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「超世界最強企業の底力、ナメんなよ!」


CV:鈴木梨央


概要編集

大企業「ゴーハ社」の幹部「トップ・オブ・ヘキサゴン」の一人。見た目は遊我たちと同年代の子供にしか見えないが、実際は本厄37歳の成人女性で既婚者。かつ子供もいる主婦という強烈な個性を持って登場。


第7話の予告時の時点で、「小学生?」と言うタイトルから実は年齢詐称ではないかと予想されていたが、流石に経産婦を予想していた者は居なかっただろう。

子供の頃から外見が全く変わらず、買い物に行けば見知らぬ老婆から飴を渡され、夜の繁華街に行けば迷子と間違われ、バーに行く際は「私は大人です」と書いた自作のプレートが必須……と、けっこう苦労している。ネオテニー(幼態成熟)なのかもしれない。


趣味・嗜好や考え方がいわゆるバブル経済期特有のものであり、現在では通じないネタも多い。『SEVENS』作中の年代は不明だが、ロミンの発言によれば、バブル期は「親戚のおばさんの若い頃に流行った」ものらしい。

転校してきた際の自己紹介で「イタ飯」「ルーズソックス」「ウーパールーパー」「ランバダ」と挙げているあたりで、お察しいただければ幸いである。


『あにレコTV』では、ミミを演じる鈴木梨央さえ、その意味を理解できていない単語が存在することが告げられた。氏の年齢を考えれば致し方ない気もする。


「子供にしか見えない、子持ちのデュエリスト」という点で言えば『ZEXAL』にトロンという先駆者がいるのだが、彼の場合、元は年齢相応の外見であり外部的かつオカルト系の理由子供化しているのに対し、こちらは完全に素である。


しかし、ネタ要素を抜きにしてみると、30代にして街を支配する企業の最高幹部に収まっているというかなりの実力者。


おかえりなさい!

外見由来の苦労をバネに努力を重ね、ゴーハの幹部に登り詰め、主婦としてきっちり家事と子育てもこなしている叩き上げであり、ネタ全開の外見&思考回路とは裏腹に、非常に「できる」人間であることが読み取れる。


また、息子のヨシオルークのデュエルを見て、職場上の立場目的を無視して息子のラッシュデュエルを認めるなど、実の子を己の目的の道具として使ったり、家庭を顧みない親がシリーズ内で多い中で、まともな人間性かつ存命している(主人公と敵対している組織の)親キャラとして貴重な存在である。尤もこれは『SEVENS』の作風による補正も大きいのだが。


登場以後も要所要所に出続け準レギュラーの地位を確立。メインメンバーを除けば最も出演回数が多いキャラクターとなっている。


劇中の活躍編集

ラッシュデュエル誕生編編集

ゴーハを悩ますラッシュデュエルのアンインストール方法を探るため、ゴーハ第七小学校の転校生として遊我に近づく。

アンインストール方法に関係がありそうな「ラッシュデュエルのひみつがぜんぶかいてあるノート」を盗もうとするが、露骨に怪しい言動を取っていたため、遊我たちにはあっさり企みが見破られる。

その際、咄嗟に「ラッシュデュエルのことをもっと知りたかった」と誤魔化したため、真に受けた遊我からは(好意で)ノートを渡されそうになる。しかし、中身が大人で社会の辛酸を知るミミは「罠ではないか?」と疑い、ノートの押し付けあいに発展。

業を煮やしたミミは遊我にラッシュデュエルを挑むも、《暁の勇者ライダクロス》の前に敗北し、結局ノートを押し付けられる。騙し討ち同然に手に入れたことに気が咎めつつも、一応会社には提出。しかし、ノートの中身は遊我にしか分からないイラストだらけのメモ張だったため、作戦は空振りに終わった。


そして、第七小の生徒として潜り込んだ手前、すぐに姿を消すわけにも行かなくなり、潜入捜査を継続。自力でアンインストールの方法を探り出す方針を固めた。

実の息子が一学年下にいる上に、周囲の女子に警戒されている状況なのでかなりリスキーではあるが。ちなみに、「遊我たちもアンインストールの方法は分からない」ことを、彼女(及びゴーハ社)は知らない。


その後、ロアロミンのライブでも登場。ロアの大ファンで黄色い声援を送っていたが、ロアが《セブンスロード・マジシャン》に不正疑惑をかけた事から、ゴーハの幹部として現れた。


