概要
宮城県宮城郡利府町にあるJR東日本の新幹線車両基地。
(※ただし、敷地の一部は仙台市宮城野区と多賀城市)
JR東日本所属の新幹線車両の全般検査や改造工事などを行っている他、新車の搬入・退役車両の解体など、新幹線に総合的な業務が行われている。
そのため、山形新幹線や北陸新幹線の車両も当車両センターに入場する。
基本的にJR北海道・JR西日本の車両は当車両センターに入場しない(車両留置は除く)が、地震で脱線し、廃車になったH5系中間車両の解体はここで行われた。
1982年の東北新幹線開業に合わせ、仙台新幹線第一運転所・仙台工場として開設され、のちに統合され仙台総合車両所になり、2004年に現在の名称になった。
また1985年より年に数回、一般公開のイベントも実施している。近年は、有料撮影会のツアーも実施。
配置されている車両
東北新幹線の車両を中心に約600両が所属しており、所属車両の妻面には 「幹セシ」が書かれる。
1000番台10両編成10本(J66-J75)が配置されている。
一部の編成は新潟車両センターに転属していたが、上越新幹線からの撤退に伴い2022年~2023年にかけて再転入された。
かつては0番台(S→J編成)も配置されていたが、一部編成が長野新幹線車両センターと新潟新幹線車両センターへ移籍したのちに廃車された。
10両編成51本(U1-U51)が配置されている。
6両編成1本(S51編成)が配置されている。
10両編成1本(S13編成)が配置されている。
過去の配置車両
東北新幹線内専用のH編成とミニ新幹線車両併結向けのK編成が所属していたが、2005年までに廃車。このうち1両が2007年に開業したさいたま市の鉄道博物館に移設された。
S4編成(後にL1編成に改番)が配置されており、のちに山形新幹線車両センター(旧山形電車区)へ移籍した。
2014年まで秋田新幹線こまちで、それ以降はE5系との併結運用で使用されていた車両。
2019年3月に秋田新幹線車両センターからR21編成とR22編成が転属してきたが、2020年に運用を離脱した後に2021年11月に廃車解体された。
なお、R22編成は解体前に同年10月に行われた「体験・体感!新幹線総合車両センター号で行く写真撮影コース」で展示された。
P1-P22編成が配置されていた。2006年に一部の車両が新潟新幹線車両センターへ移籍し、2012年の東北新幹線からの撤退に伴い全車両が移籍した。
量産先行車のS12編成が1本配置されていた。2014年2月27日に量産化改造に合わせZ1編成に改められ、秋田車両センターへ移籍した。
その他
952形(STAR21)
961形
E955形(FASTECH 360 Z)
保存車両
953形(STAR21 953-1、953-5)
961形(961-1、961-6)
200系(221-1、237-1)
過去の保存車両
解体済み
ED71 1
ED75 1
ED77 1
ED91 21
EF71 1
C11 351
C58 365
D51 1108
移設
ED78 1 (日立製作所水戸事業所へ)