※重大なネタバレ注意
俺は…ユウガ…闇より目覚めた堕天使…!
ゴーハ…ユウガだ!!
人物
グルグルの真の姿にして、長らく姿を見せていなかったゴーハ兄弟の真の6人目である。
兄弟のなかでも最も乱暴な性格で、デュエルで完膚なきまでに相手を叩きのめしてはそれを見て楽しむ趣味を持つ。
ただ社長として選ばれたばかりの頃はこのような性格をしておらず、善悪関係なく自分や他人が発する感情に敏感であり、デュエルの勝ち負けで一喜一憂する、良くも悪くも小学生らしい性格だった。
しかし偶然迷い込んだ大人ばかりが集うデュエルセンターで、敗者を平然と見下し、罵詈雑言を浴びせるデュエルの前に、感受性が高すぎた故か自分もまた勝者として君臨し、弱者を虐げることが正しいと肯定してしまったことで人格が変質してしまった経緯がある。
また乱世を巻き起こすことを生業にする裏七星筆頭の七星ナナホとも接点があり、彼女のこれまで暗躍は彼の復活へと遊我達を誘導するためのものである。
凶暴な性格へとなった彼は大人達や幼少期のタイガーをデュエルで痛めつけるだけに飽き足らず、ゴーハ社に封印されていた「禁断のデュエル」に手を出し、人を実際に洗脳することが出来る禁断のカードを手に入れたが、他の兄弟が全力で阻止し、逆にユウオウの手により禁断のカードの効果を利用され、記憶を封印されて生まれたのがグルグルだった。
しかしこの際の余波により、他のゴーハ兄弟全員のゴーハ・ユウガとそれに関する記憶も丸々封印されてしまった。
復活時のユウオウ戦では禁断のカードを使用し、ユウオウからデュエルの知識を封印した。
その後社長ドローンが変形した翼でゴーハ社から飛び去り、ナナホ達と合流。
ゴーハ最凶の男によって、この世に暗黒と恐怖をもたらすデュエルが始まろうとしていた。
復活以降は遊我が開発した『オリジナルデュエル開発ロード』で次々と生み出される新ルールを逆手に取って、どのルールが一番かを競わせ、人々の喧騒を煽るようになった。
そうやって混沌を生み出し、ユウガ自身は邪魔になりそうなやつらに禁断のカード「死者蘇生」でラッシュデュエルの記憶を消去してまわるという行動に出た。
遊我とルークは難を逃れたが、他のメンバーやオーティスにまで記憶消去を施し、二度と記憶を戻させないようにカード生成装置を破壊し、残存する全ての「死者蘇生」をてんとう虫に食べさせて完全に消去することで、ラッシュデュエルの記憶が残っている者たちを絶望へと陥れることに成功した。
しかし遊我達が死者蘇生がなくとも思いをデュエルでぶつけることで失った記憶を取り戻すことに成功した上に、オーティスを消したことがデュエルそのもの消滅に繋がりかねない事態を引き起こすという本末転倒な結果になってしまっている。
そんな絶望の中、ユウガは再び彼に戻ろうとしている
と思われていたが、語尾が『グリュ』になってしまった。
使用デッキ
逆境で真価を発揮する爬虫類デッキ。
ゴーハ・ユウガの凄まじく好戦的な性格をそのまま転用したかのようなデュエルを行う。
己をギリギリまで追い込み、それによって生じた爆発力で相手を吹き飛ばす。
またデッキトップから墓地へ送るコストの枚数がどのカードも3〜5枚と多いため、1ターンでかなりの枚数のカードをデッキから消費する。
40枚デッキだと自分のターンが3回来た所でデッキ切れを起こす為、60枚で構成されている。
切り札は自分の命とも言えるLPが1000以下の時に自分の魂たるデッキを5枚削る事により、お互いのLP差分攻撃力を増加する闇属性のレベル7モンスター『プレデター・ガンレオン』。
そして墓地にカードがあればあるほど攻撃力を増す永続効果を持つ闇属性のレベル8モンスター『エクディシス・カリギュレオン』
切り札は闇属性だが、他のモンスターは全属性使用している。
目覚めたばかりだからか77話時点ではマキシマム召喚やフュージョン召喚を使ってはいない。しかし死者蘇生を持っている為、破壊した自らのエースの手にかかるという形で相手を絶望に叩き落すという手を使える。
封印される前はユウオウ以外のゴーハ兄弟の4人を返り討ちにした実力者。
相手の戦術を文字通りメタることができるユウオウですら、禁断のカードによる封印による決着に終わっている。
攻撃一辺倒に見えて相手の手を読みその対応をしてくる。
余談
ゴーハ兄弟は歴代の遊戯王シリーズをモチーフにしており、ゴーハ・ユウガも例外ではない。
社長ドローンに封印されていた黒く染まったデュエルディスク
ゴーハのマークが六等分になったデザインの社長バッジは白と黒。
加えてグルグルだった頃に使っていたデッキは二つとも闇属性魔法使い族主軸のデッキ。
以上の事からモチーフとなったのは遊戯王及び遊戯王DMである事は間違いない。
ゴーハ兄弟5人がユウガの事をかなりの危険人物として言及していたが、
それに対し「デュエリストは大概そういう生き物」「割と普通」「前例過多」「いつもの遊戯王」「ごく一般的な遊戯王プレイヤー」と視聴者からツッコまれていた。
本作の作風が歴代シリーズの中でも極めて平和的であるからこそ、これまでのシリーズでは普遍的な存在だった悪役が異質かつ脅威になるということなのかも知れない。
関連タグ
グルグル(遊戯王SEVENS):記憶を封印されていた頃の自分。この頃の記憶も持っている節があり、ゴーハから去る時に複雑な表情と「あばよ…ルーク」とルークに別れの言葉を告げていた。
社長ドローン(ドール):ユウオウに仕えていたドローン。ユウガが復活した際はユウガに仕えるようになった。ユウガのデュエルディスクに侵食された影響なのか、液体状になったり翼を生やしたりと、最早機械の変形で出来る域を超えた形状変化をしている。
プロフェッサー・コブラ:爬虫類族を主軸とする敵繋がり。エースモンスターの永続効果の為に墓地に爬虫類族モンスターを貯め込点も共通している。
ベクター:ゴーハ・ユウガと同じくデュエルで相手をいたぶりその姿を見て楽しむデュエリスト繋がり。彼もまた表の姿を持っているが、記憶を封印されていたグルグルとは違い、こちらは主人公の信頼を得る為の演技である。
アンチノミー:同じ正体不明で味方だった人物が敵サイドの重要人物だったデュエリスト繋がり。こちらは戦っている理由が理由な上、主人公を導く役割を担っているため、人格面では記憶喪失関係なくまともである。
ズァーク:周囲の何気ない悪意や価値観に影響され、人格が変質してしまったデュエリスト繋がり。