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内藤哲也

ないとうてつや

内藤哲也は、新日本プロレス所属のプロレスラー。「スターダスト☆ジーニアス」の異名を持ち、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」を結成後は「制御不能なカリスマ」と呼ばれる。「二本指(親指と人さし指)で目を見開く」ポーズが印象的。
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「俺の夢は変わらない。新日本プロレスの!主役は!俺だ!」


「4年前、あの時は正直なことを言えませんでした。ただし、今の俺なら自信を持って言える。この新日本プロレスの主役は俺だ!」


プロフィール編集

本名同じ
誕生日1982年6月22日
出身地東京都足立区
身長180cm
体重102kg

概要編集

詳細はWikiに譲る。

スターダスト☆ジーニアス編集

アニマル浜口トレーニングジムで基礎トレーニングサブミッションレスリングを学び、2005年11月3日、新日プロの公開入門テストで入門する。

翌2006年5月27日デビューを果たし、尊敬する武藤敬司棚橋弘至に続く「天才」の系譜として、会場を湧かせるようになった。

高橋裕二郎とNOLIMITを結成し、タッグ戦線を中心に、本隊やCHAOSで活動。一定の結果を残していた。

しかし2012年、年下のオカダ・カズチカの台頭と、自身の右膝靭帯の負傷をきっかけに、その人気に陰りが出始める。

その最たる例が2014年の東京ドーム大会であり、ファン投票によって、自身のIWGPヘビー級選手権がベルトの格で劣るIWGPインターコンチネンタル戦に敗北し、セミファイナルに格下げとなる。

これ以降、当時の内藤ではオカダのライバルとなるには力不足であることが露見し、自身が存在を主張すればするほど、ブーイングを浴びるという悪循環に陥る。


制御不能のカリスマ編集

ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン

崖っぷちに立たされた内藤だが、2015年5月のメキシコの団体CMLLへの遠征を機に、その様子を一変させる。


CMLLのユニット「ロス・インゴベルナブレス」において、ルーシュ、ラ・ソンブラらと共に活動した内藤は、「プロレスってもっと自由にやっていいんだ」と感銘を受ける。

帰国後は10月にEVIL(画像中央)を、11月にBUSHI(画像左)を加えて

ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」(略称・LIJ)を結成した

(2018年10月現在のメンバーは上記の3人に加え、SANADA、髙橋ヒロム鷹木信悟の6人、現在はEVILが2020年7月14日に内藤を裏切りBULLET CLUB入りし5人)。


この頃から、「入場に異常に時間をかける」「相手につばを吐きかける」「ロックアップ(相手と組み合う)に付き合わない」「新日本プロレスの方針に苦言を呈す」などやりたい放題の傍若無人な振る舞いをするようになった。

団体からはヒールターンと扱われることが多いが、本人は『ロス・インゴベルナブレス』の理念に従い、「ヒールユニットではなく、そうした他のどのユニットにも縛られない第三勢力」と自称している。


2016年以降はIWGPヘビー級戴冠や同王座戦線に絡むことが多くなる一方で、IWGPインターコンチネンタル王者でありながらその価値を否定し、ベルトを粗雑に扱うことで中邑真輔のイメージが強かったICのイメージを塗り替えるなどのアクションを起こす。

そうした歯に衣着せぬ言動と、他のヒールユニットとは違う戦いぶりが、じわじわと評価され人気を確立。


2020年1月5日には、若き日には夢にも見ていなかったIWGPヘビー・インターコンチネンタルの統一二冠王座を史上初めて獲得し、トップレスラーの一人へと上り詰めたのだった。

(IWGPヘビーは2016年4月以来2度目、インターコンチネンタルは1月4日に5度目の戴冠。)


得意技編集

デスティーノ

スペイン語で「運命」を意味する現在の必殺技。背後から相手の右脇に自らの左腕を差し込んで首をロックし、相手の体を支点に逆上がりの体勢で回転すると相手の後頭部と背中をマットに叩きつける変形のリバースDDT。現地の公園で子供が逆上がりしている姿を見て閃いて開発したとされる。


張り手

相手の動きやペースを確実に止めることから「殺人ビンタ」と評されることも。

実際に受けた経験のあるJust 4 Guysのタイチ曰く、「人を人と思ってない」とのこと。


バレンティア

ボディスラムの要領で逆さに担ぎ上げた相手の腰を右手で、首を左手でクラッチし、シットダウンと同時に相手の脳天を左サイドに垂直落下で突き刺す変形ノーザンライトボム。フィニッシュ直前、デスティーノの布石として使われる。

技名はスペイン語で「勇気」の意味。


グロリア

変型のリストクラッチ式サイドバスター。相手の左腕をハンマーロックで極めながら右手で掴み取り、左腕で相手の首を抱え込みながら持ち上げ、垂直落下気味に後頭部をマットに叩きつける。

