概要
CV:大河元気
アニメ「遊戯王ZEXALⅡ」の登場人物。
アストラル世界とは異なる異世界、「バリアン世界」の住人で、黄色いフードをかぶった青年。
カイトに続く2人目の「銀河眼」使いであり、エースモンスター「No.107銀河眼の時空竜」を中心とした銀河系の名を冠するドラゴン族デッキを使用する。
登場当初は、人間界へ直接侵攻する事の難しさを、白いフードを被ったドルベに説いていた。
茶色いフードを被ったギラグと赤いフードを被ったアリトの数々の失敗(と凄まじいほどの脱線)から、バリアンから3番目に人間界に侵入する。
貴族風の美青年の姿に変えて、侵入直後に九十九遊馬を狙い、デュエルを挑む。エースモンスターである時空竜の攻撃で遊馬をデュエル不能な状態にまで追い詰めるが、
そこに同じ銀河眼使いである天城カイトが現れ、真の銀河眼使いを決めるために遊馬に代わってカイトがデュエルを引き継ぐことを承諾。
カイトの「超銀河眼の光子龍」に対抗すべく、真の姿である精神体の姿に変身(又は正体を現す)し、時空竜の真の姿「CNo.107超銀河眼の時空龍」を呼び出すが、時空龍の力にスフィアフィールドが耐え切れなくなったことでデュエルが中断し、一時撤退した。
性格
熱血漢だが単純バカといった感じのアリトやどこかマヌケであるギラグと、視聴者がバリアンの未来に不安を感じてしまう今までのバリアン幹部であるが、ミザエルは正統派の幹部キャラといった性格。
常に冷静沈着で落ち着いている。自分の実力に絶対の自信を持っており、仲間であるアリトやギラグのことを、どこかバカにした感じで接していた。
ただし、意外と仲間思いのようで、覚悟を決めたギラグの意志を尊重したり、傷付いたアリトとギラグを侮辱するベクターに激怒していた。
人間のことは完全に見下している。(これは自身の前世の結末によるものが大きい)
しかし、自分と互角の戦いをしてみせたカイトのことは認めている模様。また、敵であっても強い意志を持って戦いを挑んできたり自らを苦戦させた者には敬意と礼を持って接している。
好戦的でもあり、同じ銀河眼使いであるカイトとの戦いを望んでいる。そのため、任務よりもカイトとの因縁の決着や自身の戦いの美学の方を優先する事もあった。
サルガッソでの戦いではフィールド効果を無効化するカードを持っているにもかかわらず、「同じ条件で戦い勝利しなければ意味がない。」と言い、あえて使用していないなど、自らが認めた相手には有利に戦える手段を自ら封じてでも同じ条件で戦うといった公正さを持ている。そのため、卑劣な性格であるベクターとはたびたび衝突していた。
また異常なまでにNo.107銀河眼の時空竜やCNo.107超銀河眼の時空龍へのこだわりを見せる。
デッキも両者がフルパワーで戦えるように構築されているタキオンドラゴン速攻召喚デッキである。
さらに前世の記憶を完全に取り戻し、タキオンドラゴンがドン・サウザンドの呪いのカードだと明かされても彼はタキオンドラゴンを信じてそれを否定した。
外見
金髪で腰まで届くストレートのロングヘアー。細身な体格は筋肉質でガタイが良いアリトやギラグとは正反対である。
バリアンの騎士と付くだけあって、人間に化けている際は高貴さを漂わせる服装をしている。白とグレーを基調とした服はスラリとした体格をより際立たせている。どこかコードギアスのパイロットスーツでありそうなデザイン。
黒がメインカラーである時空竜とは白黒で対になっている。
精神体の姿は足以外は全身金色という派手な出で立ち。顔にはマスクのような物を付けており(もしかしたら素顔?)、赤い縁と緑色の結晶と羽根の形をした装飾品で飾っている。
切り札
「銀河眼の光子竜」と同じく銀河眼の名を持つエクシーズモンスター「No.107銀河眼の時空竜」を切り札としている。バリアン世界で直接カードに封印して手に入れてきた。本来は存在しないはずの100以上のナンバーを持つオーバーハンドレットナンバーズに属するカードでもある。
RUM系統のカードを使う事で時空竜はカオスエクシーズチェンジし、圧倒的力を誇る真の姿「CNo.107超銀河眼の時空龍」へと進化する。
その前世
前世は戦争孤児だった。幼い頃に戦争によって家族や村の人間を皆殺しにされ、ミザエル一人だけが助かった。ボロボロになりながら砂漠を当てもなく彷徨った末に行き倒れそうになるが、「No.46神影龍ドラッグルーオン」に選ばれ、その力でドラゴンと出会い九死に一生を得る。
以降、人との関わりを断ち、ドラゴンと共に生活にし心を通わせていった。ドラゴンの加護を受けた周辺の地は長い間平穏を享受してきた。
そんなある年、その地は災害に遭いひどい被害を受けた。
おりしもその時に流れ者の祈祷師が訪れ、ドラゴンがこの地に災いをもたらした、と触れまわった。
人々はその言葉に惑わされ、守り神であるドラゴンを厄病神として忌み嫌い、討伐することにしてしまった。
ミザエルは必至で誤解を解こうとしたが、狂気に支配されていた人々には言葉は通じず、さらにはミザエルが真の英雄であるならばドラゴンを討伐すべきだと主張した。
ミザエルは決断した。人々に自らの命を犠牲にする代わりに自身の言葉を信じてほしいと宣言し、自らに剣を突き立てた。
その直後、無数の矢がミザエルとドラゴンとに向けて放たれ、それを合図に大勢の軍隊が攻め込んできた。祈祷師は隣国から派遣された刺客であり、全ては侵略の邪魔となっていたドラゴンを排除するための策略だったのだ。ドラゴンの加護を失ったその地は滅亡してしまう。
死に逝くミザエルの前に祈祷師が現れる。正体は勢力拡大のために暗躍していたドン・サウザンドであり、自らの力でミザエルの記憶を書き換えて憎しみに染まらせ、それによりバリアン世界に転生した。
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