概要
英雄アイヌラックルが戦ったといわれる魔神の名前で、これで一柱の魔神らしい。
ただ、アイヌの神話は口伝のため地域により呼称が一定しておらず、もっとも長いレベルの伝承では「モシレチクチク・コタネチクチク・モシレアシタ・コタネアシタ」などという非常に長い呼称もあるようだ。繰り返すが、これで一柱の魔神である。
伝承によれば、小山のような巨体に岩の鎧を纏っており、片方の目は満月のように巨大で剥き出しになっており、もう片方の目は豆粒のように小さいとされている。
後の時代の創作におけるモシレチク・コタネチク
『大神』
『大神』では、モデルとなったアイヌ神話にちなみ、''モシレチク''と''コタネチク''の二柱で一組のボスキャラクター「双魔神」として登場。
『ニャンコロカムイ』
『ニャンコロカムイ』に登場するキャラ。伝承の通りに左右の目の大きさが違い、語尾に「チク」とつけて話す。あまりに長ったらしい名前なので、ポイニャウンペからは「モ」の一文字で呼ばれている。