プロフィール
概要
シンカリオンH5はやぶさの運転士。中学1年生。北海道出身。
自然に割れた前髪とセミロングが特徴。おっとりした性格で、口数は少ない。喋り方もマイペースであり、メタバース空間で大宮進開学園の面々の中で最初に対面したのが人見知りなタイセイだったが故に同行したビーナは話が進まず、ヤキモキさせている。しかし、後述の高校生にも堂々と立ち向かうなど肝が一際、据わっている部分もある。
祖父が道場を開き、彼に言われて古武道を習っている。それ故、武道全般に長けるものの、意外にも特技はプロレスだが、戦いは好きではない。
それ故にシンカリオンでの戦い方も古武術を活かし相手の体制を崩すスタイルなのだが、決め技がプロレス技になっており、敵を撃破時に周囲からツッコミが入るのがお約束となっている。
運転士になったのもその祖父と家の事情が関わっている。シオンは祖父・祖母に育てられたのだが、物語開始半年前に祖父が腰を痛めてしまい、祖母と共に身の回りの手伝いをしていた。そこに声をかけてくれたのがERDAであり、介護に必要な設備や費用を補助してもらい、その恩返しの意味でシンカリオンに乗る道を選んだ。
その祖父思いな性格から同じくおじいちゃん子だったリョータからも気に入られ、(テンの時の同様に)シオンの兄貴分として立ち振る舞うになる。
メタバース空間内では長身の男性姿アバターを使用しており、同空間での初の顔合わせから模擬戦終了後から後日直接会うまで誰もシオンが本当は女子だと気づかず、本人もその旨を報告する機会をずっと逃していた。
入学時に「現実の姿に似せたもの」を求められたアバターを作成しようとした際に、候補にする画像ファイルを検索しようとして誤って渋谷スクランブル交差点をジャックした男性アイドルの「ケン」が特集されたニュース記事を開いてしまい、その後、飼い猫がパソコンの上で悪戯したことでニュース写真と同じ姿がアップロードされ、当時ニュース写真に掲載されていた「ケン」と同じ姿で登録されてしまったという。また、登録された直後だったため、アバターが変更できず現在のアバターを使用していた。
また、彼女はそのことでトラブルを抱えていた。彼女は自宅から学校までの距離が遠いのでメタバース空間を使ったリモート授業であるメタバース登校で授業を受けていたが、ある時クラスメイトの氷室ユキと親しくなる。ところが、シオンのアバターの「ケン」は氷室ユキの推しであり、彼女は舞い上がってしまい次第に距離を友達以上に詰められてくるようになってしまっていた。そこで、彼女がシオンに惚れているかどうか確かめてもらうべく大宮進開学園の面々に相談し、タイセイがメタバース内に作った駅舎構築に停車させた北斗星の食堂車で彼女の真意を確かめるべくデートをさせてみることにする。その結果、明らかにシオンに恋していると結論づけた。
やむをえず直接彼らが北海道に赴いた際にアカネに伝言を頼んでメタバースで会う事を伝えるが、そこにガラの悪いナンパ高校生らが現れからまれてしまう。ユキ救出時に事実がバレてしまうが、後日彼女の自宅に謝罪に訪れ和解し改めて友達になった。
後にアバターも現実の姿に近いものに変更された。しかし、アカネに伝言を頼んだ結果、ユキが彼を気に入ってしまい毎日アカネに関することばかり話すようになってしまった。(そのため、22話で行われた大宮進開学園の文化祭に遊びに来た際ウェイター姿のアカネに舞い上がるユキの姿を見たシオンは、普段はおとなしいのに珍しく激昂し、優柔不断なアカネを激しく妬んでいた。)
余談
前二作と異なり北海道出身かつコラボキャラではない、初のH5運転士である。
恐らく、コラボキャラで女性の運転士を続けるのに限界がある事と本作は運転士役に男性声優を多く起用したから実現したとも考えられる。
一方で、女性キャラという点は引き継がれている。
名前の由来は五稜郭駅。
ちなみに彼女がフィニッシュ・ホールドに使った技の数々は実在するプロレス技である。
- 五稜郭流・デスティーノ→内藤哲也選手も得意技とする「デスティーノ」。しかも胸トントンからの目を見開き腕を上げるというムーブまで再現されている。
- 五稜郭流・レインメーカー→オカダ・カズチカ選手のキャッチコピーにも使われている「レインメーカー」。ダウンした相手を無理やり立たせる直前、ライトと共に金の札が降り注ぐ演出までされている。
また、EDには「設定協力 新日本プロレス株式会社」とクレジットされている。
声を演じる田澤氏は、本編第23話でも北斗星の声も兼役している。