「今日はお知らせがあります。本日をもって私は講師を辞めることにしました」
「なぜかと言えばそれは皆さんに失望したからです」
「皆さんのやる気のなさ、適当なデュエルっぷり、勝負への甘さ」
「ほとほと嫌気が差しました」
「ですから私は皆さんに…復讐することに決めました」
概要
CV:宮本充
「スカブ・スカーナイト」を主軸としたデッキを使うデュエル・アカデミア講師。
元プロデュエリストだったが、身内への仕送りするために過剰なスケジュールで、プロフェッサー・コブラ曰く自分を切り売りする数の前座試合をこなしてきたが、念願のタイトルマッチではそれが祟って体調を崩し、敗退。その敗北を機にプロを引退して、デュエルアカデミアの講師となった。
三幻魔、破滅の光を打ち砕き、アカデミアにおいて圧倒的な存在感と影響を持つ一方で、座学や理論に対して不真面目な授業態度の十代により授業崩壊を起こしており、十代に対し和やかな口調と表情ながらも激しい憎悪を持っている。いわば1期2期において描かれなかった十代の影響力の負の面の犠牲者。但し、普通の生徒には居眠りを叱責しつつ十代には行わない、最後まで真面目だった明日香には授業が古くてつまらないと語られるなど、佐藤にも非がない訳ではない。
コブラに十代への不満と心の闇を見透かされ、復讐を成し遂げるべくコブラの刺客として十代に挑み、文字通り自身の命を賭し、最期はコブラのデュエルリングで生命力を失い、全身を炎に包まれて谷の底へ身を落とした。
彼の凄惨な最期と、十代の思想を完全に否定した事は、十代の心に大きな闇を落とす事となった。
他の精霊まで見えたかは不明だが、彼にも「スカブ・スカーナイト」の精霊を見る力があり、敗北して観客から罵声を浴びせられる中、彼を案じる姿から、唯一信頼できる存在だったのは確か。