※メイン画像一番右の人物。
CV:土師孝也
概要
『新幹線超進化研究所 北海道支部指令長』を務める男性。もみあげを介して頭髪とつながった立派な白髭を蓄え、体格の良さも相俟って威厳を醸し出す容姿をしている。
北海道支部所属のシンカリオンであるH5はやぶさのシンカリオン運転士 発音ミクの上司にあたる。本職の傍ら函館市青函連絡船記念館の館長を務めており、彼女の日課である竹刀の素振りを行う場として同館(摩周丸)の甲板をしばしば貸し出している。かつては青函連絡船の船長を長年務めていた。
性格は非常に温厚で、部下のミクは勿論の事、東日本指令室から訪れたハヤトらにも親切に接する人格者。ミクに対してはまるで実子や孫娘のように目を掛けており、前述の通り摩周丸の甲板を貸し出すばかりではなく、青函連絡船の歴史や乗り物酔いの対策、果ては卵酒の作り方まで様々な事柄をレクチャーしており、彼女からも慕われている。
指令長としての采配も優れており、怪物体ロープスパイダーⅡによりアキタとツラヌキが捕らわれた際には二人のシンカリオンの凍結を防ぐ策として電力会社に協力要請を出すなど講じた。
28話から変更されたOP映像に於いて、出水・速杉・小倉・羽島ら他の指令長と共に毎回登場するようになった。その一方、本編ではなかなか再登場の機会に恵まれなかったが、52話では(台詞なしの一枚絵ではあるが)摩周丸3Fサロンと思しき場所でミクやどこかで見たような人たちにお雑煮を振る舞う姿が描写された。
なお、新幹線超進化研究所・東西の指令室には指令長の他に複数のオペレーターが勤務しており、捕縛フィールド展開・シンカギア装着・超進化速度到達などのナビゲートはオペレーターが読み上げるのが常だが、北海道支部に於いては何故かオペレーターではなく大沼指令長自らがすべてのナビゲートを読み上げている。明確な理由は劇中では語られていない。
『劇場版』ではオペレーターとして渡島カムイが配置されており、ナビゲートを担当。出水と新型シンカリオン ALFA-Xに付いて幾度も協議、情報交換されていたが、開通前のトンネルで「光の粒子」と使いふるされたALFA-Xが氷漬けで発見されたのを知る。
『続編』でも同支部指導長を在任。ミクの後任となったメーテルは出水を介して存在を伝えられていたが、対面は新たな敵対組織『テオティ』との抗争中だった。この時、彼女のコミュ障にZギア越しでしか会話が成立する事を知らされておらず、対応に戸惑っていた。
苗字の「大沼」は大沼国定公園及びJR北海道の大沼駅、名前の「ソウヤ」は宗谷本線の急行列車及びその後継列車である特急列車宗谷からと思われる。