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「我が名はドン・サウザンド……」



概要

CV:壤晴彦


バリアン世界を生み出した創造神であり、本作のラスボス

エリファスアストラル世界のランクアップを目指して放逐したカオスから生まれた存在であり、バリアン世界そのものでもある。遥か昔にバリアン世界をより大きくしようとし、アストラル世界の滅亡を目論みアストラルと戦い、敗北。バリアン世界に封印された。この時の戦いで50枚のナンバーズが誕生し、地球の各地に散らばって行った。

しかしこの時すでに自らの再起のための計画を立てており、7枚の「オーバーハンドレッド・ナンバーズ」を生み出して選ばれし7人に植え付けた。


長い間バリアン世界の伝説として語られ、「悪意の海」の底に封印されていたが、後にベクターが更なる力を求めて封印を解いた事で復活。ベクターと一体化し、彼の心臓になる。

自らの力を取り戻し世界を支配するべく、様々な策を巡らせ暗躍する。


活躍

遊馬たちに敗れ復讐に燃えるベクターが、その命を代償に「悪意の海」の封印を解いたことで部分的に復活。ベクターの内に憑依してボロボロだった彼の体を完全回復させ、その後彼と一体化。ベクター及びバリアン七皇に「完全復活の鍵」として「七枚の伝説のナンバーズ」の回収を命じた。

この一連の出来事により、視聴者の間にも「バリアンを支配する真のラスボス」としての印象を植え付けたのであった。


遺跡のナンバーズを巡る戦いが一段落すると、ドン・サウザンドの玉座へとベクターを導く。その時遊馬とアストラルに敗れたNo.96を吸収するが、その時ドン・サウザンドにも記憶がよみがえる描写が見られた。ドン・サウザンドの語るところによると、なんとNo.96は彼の力の残滓がアストラルの中に宿ったものであったという。

そしてNo.96を利用して「人間界とバリアン世界を融合させる装置」の量産を開始する。

そしてベクターと触手p、もといより強固に融合してその身柄を拘束。ハエと化していたMr.ハートランドにさらなる力と「No.1」~「No.4」の四枚の「偽りのナンバーズ」を与え、遊馬への刺客として差し向けた。

ベクターに「お前がナッシュメラグを殺害した」と語るなど、様々な事情に通じていることを匂わせており、本格的に黒幕としての存在感を増してきたのもこのころ。


遊馬がアストラルを救うべくアストラル世界へと赴いている間に装置の量産に成功。その装置、すなわち「100万枚の偽りのナンバーズ」を世界中にばらまいて二つの世界を融合させ、人間界中を混乱に陥らせる。

合わせてバリアン七皇による人間世界侵攻が本格化するが、その際ベクターの呼びかけに応じてギラグアリトを改めて洗脳した。


ドン・サウザンドの存在を感じ取ったアストラル達はバリアン世界にやってくるが、それをアリトが妨害。

アリトを操る存在としてドン・サウザンドの幻影が浮かび上がっており、これが主人公たちへの初めての顔見せともなった。

一方で、ベクターを通じてバリアン七皇の力を吸収しようといよいよ表舞台に現れる。彼のサポートをしつつ七皇の力を吸収していくが、ナッシュ以外の四人の力を吸収した段階でベクターが離反。全身を焼き尽くされ、ベクターに吸収されてしまうのであった・・・


人物像

狡猾かつ慎重な性格をしており、悪の首魁としての存在感を漂わせる。まだ、将来的に起こりうる出来事を予見し、さらにその予想に沿うように策略を一つ一つ進め、状況をコントロールする洞察力と我慢強さも併せ持つ。


全身に鎧をまとった暗色の巨人といった姿をしており、翼のような物や、バリアンの紋章を模した装飾も見られる。ドン・サウザンドを吸収したベクターはこれに近い容姿となっており、その力を受け継いだことを思わせる。

老人のような、威厳のあるしゃがれた声をしていた。

また、バリアン七皇の偽りの記憶に姿を見せていた分身は、フードをかぶり大鎌を持った、まるで死神の様な姿であった。


関連タグ

遊戯王 遊戯王ZEXAL

バリアン

ベクター No.96ブラック・ミスト



以下最終章ネタバレ














「バリアンの力を失いし身で、我に戦いを挑むというのか」






「神の力を取り戻した、この我に……」






真ドン・サウザンド

一抹の希望を捨てよ

cv:宮本充

ベクターに吸収されたに思われたが、それはただの演技であった。まだ不完全な自分の力は、七皇の内五人分の力を持つベクターより劣ると考えたドン・サウザンドは、驕るベクターがナッシュに敗れることを予見。その時まで再び潜伏することを選んだにすぎなかったのだ。