デュエル後はオーティスの遺跡を接収しようとしたのだが、直後に消失してしまった。

マキシマム編編集

西園寺ネイルの存在により、「ゴーハのトップになる夢が奪われる」と焦り、第20話にて彼の刺客となってゴーハの最高幹部の1人・ナンバーシックスとして、遊我達の前に立ちはだかる。


しかし、肝心の対戦相手は実の息子であり、ヨシオとの親子対決に発展。自分の出世と息子の成長のどちらを取るかで悩んだが、息子の秘めたる想いに心を打たれて敗北する。


この時、遊我達に自分がヨシオの母親で、しかもゴーハの人間である事を知られてしまう。それからは犯した罪の重さから、「謎の覆面アドバイザーM」を名乗り、(ルーク以外にバレバレの)変装をして遊我達のサポートをしている。

ゴーハ6小編編集

新章が始まって早々に、自分以外のトップ・オブ・ヘキサゴンの暴挙を止められなかった職務怠慢として、平社員への降格を宣告される。

納得できずに直談判しに行った際、社長の正体を知ってしまい、よく分からないままゴーハ社の新社長となった。

チームバトルロイヤル編編集

引き続き社長業をやっているものの、度重なる失敗によりゴーハの人材不足が深刻となり、残った社員のポンコツ具合に頭を悩まされている。一方で小学生設定での活動も辞めておらず、遊我達の行動を静かに見守っている。


そんな中、ゴーハに提出された企画書からゴーハ公認のラッシュデュエル大会を開催することを決定。秘書は「ラッシュデュエルはゴーハの所有物であるということを世間にアピールする作戦を立てたのだ」と認識していたが、本人達は企画書通りに進行しただけであり、内部からの提案でも遊我の差し金でもないことに戸惑いを隠せずにいた。

開会式に乱入したロアとのデュエルの条件に「楽屋ツアー付きライブチケット」という、完全に私情が絡んだ提案をするも、社長ドローンに洗脳されるなどのアクシデントもあって敗北している。

決勝戦では手作りの王冠やニャンタッチカレー、白いギターとジーンズを優勝賞品として贈呈している。グリコのワンタッチカレーや往年のバラエティ番組TVジョッキーの賞品とか、バブルな時代より遡ってきている気が……

ゴーハ6兄弟編編集

「ラッシュデュエルのプログラム消去にゴーハが関与していた」という疑惑を持たれてしまい、会社全体の業績の悪化に加えて日々の作業量の多さから、流石の彼女も疲れを隠しきれなくなっていた。

そんな中、真の社長であるゴーハ兄弟が帰還、早々に社長の任から解かれてしまう。結果、ゴーハ図書館に出向中の平社員まで降格。

そのため腹いせも兼ねてか、ゴーハ兄弟の情報を「謎の覆面アドバイザーM」として遊我たちにリークしている。

ゴーハ社員編編集

ゴーハ兄弟との決着が着き、彼女の立場も本社勤務への配属に戻った。

現在の所属はエネルギー事業本部エネルギー開発部ゴーハニウム課。B45Fにてゴーハニウムを使った実験実証している課らしい。そこの経理担当になった模様。

デュエルの王編編集

ゴーハ・ユウガの死者蘇生の影響を受けたゴーハ・ユウオウの面倒を見ている。小さいながらも母親らしい一面がある。

その他、ゴーハ・ユウガのせいで混乱するゴーハ兄弟を大人の度量で諭したりと、社長には戻れなかったが秘書のようなポジションに収まった。


遊我とオーティスの最後のラッシュデュエルから2年後、社長には戻れなかったものの、副社長に任命された。


使用デッキ編集

光属性・水族のモンスターを主軸に、ライフゲインを組み込んだ戦術を得意とする。エースは《逆玉の神ディアン・ケト》で、この他にも遊戯王OCG黎明期のモンスターカードをバブリー仕様にリメイクしたお水モンスターを使う。


社長業を任されていた時は、闇属性・水族の「監獄」モンスターを主軸にロック戦術を組み込んだデッキを使っていたが、平社員に降格した後は元のお水モンスター主軸のデッキを使っている。


総じて守備力が低く、モンスター効果には恵まれないものの、高めの打点と豊富な魔法・罠によるサポートで優位に立ち回る。しかし、作中のデュエルは全戦全敗であり、初心者かつレンタルデッキで対戦したグルグルにも負けている。


