概要
武藤遊戯の使用カード。
テキスト
通常魔法(制限カード)
(1):デッキからカード1枚を選んで除外する。
このカードの発動後2回目の自分スタンバイフェイズに、
この効果で除外したカードを手札に加える。
解説
原作とOCGで効果が大きく変わったカードで、
- 原作:選択したカード1枚を相手に見せずに封印する。相手がデュエル中に同じカードを発動しようとすると無効化する。
- OCG:自分のデッキからカード1枚を除外する。このカードの発動から2回目のスタンバイフェイズ時に除外したカードを手札に加える。
…と、全く別物の効果になっている。
このような変更が入った理由として、前者の効果だと相手と自分のデッキに同じカードが入っている事が前提となってしまい、
場合によっては全く使えないカードになってしまう事があると思われる。
なおOCGでの効果は「表側表示で」除外するという扱いなので、何を除外したか
モロバレになってしまうというデメリットもある一方、裏側表示で除外するが
フィールドに残っている魔法カード自体を除去されると回収不能になる類似効果「タイムカプセル」と比べると
2回目のスタンバイフェイズ時に絶対に手札に入るという点で勝り、上位互換的な側面が強い。
タイムラグがあるとは言えどのデッキでも非常に有用なサーチカードであったが、
深淵の相剣龍やサンダー・ドラゴン系のような「除外されると発動する」効果を持っているカードを
このカードで指名すれば確定で除外できる点や、除外したカードを無理やり回収する手段が
あるデッキであれば即座に手元に引っ張ってくる事が可能になってしまうなど、
本来の想定と違う使い方が出来てしまうためか、制限カード入りしている。
余談
原作では遊戯が死者蘇生を封印しており、デュエルの後半でアテムが
オシリスの天空竜を死者蘇生で復活させようとするのを防いだ。
この展開は本来死者であるはずのアテムが現世に留まる事を否定し、
相棒との別れを覚悟した遊戯からの悲壮なメッセージでもあった。
黄金櫃のデザインは2人を引き合わせたきっかけである
千年パズルのピースを収納していた箱によく似ており、「初代」のストーリーを
象徴するようなカードでもある。
関連タグ
抹殺の指名者...同じくデッキから好きなカードを除外できるカード。こちらも「先攻有利」を招いてしまった結果、制限カード入りしている。