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プロフィール編集


人物像編集

人気バンド「ロアロミン」のボーカル兼リーダー。

ちょっとヤンチャな俺様王子

言動から大人びている印象があるが、ゴーハ第1小学校の5年生である。



自分を目立たせる才能があるらしく、バンドメンバー内で一番人気。

一人称は俺様で自己主張が激しく、目的の為ならどんな手段も選ばない。

その身勝手さと周りを惹きつけるカリスマ性はまさしくの気質。

さらにちょっとドS気味。

しかし、自分から他者に発信することに全振りして他者からロアへの受信には本人に気が向いていないため、その外向けの態度を親しい相手の時と切り替える事が出来ておらず、ロア本人としては強い仲間意識や絆を抱いていたとしても、実際は言葉や補足、配慮が行き届いておらず、齟齬が生じることも。月太とのデュエルのように、時にちゃんと伝える度量はあるが、その本音を伝えるときに言葉足らずのまま取り繕い、結果的に突き放してしまう場合も多く、コミュニケーションが未熟な点は小学生と言えよう。

あと、ロア自体に興味がない相手は苦手としている。


ロアロミンの立ち上げに散々苦労したせいか精神面はかなり達観しており遊我がネイルやザ☆ルークメンとデュエルした際はその場にいないながらも的を射た発言をしている。


いとこのロミンの秘密を知っている事を利用して、

「デュエルの王」を選定する遺跡の噂をルークに吹き込ませたり、

「リアルタイム・デュエル・プログラミング」の事を教えたり、

遊我や石碑の跡の隠し撮りをさせたりしていた。


七冥館でのライブのスペシャルゲストとして遊我を招き、ラッシュデュエルの所有権を賭けた3対3のチーム戦を開催。

御前乃ウシロウの怪談デュエルでルークをビビらせたり、

ロミンのお腹を極限まで空かせてストレスを爆発させたり、

セブンスロード・マジシャンが不正カードかもしれない事をにおわせて遊我の反則負けを狙ったりと自分が優位になるようデュエルの外から策略を張り巡らせた。


我こそは王と言わんばかりに振る舞い自らを引き立たせる為にあらゆるものを利用するのも、

それは裏を返せば王になる事への底知れぬ憧れと執着心の証でもあった。


選ばれなかった者編集

ロアが今に至ったきっかけは、ゴーハのデュエル大会観戦中にオーティスが突如乱入したあの出来事にあった。

そう、遊我がロードを切り開くきっかけとなったあの時、ロアもあの場に居た。

遊我と同じようにデュエルを窮屈に感じていたロアは、ロード、そしてデュエルの王という言葉に衝撃を受けた。

しかしオーティスに激励を受け、セブンスロード・マジシャンを渡したのは自分ではなく、王道遊我だった


選ばれなかった事を感じるも反骨精神で諦めなかったロア。

自分のやり方で窮屈な世界をぶっ壊すべくライブ活動を始め、ロアロミンを結成して大衆の人気を集めていった。


ある時、謎の石碑の情報をいち早く知ったロアはそれがオーティスの仕業と見抜いてはいたが、その場所や謎までは分からなかった。

そこでロアはロミンを使ってルークに遺跡の情報を流し、遺跡の居場所を突き止めた。

しかしその結果、遊我が遺跡でラッシュデュエルをインストールして新たなデュエルの道を切り開いた。

