概要
属するモンスターは全て闇属性・サイバース族で統一されている。
「サイバース族のリンクテーマ」というとアニメ遊戯王VRAINSにて未OCG含めて数多く存在する組み合わせであるが、このテーマはモンスターは除外された場合にライフコストを払うことで展開出来る効果を持っている。
次元の裂け目やディメンション・アトラクターを自ら利用しにいくこともでき、これまでのサイバース族テーマと比べても除外への耐性が強いテーマとなっている。
下級モンスターが帰還効果を使うとターン中のEX展開がリンク召喚のみになる縛りがつくが、種族の縛りはつかないので他種族のリンクモンスターやメインギミックを活用出来るようになっている。
世界観の元ネタは童話・不思議の国のアリスと鏡の国のアリス、テーマ名は悪意(MALICE)のあるプログラムを意味するマルウェアあたりと思われる。
その他、暗号技術の入門書に「秘密の国のアリス」というものが存在する。
設定画の公開によると、所属モンスターは「プレーン体」と名付けられた素体をベースに作られているとのこと。
その為、各モンスターはよく見ると同じ顔をしている。
所属モンスターの2/3は扇情的なハイレグ衣装であるが、そう言った需要よりもそれ自体がネタにされるケースが少なくない。
「M∀LICEの「∀」はハイレグの事」「ネオスロードより覚悟が足りない」あたりは頻繁に擦られるネタの一つである。
環境での活躍
上記の通り除外ギミックを含められる展開系デッキとして活躍。
展開中にドロー加速が可能で、妨害の場所を散らしやすく、後攻も汎用サイバース族リンクモンスターでライフカットの速さが評価され、同期のライゼオルに次ぐtier2に位置付ける強さとなった。
これにて、1年ぶりのデッキビルドパックは超当たり箱として各地で品切れを起こす事となった。
とはいえ、圧倒的tier1のライゼオルとの相性はそこまで良くはない上に、メタカードとしてアーティファクト・ロンギヌスが非常に重たいのが難点で、最後まで牙城を崩すことは出来なかった。
年明けのリミットレギュレーションでは封印の黄金櫃や闇の誘惑などの汎用カードの規制で若干弱体化したものの、1月通常弾のアライランスインサイトにてM∀LICE自身の強化に加え、@イグニスターの新規カードがM∀LICEの強化にもなった事でさらに躍進する事となった。
カードテキスト
M∀LICE_P_March_Hare以外の下級モンスター
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):(固有効果1)。
(2):このカードをリンク先とする「M∀LICE」Lモンスター(に固有効果2を付与する)。
(3):このカードが除外された場合、300LPを払って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
このターン、自分はLモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
リンクモンスター
このカード名の(1)〜(X)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(X):このカードが除外された場合、900LPを払って発動できる。このカードを特殊召喚する。(+固有効果)
カード一覧
効果モンスター
リンクモンスター
「M∀LICE」と名のついた魔法・罠カード
速攻魔法
フィールド魔法
通常罠
その他
余談
OCGが初出でアニメに元ネタがないサイバース族のカテゴリは斬機に次ぐ2つ目だが、『リンク召喚が軸となるサイバース族のカテゴリ』となればM∀LICEが初となる。
加えて、
・下級モンスターのレベルとリンクモンスターのリンク値が全て3
・魔法カード以外のモンスター、罠、リンクモンスターが3種類で、TB-11には相手フィールドのカード3枚以上の時に追加効果がある。
…といった3を意識した要素に加え、
・アクセスコード・トーカーの効果コストでM∀LICEリンクモンスターを除外すると帰還させられる。
などの、まるで狙ったかのようにPlaymaker及びその主要カードとの共通点が多く、相性も良い。
誰が言ったか、藤木の国のM∀LICE(又はアリス)なんて呼び名も。
また、「M∀LICE_P_Dormouseとアクセスコード・トーカー」や「M∀LICE_IN_THE_MIRRORとリコーデッド・アライブ」のような構図が近いイラストも存在している。
これらの要素にアニメVRAINSのファンらも反応した結果、続編を望むあまり藤木遊作の娘の使うテーマという集団幻覚が産まれることとなった。
関連タグ
カード名の一部に特殊な表記が用いられているため、記事作成の際には注意が必要。