CV:清水理沙
概要
[『[ハヤト>速杉ハヤト]]』『ハルカ』の実母で『ホクト』の妻。夫が『新幹線超進化研究所 東日本指令室 大宮支部』の職員とは知らず(正確には知らされておらず)、無精でだらしない状態が日常茶飯事に続く事から彼にとっては頭の上がらない存在で、現在はかかあ天下の状況。一端怒りだせば『巨大怪物体』クラスに相当し、夫の周囲にゴミくずが出れば掃除機で吸い上げては子供らを唖然とさせ、お痛をやらかす息子を顔面蒼白に戦慄し、ポーカーフェイスな娘すらその形相に震え上がらせる。掃除の手際は新幹線を清掃する人達より無駄が多いが、料理に関しては栄養が偏らない様に心掛ける。それでも長期出張で久しぶりに家族揃って会う時は必ず寝泊まりする場所を徹底的に全員で掃除、洗濯、炊事を心掛ける(手際が良いのは以前と同様の目に遭ったと思われる)。『速杉家』の財政事情は彼女が握っており、懐事情は匙加減ひとつで判断される。千葉駅名物トンカツ弁当をアレンジしたモノを『ハヤト』は好み、運動会時の定番にし、頼み事の引き合いにも出す。彼の新幹線蘊蓄を耳にタコができるくらい聞かされ続けている為に多少の知識は持ち合わせる。
『シャショット』は『ハヤト』のパートナーとして速攻で『速杉家』に居候したいと考えるが、彼女の性格から「居候は無理」と拒んでいる(が、29話での海水浴ではリュックの中とはいえ2人が傍に居て聞こえる様にツラヌキ達に向かって喋る)。
だが、『ハヤト』が正式に『シンカリオン運転士』となった為、夫は其れらを含め今まで隠していた事を正直に話す。鬼の如き状況(「そんなの許す訳ないでしょーがー、このダメ亭主がぁー!」と一喝される)と予測されていたが、聞かなかった様に振る舞い普通に接する事に決めた様である。
息子が『アキタ』を自宅へ連れてきた時は乗り鉄の友達かと思われていたが、其れを気にせずに寝食を提供し、翌日彼のビームライフル競技を観戦。夫が研究所の指令室支部増設で京都へ赴く事を伝えられた際も家の事は任せる様に伝え、学校があるのに朝早く新潟へ出立した『ハヤト』の為に休学届けを出す。
だが、家族で『ホクト』の出張先へ赴く際『ゲンブ』が『怪物体』化して東京駅に現れたのを目撃したハヤトが目的地へ行くのを渋り理由を聞くも、自らも先へ行かずに用事を済ませるまで待つ事を決めたが、帰ってきた息子の様子が平時を装っているのに気付き、再び出現した時に研究所へ向かおうとするのを呼び止め今までの経緯も全て知っていた事を告白。ハヤトもまた、自身の力が及ばず、父の教え子に救われ、自信がぐらついていた事を話し、夫の心配性を吹き飛ばすくらい強くあれと諭す。
『ゲンブ』撃破後に電話で報告と新たな目標を掲げる息子の声に悩みが吹っ切れた事を悟る。
30、58話に於いて、相当筋金入りの歴女だと言う事が発覚、夫とは互いに旅行好きと言う事で意気投合したが、新大阪より西は飛行機移動が多く、彼が『超進化速度の再現』研究論文を考察する切っ掛けを与え、引越しの際は天守閣が現存する城がある地方なら異論ないとも言っている(シンカリオンアプリ「おしえて!シャショット」参照)。ハヤトが『アズサ』と京都へ赴いている事が判ると、携帯にデート紛いの指令を送り、実行しないとベランダからの新幹線観察を禁止にするパワハラめいた悶々を送り付け自身が恋のキューピットに成りたいと弄んでいる(ハルカの感想)。しかし、彼女の裏の顔を知らず、『ハヤト』のお嫁さんに来てくれないかと願ってもいる。
35話では四度京都へ赴いた『ハヤト』に電話を掛け、事情を説明されたが、山口と鹿児島の子が喧嘩した言葉の意味の聞き間違えから薩長同盟を連想し、「龍馬の様に取り持つ様に」と提示。
52話での『シンカリオン運転士』による新年会では土産物や宅急便で送られてきた麺類を片っ端から調理して振舞っており、『ハルカ』からは『新麺会』と揶揄された。
その後、続編30話に於いて夫がイギリスのヨークに転勤となり、家族総出で移住したのが判明する。
余談
名前の由来は山陽新幹線・九州新幹線直通列車の「さくら」から。
かつては不定期特急やブルートレインとしても運行されていた。