自分が窮屈と感じたデュエルの新たな道を切り開いたデュエルの王は、あの時選ばれた王道遊我だった

その事はロアのコンプレックスを再度爆発させるのに十分過ぎる起爆剤だった。


故にロアにとってラッシュデュエルとは選ばれた者の王の証であり、

ロアが遊我に言った「君と俺様とでは住む世界が違うって事さ」とは選ばれた者へのコンプレックスの表れだった。


何故選ばれなかったのか。編集

ロアは自分が選ばれなかった理由をどうしても知りたかった。

その為にオーティスが現れると察した七冥館でライブを開いて遊我(達)をスペシャルゲストとして招待し、

平月太のハッキングによる検索エラーを絡めて遊我の不正疑惑を演出して狙い通りおびき寄せた。

「何故俺様ではなく王道遊我だったんだ」全てはその答えを得るために。


王の資格編集

ロミンの弱みを握り、遊我やルークの強みを奪い、自分の手を汚さず卑劣に徹して踏み台にする。

そんなデュエリストの風上にも置けぬリアリストぶりをこれでもかと発揮してきた。

それは決して褒められるものではなく、選ばれなかった事で卑屈になり過ぎていたのは間違いない。

「どんなに足掻いたところでお前のような卑劣な男に王になる資格はない」

普通に考えれば、ルークのこの言葉通りだろう。


しかし遊我は「君にも資格はあるよ」とロアに言う。

捻くれながらもその悔しさをバネに自分で世界を変えようとしたその努力は間違いなく本物であり、それを証拠にロアロミンは大人気となった。

それはロア自身が切り開いたロードに他ならない。

「突き進もうよ!もっともっと!!」

素直になれないながらも激励を受け取ったロアは、七冥館最高のデュエルとライブを繰り広げた。


自分勝手編集

幼馴染の月太を始めとする他のメンバーの事を大切に思っているようだが、実際には自分の目立ちたさが裏目に出てしまい他人を傷つけてしまう事もある。


本人は無自覚であるようで、カリスマのままにロアを無条件に肯定してくれるファンと違い、ロアと並ぶ立ち位置にいるバンドメンバーで友人の2人には、上記のように言葉にしてロアから心中や意図を伝え、繋ぎ留めなければならない関係には無頓着。

これがきっかけでチームバトルロイヤル編ではメンバーとなった月太とウシロウが自分の元を去る事にもなってしまった。


本当は自分ひとりじゃできない

チームバトルロイヤル編、ついにロアとロミンの戦い…

スタジアムに戻ってきた月太とウシロウが見ている中、ロミンのモンスターの猛攻を受け、マイクを落とす。そしてロミンに『あなたはソロでは立てない』と指摘される。


蘇る絆

マイクを落とし、追い詰められるロア

しかし、戻ってきた月太とウシロウによってマイクを手に再び立ち上がる。

駒扱いしていた2体のモンスターを再び呼び、デスドゥームを蘇らせる。まるで3人のライブのようであった。

デュエル自体はロミンのプリマギターナのトドメで負けてしまったが、このデュエルで絆は元通りとなった。

その後はロアロミンや遊我達の協力を惜しまず、自ら囮を買って出るなど精神的に成長しているところが見受けられる。


対立と成長

遊我がゴーハ最後の社長ではないか?と疑い捜査するロアと「コソコソ捜査するなど友達のやることではない」と主張するアサナとで意見が対立。デュエルで決着をつけることに。

