イソポトノ

いそぽとの

アイヌの伝承に伝わる巨大ウサギ。

概要

イセポノトとも呼ばれるアイヌの伝承に伝わる巨大ウサギ。

アイヌ語で「イセポ」はウサギを、「トノ」は王、若しくは有力者を意味しており、足は大きく、足跡は寒輪(かんじき)程もあったとされる。

また北海道の千歳市にあったオサツコタン(長都集落)では、ポロヌムリ(馬追山)に棲んでいたとされ、人々はイソポノトとその棲み処であるポロヌムリを崇拝し、酒を備えていたという。

尚、長沼町ではイソポノトは鬼の殿様であるとも考えられており、白馬に乗って悪事を働く者を退治するともいわれている。

関連タグ

アイヌ神話