技名はスペイン語で「栄光」の意味。


スターダスト・プレス

元は初代タイガーマスクが披露したが未完成のままで終わり、後に獣神サンダー・ライガーが開発・完成したが長らく使い手が現れなかった技。

初期の「スターダスト☆ジーニアス」というニックネームもここから来ている。

「LIJ」結成以降は封印状態としているが、ここ一番で使用する。


人物像編集

特徴編集

  • 本体時代からよくやる「目をこじ開けるポーズ」には、海外遠征時に目が細くて小さいと馬鹿にされた経験から「南米におけるアジア人差別と闘っていく」という意味がある。
  • 選手になった今も「一選手である前に一ファンでありたい」という気持ちで、ファンクラブに入会したという経歴を持つ。
  • LIJ結成後、それまでの気さくな性分までもがヒールターンによって消えてしまったわけではない。
    • プロフェッショナル仕事の流儀」にて、普段の表情を撮られた時には、「リングに上がることでレスラーとしてのスイッチが入る」といった風に、リング上とのギャップを説明していた。
  • 長い髪は往年の武藤をリスペクトしたもので、「なびくと格好いいから」という理由からこのヘアスタイルになっている。
    • が、実は昔から額が広くこれだけは髪を伸ばしても如何ともし難い状態になってしまっている。彼の必殺技・デスティーノをベストショットで決めると、完全にハゲ頭に見えてしまう上、「生え際まで武藤をリスペクトしている」と評した記事まで書かれたこともあった。
    • その武藤とは武藤本人の指名により引退試合の相手をすることになった

趣味編集

内藤坊や

・少年時代は軟式野球サッカーに明け暮れる一方、新日本プロレスのビッグマッチに遠征するほどの熱心な新日ファンであり、「闘魂戦士」時代からのファンクラブ会員でもある。

・野球においては、大の広島東洋カープファンとして有名。2017年8月には、始球式に招かれマツダスタジアムのマウンドに立った。また、内藤のファンである中日ドラゴンズ小笠原慎之介には初対面の時「応援はするけどカープ戦は頑張らないで」とお願いしたそうだが、始球式をしたカープ戦で勝ち星を挙げてしまった。⇒東京スポーツより関連記事12

約一年後の2018年9月4日の対阪神戦にてゲスト出演。この試合は延長12回菊池のサヨナラヒットで勝利した。

・「会場マニア」という一面もあり、自身のツイッターなどで試合前の会場内の写真を撮影しアップしているのが恒例。しかし旅先での観光にはあまり興味が無いらしく、あくまでも試合会場の「建物の外観」や「体育館の名称が書いてある看板」などに惹かれるらしい。


対人関係編集

・憧れの人物であった棚橋とは現在対立関係にあるが、事あるごとに「棚橋の影響で始めた習慣」が続いていることに言及しており、若干めんどくさい形でリスペクトを維持している様子。

・オカダとはその宿命じみた関係性から、「ライバルを超えた相手」と評されているのだが、内藤本人はSANADAをライバルだと認定した時に、「オカダにフラれた」と思ったのだとか。

・同年代の選手の中では、飯伏幸太とも独特なライバル関係を築いている。2021年1月4日に二冠戦で敗北した際には、自らの手で飯伏にベルトを授与。敵対ユニットのライバルに「友情」を示し讃えるという、極めて珍しい一面を見せた(飯伏にとってこの勝利は、悲願のIWGPヘビー級王座初戴冠でもあった)。

東京スポーツのプロレス面を担当する岡本佑介記者とは同じ1982年生まれという関係もあってか、事ある毎にファミレスへ呼びつけて取材をさせている。取材内容も丁々発止のやり取りなせいか、ファンからは「ファミレスコント」とも呼ばれている。これも「プロレスの話をするなら、安い飯をつつきながら」という、ファン時代からのポリシーによるもの。

そして必ず会計を記者に押し付けて逃げる。あくまでも内藤は「わざわざ時間を割いて東スポに独占取材を受けさせてあげている」というスタンスなのだが、来なかったら来なかったで寂しいらしく、岡本記者から2020年のG1札幌大会の裏でこんなやり取りがあったことを暴露された。ちなみにこの件に対し、内藤はツイッター上で「Cabrón.(ノータリン)」と名指しで批判(?)した模様。


メディア出演編集

アニメ『タイガーマスクW』ではLIJ以降の姿で出演。CVは山口勝平氏。協調性がないものの、それとなく東ナオト達にアドバイスを送るような、単なるヒールとも言い切れない独自の個性を発揮している。


外部リンク編集

新日本プロレス公式サイト内 選手プロフィール

タイガーマスクW 公式サイト内 キャラ紹介

公式ブログ

公式Twitter


関連タグ編集

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