予想通りナッシュに敗れボロボロになったベクターの前に再び現れたドン・サウザンドはベクターを吸収。月から帰還したミザエルと一度戦うが、先攻でドローしたのみでミザエルにターンを渡し、彼のカードを後述のデッキの力で一蹴してその力を吸収、ほぼ完全に力を取り戻す。その力を持って人間界とバリアン世界を完全に融合させ、それによって世界中に散ったナンバーズを強引に手中におさめ、神の力「ヌメロン・コード」を手にする。


そして、ナッシュを吸収して七皇すべての力を手にするため、そしてアストラル世界を滅ぼすために遊馬&アストラルとナッシュのコンビを相手に、ラスボス恒例の変則デュエルを行っている(形態としてはいわゆるタッグフォースルールの変形である)。この戦いのことを「神のデュエル」と称している他、このデュエルでの遊馬達のダメージがそのままアストラル世界へと反映されるように仕向けていた。



神の力を擁するデッキ

「ヌメロン・コード」を手にしたことで、その力に基づく「ヌメロン」と名のつくカード群を利用したデッキを用いる。

後述の「書き換え」などの脅威的な力故にただのチートデッキに見え、実際そう批判する者もいる。

しかしある程度カードゲームをかじっていた場合、実際はかなりテクニカルで扱いの難しいデッキであることがわかる。


フィールド魔法「ヌメロン・ネットワーク」によって相手の挙動に応じた「ヌメロン・リライティング」シリーズをデッキから発動し、相手のカードを「書き換え」て戦局を有利に進めるのだが、軸となるフィールド魔法「ヌメロン・ネットワーク」自体に制限があり、それも「相手ターンに自分フィールド上にカードが存在しないこと」というもの。


次に「ヌメロン・ネットワーク」の効果でデッキから発動できる「ヌメロン・リライティング」シリーズであるが、これも発動条件が「自分フィールド上にフィールド魔法以外の他のカードが存在しないこと」と厳しい。なお、ヌメロン・ネットワークとは別に一枚は伏せられるが、それがある場合は今度はヌメロン・ネットワーク側が効果を発動できなくなってしまう。


さらに、「デッキから発動する」とは厳密には「デッキから墓地に送ってその効果を得る」という「ヌメロン・ネットワーク」の効果であり、「書き換える」とはルール的に言い換えれば「そのカードを無効にして破壊し発動、相手のデッキから別の正しいカードを強制的に発動もしくは召喚させる」という意味になる。

そして「書き換え」ができるのも1ターンに1度だけであるため、相手の行動の内一番致命的な物を的確に読み取り、なおかつその時の相手にとって最も不要なカードが何かを確実に判断するという非常に高い洞察力を要求される(加えて入れ替えたとしても入れ替え先のカードの発動自体はさせる)。

それを証明する様に、劇中でもナッシュは「1ターンに1度しか発動できない」という点を利用し、わざと囮の魔法カードを書き換えさせ(囮とはいえ無効にしなければドン・サウザンド側が負けるカード)、逆転の一手へと繋げた。


この他には、本物のNo.1~No.4である「ゲート・オブ・ヌメロン」シリーズによるビート&バーンも行う。

さらにエースとして、破格のステータスを持つ二種類の「ヌメロニアス」シリーズとして「CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアス」及び「CiNo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア」も擁している。どちらも凄まじい性能であり、「神」を名乗るラスボスの切り札にふさわしいカードと言える。


総括して、個々のカードパワーは確かに「インチキ」と言っても過言ではないが、それを使いこなすには高い戦術考察力と構築力が求められる、非常に扱いの難しいデッキである。

ミザエル戦直後こそ「またラスボスチートか」と半ば呆れ・半ば期待といった反応を受けたが、いざ実態が明らかになると上級者向けながらも非常に面白いコンセプトであり、【ヌメロンドローゴーパーミッション】などと呼ばれデッキの忠実なOCG化を求める声も上がっている。


恐ろしいのはドン・サウザンドはこれらのカードを特殊ドローやサーチ、ドロー加速などのデッキ回転補助を一切使わずに取回していたということである。

デュエリストとしても並大抵の実力者ではないようだ。


神物像

スマートで装飾を配した人間やアストラル体に近い姿をしている。最初は全身色で黒色の長髪の姿だったが、ミザエルを破り吸収して以降は色のに金色の長髪黒色の腰当をした外見となった。どちらも前髪は色。どことなくNo.96に似ており、彼がドン・サウザンドの一部であったことを感じさせる。声もかなり若返っている。


