曖昧さ回避
- 遊戯王OCGの魔法カード。本稿で記述。
- マジック・ザ・ギャザリングの白インスタントの一種。唱えたターンの時のみ、相手クリーチャーが攻撃できなくなるようにする呪文。
遊戯王OCGの心変わり
カードテキスト
(1):相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
概要
通常魔法カードで、相手フィールド上に存在するモンスター1体を対象に発動し、エンドフェイズ時までそのモンスターのコントロールを得るコントロール奪取カード。登場は1期第五弾と非常に古く、効果対象にもコントロールの内容にも何の制約も無い上、ノーリスクであることから、コントロール奪取カードの開祖にして最高峰といえる。
効果は1ターン限りとはいえ様々な局面で使用できるため非常に強力で、禁止カード制導入に伴い、『サンダー・ボルト』らと共に最初に禁止指定されてしまった。半年後に一度は現役復帰したが、下位互換である『洗脳-ブレインコントロール』の登場と共に再び禁止カードになった。
なお下位互換である『洗脳-ブレインコントロール』や『精神操作』すらも禁止カードや制限カードとなった期間があったものの、『洗脳-ブレインコントロール』はエラッタにより2017年1月に制限復帰(変更点として通常召喚可能なモンスターに限定という重い制約が追加された)し2017年1月にはあっさり無制限カードになり、『精神操作』は2016年4月の改定で先立って無制限カードに。
『洗脳-ブレインコントロール』すらエラッタがされる程なので、現在は復帰の可能性は限りなく0に近いと思われる…が最近は対象に取られないカードが増え、先攻を取って使えないカードの価値が下がってきているために一応弱体化しているとも言える。
しかしやっぱり汎用性が高すぎるカードであり、縛りがあるとはいえかなり緩い新召喚方法リンク召喚との相性も良い。またリンクモンスターを奪ってしまえばリンクマーカーにもよるがエクストラモンスターゾーンを増やすこともできるのでこれ一枚で展開補助もできたりする。そしてなにより『精神操作』と異なりバトルに参加できる、アドバンス召喚主体のデッキで輝くというのはやはり大きい。
一枚開放するだけで遊戯王を別のカードゲームに変えてしまう一部の禁止カード連中と比べると見劣りするかもしれないがコントロール奪取系効果を持つカードでこの汎用性とカードパワーはやはり異常であり、環境がよほど激変するかエラッタしなければ戻ってこられないだろう。
イラストは両手でハートを抱えた少女だが、中央に線が引かれ、それを基準に向かって右側が天使、左側が悪魔を示唆するデザインになっている。
アニメでは闇バクラ、海馬乃亜などが使用し、この時は永続的にコントロールを得る物だった。ちなみにどちらも対闇遊戯戦である。
また、原作やアニメでは上記の『洗脳-ブレインコントロール』がOCGにおける心変わりと同じ効果になっており、主に闇遊戯が使用していた。
制限復帰
海外では2022/5/17、日本では2023/1月付で制限カードに復帰。
年月を経てカードプールが増え、環境が激変した事でようやく適正レベルのカードになったと判断されたのだろう。
説明は前述の通り、対象を取る通常魔法という点こそネックだがノーリスクのコントロール奪取という事で後攻の捲り札としては現在でも一級品。基本的には他競合カードとの選択の上でサイドデッキに採用されるというパターンになるだろうが、環境・使用デッキによってはメインデッキから採用すると言った判断もあり。
禁止カードである『強奪』とは相互互換の関係だが、除去一回でモンスターを取り返されてしまうあっちと比べてこちらのほうが汎用性は高め。しかしあちらはテコ入れさえしてしまえば延々と奪ったモンスターを維持できる他、そもそも制圧能力の高いモンスターを奪って逆にロックをかけてしまうということも可能。また装備カードなのでサーチ手段にも恵まれている。禁止カードも使えるルールならどちらを採用するかはデッキや戦法によって違うだろう。
ナタ・デ・ココロガワリ(遊戯王ラッシュデュエル)
心変わりの派生カードとして、『ナタ・デ・ココロガワリ』というモンスターカードが登場した。
通常モンスター
星1/水属性/水族/攻 100/守 0
天使のような悪魔の店員。
届けるか否か、ココロがプルプル揺れている。
PIXIVでは
上記イラストのように天使と悪魔のような羽の生えた人物のイラストにも付けられている。