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ゲンブ(シンカリオン)

えーじぇんとげんぶ

ゲンブは、アニメ『新幹線変形ロボ_シンカリオン_THE_ANIMATION』及び『新幹線変形ロボ_シンカリオンZ_THE_ANIMATION』登場人物のひとり。
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CV:マックスウェル・パワーズ

概要編集

 漆黒の新幹線と巨大怪物体を影から操るエージェントのひとり。ビャッコセイリュウと異なり平均身長は現代日本人よりも2m以上と高く、殆どが不良座りの姿勢で観察。人間と大きく異なり全身は黒曜石で覆われており、素顔は見えない。右胸にある赤い六角形は心臓に相当する。




 E5はやぶさのグランクロスでマッドフェリスが撃破された後にビャッコと廃屋の遊園地で傍観していたが、「(人とシンカリオンの)進化のスピードが速くなっている…」と感想を仄めかす。地底世界出身者から天から降る雪が珍しかったのか、新たな怪物体フロストツリーを樹氷巨人タイプに創成、撃破後も強化型フロストツリーⅡに創り直すなど防御能力に愛着があると思われる。一方で知識に偏りがあるビャッコに蒸気機関車の事を説明、「人は古い時代から火を恐れ敬う」からとエネルギーが真逆な怪物体フュリアスフレイムを生み出し「人の心は揺れ動き続け成長する存在」と定義する。


 花巻で攻撃と防御を組み合わせたマイティクラブを創成、撃破された後にセイリュウに向けて「人は何故我々と同様シンカリオンの様なものを創造する道を選んだのか?」知りたいだけらしいが、「体ではなく知恵と心を成長させる道を選んだ」と自分達の存在に気付き捜索していた出水が答え邂逅したが、目的云々に付いての質問には冷笑に「何れ判る」とはぐらかし黒い粒子を放ち撤退。


 そこかしこに暗躍すると思いきや、白昼堂々無人に近いヒーローショー会場で清掃中のおばちゃんと出会い、敵役の役者と間違えられ、人が生み出すゴミに付いても哲学的に自問している。


 プログレスクリーナーの撃破によって確実に実力を付け成長するシンカリオンの姿から、戦う意欲に駆られ自ら戦場に発とうと東京駅に現れ、自ら巨大怪物体化を果たしシンカリオン運転士達と対峙。自分達を『地の底より這い上がりし種族』のエージェントと称し、今までに現れた怪物体とシンカリオンの戦いは全て把握していると言い放ち、それらは自身の強化を行う為の布石から、圧倒的な力の差でアキタ達を追い詰めるが、真の目的が『人が今行き着いている科学の先にいる』E5と『未来を切り開く者』のハヤトで、グランクロスの直撃を受けても微動打にせず、エネルギー切れで機能停止した彼らを鹵確する前にシンカリオンN700Aのぞみが参戦。防御を上回る攻撃で一時的に撤退、本拠地である洞穴で体を癒すものの、ビャッコに本来の目的と忠告を無視した上で再度東京駅で対決。胸を傷付けられたヵ所に集中攻撃を受け「シンカリオン…良いものだ…」の言葉を残し爆散。この敗北を受けてスザクが表舞台に立つ事となる。


 だが、18話でくすんだ衣に覆われた姿で生きており、黒い粒子を含んだ治療カプセルで傷を癒しながら、ブラックシンカリオンに乗り込み直接対決に赴くセイリュウにN700Aのみ固執する事を避け強い者は別に居る事も含め忠告、イザに強制撤退された後も尚再度使おうとした為に再び自ら地上へ赴こうとするが、寸前で理解し呼び止められた。これは人の力の源である結束力を解らせようとする苦肉の策でもあった。


 東日本指令室のある鉄博付近でセイリュウを見守り、敗れた後も労いイザが目指した進化ではなく個々の成長と変化を確かめるべくスザクが提示した連携の案を受け入れ、人が物作りをする工業地帯へ戦地を選び、熱海や長野でシンカリオンを見つけた際はビャッコの考えた結束した連携を妨害する策をも容認。トラメ達が帰還すると良からぬ事に成りかねない事も熟知しており、大鳴門橋ではこれ迄の集大成としてギガントブリッジを繰り出し敗れるも、それまでと逆にハヤトと対話した事を聞き及んだ上でビャッコの焦りを指摘し、観察ではなく戦いの決着に漕ぎつけようとする彼に観察の助言を提示した。



