概要
アイヌの英雄ポイヤウンペのユーカラ(叙事詩)に登場する、両肩に口が有るという異形の者。
ポイヤウンペが北方にある怪人の国を征服するために攻め入った際に、肩に眼があるクウケェシュキ、足の指の頭に眼があるウレペッシュキと一緒にポイヤウンペの助太刀をしたといわれている。
ちなみに、クウケェパロという名は誤記の可能性があり、本来は肩の口という意味でクケウパロ(Kukewparo)という名だった可能性が高い。
クウケェシュキは肩の目という意味でクケウシキ(Kukewsiki)、ウレペッシュキは足指の目という意味でウレペッシキ(Urepetsiki)だったと思われる。