新幹線との関連性が話題となった。劇中でも「現美新幹線の見間違いではないか?」などとの台詞が第1話にて登場。
- タカラトミーよりプラレール、トミーテックよりNゲージ鉄道模型が発売されている。
関連項目
外部リンク
公式ホームページ(跡地)