ただしこれは元人間である七皇を吸収したことによる影響で、本性の姿はあくまで前段階の魔人形態である(アストラルと戦った過去のシーン=完全体だった時期は魔人形態だったことが明確に描写されている)。


唯我独尊を地で行く性格をしており、己以外のすべてを見下している。

手下たるバリアン七皇のこともただの駒としか見ておらず、使い捨てることにも何の感慨も持たない。


自身の復活のため手足となって動く者を作り出すために、穢れなき魂を持つことから本来アストラル世界へ転生するはずだった七人の人間を破滅に導き、記憶を書き換えてバリアン世界へと転生させた。特にベクターには念入りに洗脳を施し、心優しい性格から自身にもっとも都合の良い残虐非道な性格へと作り変えている。そのベクターとナッシュとの間に戦争を起こさせ、この戦いでの膨大な死者をバリアン世界へと転生させ大幅な勢力拡大に成功している。


さらに賢者たちの記憶を書き換え、人間世界への憎しみを抱かせ増幅するための鍵として七枚のナンバーズを作り出し七人に植え付けた。これが「オーバーハンドレッドナンバーズ」である。


すなわち、バリアン七皇は自分達も知らずにドン・サウザンドのために戦い、最期は用済みとして吸収され復活の糧となっていったことになる。


まさに「全ての元凶」と呼ぶにふさわしい悪役である。遊戯王シリーズの悪役としてはずいぶん久しぶりとなる純粋な邪悪である上、前作ラスボスが彼なりの事情と信念を持っていただけによりその邪悪さが際立ち、一貫した「悪」としての立ち回りから高い人気を誇っている。


そんなドン・サウザンドの目的だが、それはアストラルに敗れた当時から一貫して「アストラル世界の滅亡」ただ一つである。

どのような事態にあっても常に余裕を保ち、冷静な物腰を保っているが、ベクターとの会話の中で目的に触れた時だけは、


「力だ! 我にはもっと力が必要なのだ! アストラル世界を滅ぼす力が!!」


と、珍しく感情的にまくし立てており、アストラル世界に対し並々ならぬ執着があることが垣間見える。

遊馬たちとの決戦でもその主目的は、彼らへのダメージを介してアストラル世界を攻撃することであり、デュエルに勝利することはあくまで手段でしかなかった。



最期

「ヌメロン」の力によって遊馬とナッシュ、ひいてはアストラル世界を追い詰めるが、エリファスやカイトらの応援によって遊馬たちが奮戦、ついに切り札たる「ヌメロニアス・ヌメロニア」を撃破され、デュエルに敗れる。

しかし、ドン・サウザンドの打った布石はまだ残されていた。消えゆく自身のことなど全く意に介さず、高笑いしながら告げる。


「我が滅びようとも、本当の呪いはまだ解けてはいない。お前たちはすぐにそれを思い知ることになろう」


「カオスこそが命の源……カオスは無限なのだ」


「ナッシュ、わかっておろうな? フッフッフッフ……ハーッハハハハハ……!!」


確かにドン・サウザンドは、七皇の記憶を操り、自らの駒として動かしてきた。

しかし、ナッシュにだけは洗脳も記憶の改竄も行わなかったのだ

彼自身のバリアンとしての記憶と誇り、そして仲間との繋がりに縛られるようにしておくことで、ナッシュが自らの意志でバリアン世界のため人間世界を滅ぼすよう仕向けていたのである。




公式イベントの「ボスデュエル」にて「ドン・サウザンド」が参戦。過去に例を見ない戦術の持ち主で、しかも使用カードが一切OCG化していないことからどのようなデッキを使うのか注目されていた。

実際には、個々のカード名こそ異なるもののデッキ全体が悪くない原作再現をなされていた為、それをそのままOCG化して欲しいという期待の声も。


そして2020年にはゲート・オブ・ヌメロンとネットワーク、ダイレクトと言った決戦序盤で使用したカードがOCG化され、2021年には切り札のヌメロニアスシリーズもOCG化が決定している。


ちなみにドン・サウザンドを演じた両声優は、どちらもディズニーアニメ「ライオン・キング」を、声優としての代表作としている(特に壤氏は本業が舞台であるため、声優としての出演作がやや少ない)。

おまけに宮本氏は主人公のシンバ、壤氏はボスキャラのスカーであり、何かと因縁を感じるキャスティングと言える。


関連イラスト

混濁の底からドンドン吸い込むナウ


関連タグ

遊戯王 遊戯王ZEXAL

バリアン バリアン世界

ラスボス

CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアス CiNo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア

ナッシュ ベクター メラグ ドルベ ギラグ アリト ミザエル


 邪神


e・ラー:漫画版ZEXALに登場する彼に代わるラスボスである。

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