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概要編集

樺太に住んでいるアイヌ民族の伝承に伝わる怪鳥(妖怪)。


その名は“松明をかざすお化け”を意味しており、夜中に松明を持って横行し、道中や道行く日千蒲戸を惑わし様々な怪異をもたらすとされる。


その正体は性悪なワタリガラスで、ある村の村長が、用事で樺太東海岸北部のコタンケシという村を訪れた帰りの夜道でこれに遭遇し、妖怪の持つ松明によって、夜なのに周囲が昼間のように明るかった。


その話を聞いたコタンケシの村長は、それを確かめるべく夜道に出かけると、背後にペンタチコロオヤシが現れたので、持っていた刀で刺し殺すが、それと同時に村長も気を失ってしまう。


やがて気が付いた村長は村へと戻り、翌朝に村の者たちが死体を確かめに行くと、正体を現したペンタチコロオヤシが横たわっていたという。


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