 42話にてハヤトたちへ対話を求めようと人間体へ擬態・・・ではなくまさかのサングラスと付け髭などによる「変装」で、超進化研究所のある鉄道博物館白昼堂々入館。偶然にも運よくハロウィンだったため他の仮装に紛れそこまで違和感を持たれることもなく新幹線などの展示を堪能・・・じゃなくハヤトたちの捜索中にアカギとダイヤの雑談から運転手たちは利府の新幹線総合車両センターへ行く情報を入手。その姿のまま電車に乗り畑の中でお爺ちゃんに道を聞きようやく辿り着いたところで彼らが直前に帰路に就いたことを知る。15時25分、自ら巨大化することでシンカリオンたちを呼び出し「言葉のない対話」を求める。


 他のキトラルザスへシンカリオンの強さを見せるべく撃破された後、傷ついていたところを超進化研究所が発見、軟禁・保護される。


 情報を求める超進化研究所、そして仲良くなろうとするツラヌキをはじめとした運転手たちにより手厚くもてなされ心を開き、協力を約束して一時帰還したが、ソウギョクに操られ巨大化・暴走。残された自我でE5へ胸の急所を伝え自ら倒される道を選ぶ。


 元の姿に戻るもののハヤトたちにセイリュウを託し石化、彼が「ずっと見ていたい」と望んだ新幹線が隣を走る鉄道博物館屋上にて眠りについた。


 しかし、遺体はそのままの形で研究所内で液体保存されており、1度は石化した筈のトラメが黒い粒子を用いてソウギョクの手により蘇生させられ戦線復帰した事、記憶が消去して初期状態となったシャショットもブラックシンカリオン内部のプログラムデータから復活した事例により、同じ手段で出来る可能性が有るだろうと出水とヒビキの口から語られた。


 事実、ブラックシンカリオンオーガを止める為に大量のルクスヴェテを集約しようとしたスザクを手助けするべく、その影響下で復活。余分を石化したビャッコにも与えて蘇らせて鉄博屋上へと赴き、シンカリオン達を運ぶ光のレールを作る支援をした。


 最終決戦後はシンカリオン・シムを飽きない程に堪能し(使用ユニットはハヤトが使っていたE5MkI)、アズサが持ってきたケーキをセイリュウと取り合うなど子供じみた行動もとっており、色々とエンジョイしている様子。



 劇場版』でも引き続き登場しており、シンカリオンを1日1回乗車させる事と、スイーツを3回提供する条件で東日本指令室の職に就いた。宇宙から舞い戻って来た種の起源を同じにする者達とは相対し、メトロポリタン・ヴァルハラン内部にて指揮系統を狂わされたALFA-Xからハヤトを救いに現れ、E5の新たなシンカリオン運転士として参戦。

その後、続編でどうなったかは不明瞭であったが···



続編では編集

14話に於いて再登場。

 現在も健在で、『鉄博に潜む巨人』と噂され、某機関車そっくりの被り物姿で『SLおじさん』として来館している子供達からも慕われており、次世代の運転士で、後継者でもあるシン達と鉄博屋上で出会い、今までの経緯も含め、その一端を語っているが、テオティについては認知していない。さらに、調査と称してシン達を連れて各地を観光しつつ某旅番組のパロディを混ぜた遊びをさせた。


 更にはセイリュウが世界各地の鉄道を知見し帰国した際、シン達へ出された鉄道テストの問題をスラスラ答えている。数年の間にハヤトが嘗てリュウジに出した超難問レベルのモノをである。


最新話ではブラックストーンもといクサビ石の成分がわからない中丸齧りするという暴挙に出る(結果、塩あるいはそれに近い成分であると判明した)。脳筋じゃないんだから


巨大ゲンブ編集

 東京駅に現れたゲンブが漆黒の新幹線が放った黒い粒子を吸収して巨大化した姿。以前から収集していた怪物体の戦闘情報を基に手を加えられている為グランクロスをはじめ、通常の技が通用せず、攻撃を加えられる度に防御力が向上する。この姿でも意思疏通が出来る。人が現行持っている科学の到達点とされるハヤトとE5を拉致するのが目的。


 N700Aのぞみの乱打攻撃を受けて一時的に撤退するも、再び同じ地点にて現れE5らと再戦。N700Aの手刀により胸部を傷付けられたヵ所にフミキリキャノン、シャリンドリル、フミキリシュリケンで裂かれ、加えてグランクロスと、アドバンスドモードから繰り出されたドラゴンナックルの集中攻撃を受けて幸福感と満足のいく感情のまま爆散するが、満身創意の状態で生きていた。


 ダークシンカリオンと戦った際には、シン達を攻撃から庇い負傷するも、命に別状はなかった。


余談編集

 初期設定では猫背の上に陸亀の如く隆起した岩を背中に生やし、空手の胴着も見に纏っていたが、シンプルに削ぎ落とし、現在の決定稿に至っている。


関連タグ編集

新幹線変形ロボ_シンカリオン_THE_ANIMATION

新幹線変形ロボ_シンカリオンZ_THE_ANIMATION


エンジン王…人間に理解を示し歩み寄ろうとした繋がり

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