序盤はフュージョンを手に入れたアサナに苦戦をするも、持ち前のデュエルタクティクスで逆転。見事に勝利を収めた。

しかし、その後アサナの主張が正しかったと分かり、心から謝罪するとともに仲直りした。


選ばれなかった者・リターン編集

ゴーハ・ユウガの儀式によってラッシュデュエルの記憶を失ったと思われたロア。

しかしロアとラッシュデュエルをしている遊我だけは気付いていた…本当は何も忘れていなかった事に。

ラッシュデュエルよりも前に、その作者である遊我との因縁があるロアが忘れるわけがなかった。

ロアらしくないと遊我は言うが、ロアだからこそ忘れたフリをしていたかったのだ。

オーティスに選ばれた遊我がラッシュデュエルを作り上げたように、世間に選ばれたロミンはメジャーデビューのチャンスを得た。

選ばれなかった者としてのコンプレックスを三たび再燃したロアは、記憶を無くした事にして一からやり直そうとしていたのだ。

「『ちょっとヤンチャな俺様王子』?ハッ…ただの哀れな負け犬さ……」

選ばれなくてもその悔しさをバネにして来たロックの王は、結局自分が選ばれる事のない現実に本音を漏らした。


自ら選んだ神の道編集

選ばれなかった事で心がブレていたロア。すべてを忘れた事にして、全てを捨ててやり直そうとした。

しかしどんな時の彼も推していた者達が、そんな事で離れるわけが無かった。

落ち込んでるロアの姿にすら胸キュンして盛り上がり、例え本当に忘れられても自分達が忘れる事はないと叫ぶ。

そんなお姫様(ファン)からのブレない激励を目の当たりにしたロアは奮い立ち、それに応えるべく過去一最高のデュエルを繰り広げた。

そして待ってたとばかりに月太とウシロウも楽器を構えてステージは最高潮。


マグナム・オーバーロードの弱点を突きつつ遊我の手札にいたセブンスロードを奈落に落とし、

奈落から共に這い上がった弟子と一つとなったセブンスロードの猛攻を耐え、

お返しとばかりにフィールド魔法でヘヴィメタルのステージに引きずり出した。

フュージョンとマキシマムを使わずアドバンス一本でフュージョンとマキシマムを打倒し勝利。これまで越えられなかった壁をぶち壊し、らしくない自分に終止符を打ったのだった。


「デュエルの道もロックの道も、立ちはだかる奴等は全員蹴落とす。最後に全てを掴み取るのは俺様…霧島ロア様だァァァァァァ!!」


游我に勝利しコンプレックスの大元を乗り越えたロア。

その時の顔は強がりでもフリでもない、清々しい素の笑顔だった。

「今度は遊我ちゃんが追いかけて来なよ。デュエルの神様、霧島ロアをナ☆」

「いいね!」

游我と固い握手を交わすと、ステージ内にお姫様達のアンコールが鳴り響いた。


使用デッキ編集

バンドやライブをテーマにした悪魔族のロイヤルデモンズをメインとしたデッキ。

相手にカードを引かせたり捨てさせたりする事を得意とする。

また、自分を偉大と称するだけあって「キングス」とついた魔法・罠カードを多数使用する。

生贄によって呼び出された悪魔は相手の力を奪い、そして更に強大な悪魔を呼びたす為の生贄となる。

その果てに召喚されるエースカードはロイヤルデモンズ・ヘヴィメタル

レベル5以上の下僕を生贄にして喚びだされたその悪魔は、一番レベルの低い相手モンスターの命と攻撃力を奪い取り、下僕が弱らせた相手を一撃で葬り去る。

大人とデュエルして実力を付けたルークも「今まで出会った中で、最強のデュエリストかもしれん」とその実力に戦慄した。

また、プレイングも非常に高度で先述の遊我に対して行った強制的にドローさせる戦術もデッキ破壊の観点からすれば理にかなっている。

ルークを相手にした際はドラギアスの攻撃を耐える守備力のモンスターを2体並べて次のはターンに「ロイヤルデモンズ」のアドバンス召喚を狙うという戦術を披露した。

他にも相手の妨害に対しても特に驚くこともなく適切に切り返すなど、メンタル面もかなり安定している


その最大の特徴はアドバンス召喚をメインとするスタイルであり、フュージョンもマキシマムも使わない。使う必要もない。

悪魔族以外のレベル4以上のモンスターのレベルを3落とすフィールド魔法キングス・スタイルよって、フュージョンもマキシマムも悪魔の餌食となるからだ。


関連タグ編集

王道遊我:選ばれた者。根深いコンプレックスを抱いていた。

遊戯王ラッシュデュエル:遊我の発明。ロアにとっては「王の証」。

霧島ロミン:素直じゃない所が共通しているいとこ。秘密を握ってスパイをさせた。

ドラギアスカレー:マンションを台無しにされた。

因みに現場を見る前に手に入れた「新しいカード」とは恐らくインヴェイジョン

上城龍久:なんでも信じ込みやすい性格を利用して石碑の噂を広めた。

平月太:幼馴染にして初期のバンドメンバー。一番の友達…なのだが扱いが雑。

御前乃ウシロウ:バンドメンバー。しっかり名前を覚えている。


カレーの王子様:「ドラギアスカレー」の一件以降、作中・視聴者からの反応の両方でカレーネタが定着しており、キャッチコピーと併せた彼の今の状況はこの言葉がふさわしい、かも。

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