ウェンレラ

うぇんれら

アイヌの伝承に登場する風の魔物。

概要

アイヌが伝承する風の魔物で、名前は「悪い風」を意味する。

旋風のような小さな竜巻はこの魔物の仕業であるとされ、アイヌは畑で遭遇したときには鎌を投げつけた。

そうすると風は収まり、鎌にはべったりと血が付いていたという。

この話しはアイヌ文化研究家である萱野茂著の『カムイユカラと昔話』で紹介されており、『おれの二風谷』においても出身地である沙流郡平取町でも伝わっていたことが語られる。

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