トンボの幼虫。水中で生活する水生昆虫であり、伸びる下あご(下唇)で小魚やオタマジャクシなどを捕食する。
名前の由来は「ヤンマの子」から。漢字および中国語名は「水蠆」と書く。英語は「naiad」(ナイアード)と呼ぶ。
いわゆる普通のトンボ(不均翅亜目)のヤゴは丈夫な体型で、鰓は露出せず直腸の内壁に生えている。そこから水を出すことでロケット噴射のように水中を移動するため、泳ぐよりも歩く方が得意。
一方、イトトンボ(均翅亜目)のヤゴはスレンダーな体型で、末端から3本の長い鰓が伸びる。長い脚で歩くが、全身をくねらせて泳ぐこともある。ミナミカワトンボ科の場合はカゲロウの幼虫のように、腹部の下にも細い鰓が並んでいる。
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