概要
こんな見た目だがタガメやミズカマキリ同様カメムシの仲間であり、カメムシ目に属す。だがくさい臭いは出さず、むしろ甘い香りがするので「飴ンボ」だという説も。ちなみに中身はスカスカ。
※漢字では水馬・水黽・飴坊などと書く
昆虫なのでちゃんと6本足だが、前脚が短くて中脚・後脚は胴体をはるかに上回る長さを持ち、4本足に見える。この脚の先には繊毛が生えており、その表面張力で水に浮くのだ。そのため、石鹸水などの界面活性剤の入った水に入ると表面張力が働かなくなり、溺れてしまう。
また、水面に浮かんでいる時に水を浴びると沈んでしまうらしく、雨が降っている時は上陸するらしい。
なおセミやカメムシと同じく口は尖っており、ここから消化液を突き刺して水面に浮かぶ生物の死肉を溶かし、ジュース状にして飲む習性を持つ。おお、こわいこわい。
背中には翅が生えており、これで飛行する。水たまりなどにも浮かんでいるのはそのため。
また交尾はあくまで自分に見合うオスとしかやる事はなく、対象外のオスに対してはシャッター(わかりやすく言えば貞操帯)を閉めて交尾できない状態になるという。
ちなみに忍者の使う水蜘蛛とはこのアメンボを指し、水中で生活する蜘蛛であるミズグモの事ではない。
関連項目