本庄アカギ
ほんじょうあかぎ
CV:古島清孝
新幹線超進化研究所東日本指令室オペレーター指導員のひとり。私的な一人称は「僕」。三原フタバが配属する前からシンカリオンと指令室との相互通信を担当していた。彼女以外にも後輩が幾人もおり、面倒見がとても良いものの、スタッフの大半がT大卒なのに彼のみW大卒である(第3回夏のシンカリオン感謝祭2019より)。一息入れる時は紅茶派で(初出は描き下ろしA4クリアファイルだが、プロップデザインの方が37話の脚本を読んで決めた。シンカリオンTwitter参照)無糖コーヒーは苦手なものの、最近になって飲み始めたが、酒の類は駄目な下戸である。私服は灰色や薄茶系が多いが、緑と橙系Vネックシャツの重ね着や赤いスニーカーなどは若者らしい。冬の上着は黒のニット。
指導長の息子であるハヤトがE5はやぶさへシミュレーションもせず乗車させるのには当初反対していた。彼が巨大怪物体レイルローダーを10秒で撃退した事に驚きを隠せなかったが、戦闘後賛辞の拍手を送っている。
怪物体のコードネーム呼称も担当(地方での第一次接触の場合は地方支部の指導員が行う)。特性や行動パターン解析する為もありJR私鉄各線や、9000もの駅や地名も暗記(彼の場合は半年掛かった)、運転士の体調管理、シンカリオン・シム全国導入版でハイスコアラーが現れた地方の特定も務める。フロストツリー戦ではE5の完全凍結でヒーターが機能していない事と周囲が急激に下がり、ハヤトの体温、脈拍、心拍数の低下を報告、アイアンスチーマー戦では推測を含めシンカリオン3機の回復に費やす時間を指令長達に述べ、スターストリーム戦では巨大怪物体進化行動研究チームが解析したデータをホクトに手渡し、マントル・イーター出現時は地震計観測から所在を特定している。
一方で研究所職員全員で親睦を深める(表向きの理由による)岩手への温泉旅行にはどういう理由か指令室にダイヤらと常駐する居残り組になり、「行きたかった」とボヤいているが(シャショットの推測?)、シンカリオン3両を停車基地に移動後、マイティクラブが岩手に出現したのをフタバに報告。指令長の不在で不安視し、戦闘後フィールド内で脱皮した事を通信するも、甲殻類の特徴も説明している。戦闘が一旦落ち着いた際には「温泉入るなら今のうちですよ」と旅館に来ても働き詰めのフタバを気遣う様子も見せた。
1話からの出演皆勤賞者であったが、28話では回想にも登場せず、OPも後期映像へ変更された為にストップしてしまうが、そのカットは差し戻され、4ht.EDでも1カット復帰を果たした。
しかし、29話では超進化研究所スタッフも含む海水浴に参加させて貰えず再びひとり居残りされ、捕縛フィールドの操作や発進シークエンス、ジェスチャー、筆談等をこなして見せた(序にフタバもメタ発言している)が、彼の受難は此以降も続くらしく、ツラヌキ曰く「二枚目な顔して、基本残念」「ちっちぇ事言う男」「頭が固てぇ」「どっか足んねぇ」アズサには「動揺し過ぎ…中二か」と認定された…(シンカリオントークショー及び41、43、48話より)。
37話では出水から1週間司令長代理を使い回しのメールで言い渡され、速効でダイヤからE5の修理報告とヒビキからのシャショット定期メンテを報告されてしまうが、フタバから国立科学博物館へ付き合ってほしいと頼まれる(当初はデート紛いと思われていたが、本当はキトラルザスがハヤトばかりにコンタクトし、人と繋げられる加速度的な理由を知りたかったからである)。ただこれも出水の思惑で、周囲の場と共に成長させる為でもあった。それでも出水から多くの無茶振りで気苦労が絶えず、ツラヌキやアズサがフタバの事で出汁に使われる等、脚本家から良いように弄ばれてしまってもいる。48話での忘年会でも昨年幹事をやらされて会場の選定や芸の難しさを知りつつ、今年取り仕切るフタバに職員のアドバイス禁止の暗黙を破らずに手助けするのをハヤト達に頼ってしまうが、彼女は運転士達を通じて知っていた様である。
そんなこんなで50話に於いてはフタバの幼馴染兼婚約者の倉敷ヤクモが研究所に来訪、関係性が判った直後に心をボロ雑巾の如くズタズタに切り裂かれ終始ネガティブ思考になっており、心情を知るツラヌキに慰められていた。53話では最高権威の東総司令長を迎えに大宮駅まで小山と向かうもクレアツルスの出現で出戻り。ブラックシンカリオンとの連携の是非の中、当人が現れ二重に驚愕する。
56話での未来予告で遂に…と言うかやっと面と向かってフタバに告白すると思われていたが、之は彼の夢によるもので実際はフタバがハヤト達と戦地へ同行する内容で夢オチで目覚めている。が、前回の1件でホクトと出水が本拠地へ赴くとリスクが増大する懸念から総指令室に却下され大宮組がハヤトの代わりに撤回可能な状態へ働きかける。自分にもなにか出来るかと声を掛け、セイリュウからスザクの悩みを『隠れ家的バー』へ行きたい趣旨を述べられ、その聞き手になってしまう。ぎこち無い雰囲気ではあったが、互いに『縁があったのに先へ進められない 原因が判らず日が経つに連れて 相手を好きだった』のだろうと述べた。彼女の許可を得た後に出水にホクトと向かうように強く説得。ホクトの代わりに西日本指令室長代理として京都へ向かい最終決戦を見守った。
カイレン一派が一掃された事によって再び東日本指令室へオペレーター指令員として復帰。漆黒の新幹線と異なる謎の新幹線が総武線を走行しているのを確認する。その後、大宮組が再集結し、シムで完勝したのを喜ぶのを束の間、ヤクモの父親イズモがフタバに会いに研究所へ来訪、知った事で再び焦燥の危機に陥る。71話でもヤクモが訪れた時にはドア越しで聞き耳を立てていた。
キリンとの最終決戦ではブラックシンカリオンオーガ追撃作戦に必要なルクスヴェテの増産にフタバと手を繋ぎ協力に対応。東海支部に待機していたシンカリオン全機が入線準備完了した事をスマホの連絡から(オーガを仕留め損ない支部が地上へ出る攻撃で壊滅した為に)伝えた。
『劇場版』では北海道に現れた巨大怪物体の容姿に苦慮の末命名。
続編では西日本指令室指令長代理として次代の運転士達と合うが、口調は出水のリスペクトで受け答えた。普段着も落ち着いた色合いに変化する。
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