概要
2014年7月19日から2022年3月27日まで山形新幹線で運行されていた、新幹線車両初の観光列車(ジョイフルトレイン)。
同新幹線路線のイメージアップを図るため、2014年3月に「つばさ」号に使用されるE3系車両の塗装デザイン変更と共に発表された。
名称の由来は「トレイン（列車）」とフランス語の太陽を意味する「ソレイユ」、更に「足湯」を設置したことで「湯」を合わせた造語。
車両は、秋田新幹線から引退したE3系R18編成(6両編成)を兵庫県にある川崎重工業で改造して制作された。
車内は、1両目(11号車)がE3系こまちのグリーン車を普通車に格下げした指定席、2～4両目(12～14号車)が座席を座敷にした指定席(机を備えたボックス席)、5両目(15号車)が湯上がりラウンジというフリースペースで、酒等を提供するカウンターがある。6両目(16号車)は足湯を備える車両となっている。
編成番号はそのままで、車番をE3系700番台に変更した。
左:16号車足湯、右:12～14号車ボックス席
基本的に運用区間は山形新幹線(奥羽本線)の福島～新庄間で、土曜日・休日を中心に臨時列車「とれいゆつばさ」として運行する。
※主な時刻
- 1号：福島(10:02発)→山形(11:26発)→新庄(12:16着)
- 2号：新庄(15:00発)→山形(16:13発)→福島(17:41着)
2017年2月には、初めて東北新幹線上野駅始発の臨時列車として運行。フル規格新幹線区間でも運行を開始した。(※ただし不定期運行)
2019年10月と2021年11月には上越新幹線でも運行。
退役
2021年10月19日、JR東日本は車両の老朽化等を理由に、2022年3月にとれいゆつばさの運行終了を発表。
2022年3月6日に定期運用(※土休日の臨時列車)を終了。
その後、団体臨時列車として走り、3月27日の団体臨時列車『ありがとう とれいゆつばさ フィナーレ号』(新庄→福島→山形)をもって運転を終了した。
※当初は、3月31日に山形→新幹線総合車両センター(仙台)へ向かう団体臨時列車で最終列車の予定だったが、同月16日に発生した地震の影響により東北新幹線の設備が損傷したため、運転中止になった。
関連項目
公式ホームページはこちら
