現れよ、No.4!ゲート・オブ・ヌメロン-チャトゥヴァーリ!
続いて現れよ、No.3!そして、2!
ゲート・オブ・ヌメロン-トゥリーニ、ゲート・オブ・ヌメロン-ドゥヴェー!
そして、これがヌメロンの極致!現れよ、No.1!
天を摩する地獄の門、堅牢なる扉開きしとき、一抹の希望を捨てよ!
ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム!
共通テキスト
アニメ版
エクシーズ・効果モンスター
ランク1/光属性/機械族/攻1000/守 100
レベル1モンスター×3
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
このカードが戦闘を行った後に、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
自分フィールド上に存在する「ヌメロン」と名のつくモンスターの攻撃力は倍になる。
OCG版
エクシーズ・効果モンスター
ランク1/光属性/機械族/攻1000/守 100
レベル1モンスター×3
(1):このカードは戦闘では破壊されない。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時にこのカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。自分フィールドの全ての「ヌメロン」モンスターの攻撃力はターン終了時まで倍になる。
概要
No.1~4までの4体のナンバーズの総称。
最初に地上に降りたナンバーズであり、地上を監視し続けた地球の番人とされ、ヌメロン・コードごとその力を得たドン・サウザンドが使用する。
ベクターに渡された偽りのナンバーズとは違う、真のNo.1~4である。
4体が合体することで巨大なひとつの門「ゲート・オブ・ヌメロン」となった。ちなみにアニメ版の機皇帝と同じく、フィールドに並んだことによる〝合体〟である。
4体全員がまったく同じ攻撃力倍増効果を持つことが特徴で、総攻撃をすることで攻撃力を2000→4000→8000→16000と次々に倍加させていく。
なお、戦闘時には門が開いて中にいる本体が攻撃を行う。
名前はナンバーのサンスクリット語の読みになっている。
名称 | 配置 |
---|---|
No.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム | 上部、門の部分を担当 |
No.2 ゲート・オブ・ヌメロン-ドゥヴェー | 左側、装飾の部分を担当 |
No.3 ゲート・オブ・ヌメロン-トゥリーニ | 右側、装飾の部分を担当 |
No.4 ゲート・オブ・ヌメロン-チャトゥヴァーリ | 下部、底の部分を担当 |
活躍
遊馬&ナッシュとの決戦においてドン・サウザンドが使用。
魔法カード「ヌメロン・ダイレクト」の効果で4体同時に特殊召喚される。
「ヌメロン・ネットワーク」によってオーバーレイ・ユニットを使わずに効果を発動し続け、総攻撃を行いながら着実に攻撃力を16000まで上げるものの、遊馬とナッシュには全て耐えきられてしまう。
その後No.1は「CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ」にランクアップし、フィールドを離れた後は魔法カード「ヌメロン・カオス・リチューアル」の効果で「ヌメロン・ネットワーク」と合計5体がCNo.1000夢幻虚神ヌメロニアスのエクシーズ素材となった。
余談
アニメ版ラスボスの使用カードだけあってか、登場当初はOCG化されなかった。
その後、数年の歳月をかけてNo.5からオーバーハンドレッド・ナンバーズに至るまで全てのナンバーズがOCG化されていった。が……その特殊な立ち位置や関連カードの常軌を逸したチートっぷりが災いしてか、ゲート・オブ・ヌメロンだけはOCG化を逃し続けていたのだった。
そして遂に満を持して2020年6月20日発売の「COLLECTION PACK 2020」にて収録。
番号順としては最初のナンバーズでありながら、OCGとしては最後の通常ナンバーズとなった。
なお、マスターデュエルでは環境の1キルデッキとして悪名を馳せている。
ヌメロン・ダイレクトから4体一度に出せるうえに、その展開に必要な初動カードも所要時間も他の1キルデッキと比べるまでも無く異常なまでに少なく、その分空いたデッキスペースを様々な汎用妨害・汎用除去カードで固めることが出来る為、一度嵌ってしまえば相手は場合によっては対策を用意してもその対策を悉く汎用カードであらかじめ踏み潰されて為すすべなく後攻1キルされるという阿鼻叫喚の地獄絵図が巻き起こされる。
伏せを並べようが悉く割られ、止めようとしても手札誘発で妨害され、凶悪な制圧カードを立てようが「インスタンス・アブリアクション!!」といわんばかりに壊獣に強制変換されて1000⇒2000⇒4000⇒8000の連続サンドバッグ攻撃で為すすべなくライフを爆速で削ぎ落されて瞬殺…。
そして仮に耐えきったとしても、まだ超えねばならない絶望が控えている可能性まである。
ほぼほぼ為すすべなく瞬殺されるこの惨劇を、「複雑で長ったらしいソリティアも無く一瞬で終わらせてくれる」と好意的に受け取るか、「こちらにデュエルをさせてくれない人権剥奪デッキ」と否定的に受け取るかで評価は割れている。
決闘者の中にはヌメロン1キルデッキと当たると「あぁ、ヌメヌメしてきた…。」と嘆きながら諦めの境地に至る人も…。
流石に後攻1キル特化故に、先攻を押し付けられると最低限の備えこそできるが元々後攻まくりカードが多すぎるために一般的な環境デッキの中ではかなり脆いのが弱点だが、かつてはあるカードの存在によって先攻を押し付けられても十二分に勝ちに行けたという地獄。
また、ゲート・オブ・ヌメロンシリーズはモンスターとの戦闘をトリガーに攻撃力を倍加していく効果なので、モンスターを出さずにターンを渡せば1キルを回避できる…かと思いきや、ゲート・オブ・ヌメロンが全員機械族であるため「リミッター解除」でやはり1キルされてしまう危険性が付き纏い、そうでなくとも実は別の後攻1キルデッキでしたとなって結局焼却される恐れもある。
他には手札事故を起こした際はデッキの性質上始動カードである「ヌメロン・ネットワーク」かそれをサーチできるカードが引けなければ大したことが出来なくなるという弱点もあるが、それも基本的にデッキ構築で事故率を限界まで抑えることは可能なので弱点といえるのかは微妙。
マスターデュエルの環境で暴れているのはやはり、ギミックが単純かつ余程の事が無い限り勝てるという手軽さ故に、初心者から上級者まで幅広く使われているが故だろう。