主な使用カード編集

逆玉の神ディアン・ケト編集

「そそり立て肩パット!たなびけDCブランド!眠れぬ街のネオンの花すら羨むほどに、いざケツカッチンで咲き誇れ!《逆玉の神 ディアン・ケト》をアドバンス召喚!」


星8・光属性・水族のモンスターカード。手札1枚を墓地に送ることで、LPを1000回復する効果を持つ。あの《治療の神ディアン・ケト》をリメイクしたカードであり、LP回復量も原点と同じ。

しかし、LPを回復するだけでは得られるアドバンテージが少ないため、現実のラッシュデュエルでは腐った手札を墓地に送るついでに回復する使い方がメインになっている。


ミミは後述の看守verも合わせて「ケトちゃん」と呼んでおり、慕っているようだ。

監獄の神ディアン・ケト編集

「逆玉に乗せたはいいが、毎日チョベリバ、結局バイナラ。流れ、流れて、天職に転職。女の一生はミラーボール。どんな色にもメタモルフォーゼ。アドバンス召喚!《監獄の神 ディアン・ケト》!」


星8・闇属性・水族のモンスターカード。手札1枚を墓地に送ることで、相手の手札を確認して1枚を捨てさせ、それがモンスターカードだった時にLPを1000回復する効果を持つ。

社長業に転職した自身を象徴するかのように、看守へと転職したエースモンスター。ビーピング&ハンデスという便利な効果を持つが、ラッシュデュエルは手札消費が激しく、かつ手札補充が容易いゲーム性であるため、お水の方より使い方が難しい。

厨房の神ディアン・ケト編集

「女は常に進化する。どんな逆境に落ちようと、羽を広げ新しい人生に飛び込む不死鳥。さあ、今度のあなたの舞台はどこ?それはキッチン!おいしい料理で人々を幸せにする聖地!おふくろの味も、おやじの味も、プロの味でもオッケー牧場!いでよ《厨房の神 ディアン・ケト》!」


星8・炎属性・水族のモンスターカード。手札1枚を墓地に送ることで、デッキから3枚カードを墓地に送る。自分のLPが2000以下の場合、効果で墓地へ送られたモンスター(水族)の数×LP1000回復する効果を持つ。

看守からコックさんに転職という大胆なことしているエースモンスター。こちらは回復はおまけで墓地肥やしがメインの効果になっている。


家族構成編集

前述の通り子持ちの母親であり、第8話では息子である安立ヨシオが登場。一方、夫については全くの不明。ミミの外見が外見だけに、こちらも相応の苦労を背負いこんでいると思われる。

視聴者からは「ロリコンなのではないか?」「ミミと同じく外見は少年なのではないか?」「登場しない理由は単身赴任ではないか?」など、色々考察されている。


余談編集

このキャラクターを演じている鈴木梨央氏は(ミミ初登場時点で)2005年生まれの15歳である

この年齢にしてアクが強すぎる上にバブリーなキャラを演じさせているが、ある意味、いつもの遊戯王である。氏は収録中、バブリーな単語の意味が理解できず苦戦したと語っているが、年齢を考えれば無理もないだろう…。

鈴木梨央氏は5歳の時から子役として活動している為、芸歴がかなり長く朝ドラや大河など有名どころの各ドラマで主人公の子供時代を演じており実年齢に反してセブンスのキャスト内どころか遊戯王シリーズのメイン俳優業の声優として見ても結構な大御所である(実際同じような出演歴は遊戯役の風間俊介氏や海馬役津田健次郎氏ぐらいである)。


メインモンスターは幾度の転職を繰り返し、その全てがオフィシャルカード化を達成している。


ゲームデュエルリンクスでは、ラッシュデュエル実施後の初の追加キャラとして登場(アニメで彼女を不審がるモブ女子は弱気な女の子おませな女の子に差し替えられている)。同ゲームで初のライフ0になった時の敗北ボイスが複数持っているキャラになった(確認されている限り約4種類)。


関連タグ編集

遊戯王SEVENS バブル期 合法ロリ/※子持ちです ネタキャラ

安達祐実:元ネタである可能性が高い

マスク・ザ・ダーク:本放送、再放送共に放送直後に《逆玉の神ディアン・ケト》の召喚口上に入っている「肩パット」がネタにされたキャラクター。

人吉瞳:こちらはどう見ても小学生にしか見えない42歳。

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