アツカムイ
0
あつかむい
アイヌ神話に登場する、モモンガを顕現体とするカムイ。
アイヌの伝承に伝わるエゾモモンガを顕現体とするカムイの1柱。
その名は“多く産むカムイ”という名で、その名の通り多産を司るカムイである。
嘗てアイヌの人々はモモンガを鳥の一種で、一度の出産で30匹以上子供を産む(実際には三~五匹)と考えており、その為、アイヌでは夫婦になかなか子供が授からない場合は、夫がモモンガの肉を妻に食べさせ、その多産の力を取り込んで子供を授かろうとする習慣があったとされる。
ただしもし妻が食べたのがモモンガの肉だとバレたり知ってしまった場合、子宝どころか、二度と子供を産めない体になってしまう為、モモンガの肉を食べさせる場合には他の鶏肉と混ぜるなどして、妻に其れがモモンガの肉だとバレない様に注意しなければならないという。
関連記事
親記事
子記事
兄弟記事
コメント
コメントが未記入です